日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

40年以上が経過した茶畑の改植を考える

おはようございます。

昨日の川根町上河内地区は雲が多め。週間天気予報を見ても天気が崩れそうな予報が出ているので、このような天気が続くのかな…と思ってしまいますね。

 

しかし、曇っていても蒸し暑さは一切ありません。

日中でも肌寒さを感じる事もありますね。すでに秋本番の陽気となっているこの頃です。

 

また晴れ間をしっかりと活かして本格的な秋や冬の準備をしたいと思います!

 

40年以上が経過

度々投稿するこちらの茶畑。

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傾斜地の茶畑は等高線に合わせてつくるのが基本ですが、こちらの畑は等高線に対して縦につくってあります!

そのため「縦畝:たてうね」と呼んでいますね(^^)/

 

平坦な場所では無いのですが比較的傾斜が緩いため、縦方向でも作業に問題はほとんどありません。

 

そんな縦畝の畑は植え付けからすでに40年以上が経過しています。

お茶の木は植え付けてから数十年単位で育てるのですが、永遠に育て続ける訳ではありません。

 

ある程度年数が経過して来ると木が弱ってしまい良い芽が収穫出来なくなってしまうのです。

そのため40年程度で改植を考えるようになりますね。

 

こちらの畑も本来なら改植すべき時期になっています。

 

ただし、芽の状態などは悪くありません。

そのため、来年中切り作業を行い5年程度は育てるつもりでいます。

 

品種などを考えて行きたい

お茶の木を植え付けると40年程度は育て続けます。

植え付け後すぐに収穫が出来る訳ではありませんし、収穫量などが安定するのにも時間が必要です。

 

そのため、栽培するお茶の品種や茶畑の形などをしっかり考えた上で改植を行う必要がありますね(^^)/

 

特徴のある様々な品種が生まれていますし、今後も発表されるでしょう。

しかし、やぶきたの安定感も捨てがたい…。

 

直ちに改植を行うわけでは無いのですが、育てる品種は時間をかけて決めたいです!

 

また乗用型の機械などを導入する場合に備えて茶畑の形なども考えて行きたいですね。

毎年繰り返しているコスモスの生育

おはようございます。

 

昨日は久しぶりに1日を通して天気が崩れました。

まとまった雨が降るのは本当に久しぶりですね。夏場や梅雨時期は雨が続くこともありましたが、最近は晴れの日が続いていたため少し乾燥気味でした。

 

今回の雨は植物の生育にとっても良いものになってくれると思います(^^)/

 

秋の終わり

コスモスの花が咲き終わり徐々に種が出来始めたこの頃。

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実はこのコスモスは育てている訳ではありません。

 

毎年初夏を過ぎると芽が出始め夏にかけて生育。秋になると花を咲かせ種を実らせます。

その種が地面に落ち翌年再び生育を始める…。この繰り返しです(^^;)

 

コスモスの他にマリーゴールドも同じように生育しています!

 

秋の代表格コスモスの花が終わる季節になりましたし、天気予報を見ても時期的に考えても今後は気温が下がります。

紅葉はもう少し先ですが、秋の終わりも少しずつ見え始めたように感じますね。

 

天敵を呼んでくれる

コスモスなどの花はただ景観が良いだけでなく、お茶の生育にとっても良い点があります。

 

お茶の木にもアブラムシが発生することがあるのですが、アブラムシを食べてくれる天敵を支えてくれる存在なのです!

 

アブラムシは比較的多くの天敵が存在している虫。

テントウムシがその代表格ですが、そのほかにもヒラタアブや寄生バチなどもいます。

 

ただし、ヒラタアブや寄生バチに関してはあまり有名ではないかもしれませんね。

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このヒラタアブはアブラムシの近くに卵を産み付け、孵化した幼虫がアブラムシを食べる事で育ちます。

 

当茶畑ではテントウムシ以上によく見かける虫で、お茶の木をアブラムシから守ってくれる重要な存在です。

 

そんなヒラタアブは成虫になるとアブラムシは食べず、花の花粉などを食べるようになります。

 

そう!

コスモスなどの花が咲いているとヒラタアブの成虫にとってもメリットがあるのです(^^)/

 

花がある

花粉を食べにくる

アブラムシを発見、卵を産み付ける

幼虫がアブラムシを食べる

アブラムシから作物を守れる

 

花の存在はこのような流れで作物を守ることに繋がるのです。

特にアブラムシが発生しやすくなる春は何らかの花を咲かせる植物があると、ヒラタアブがやって来やすくなるかもしれませんね!

草削り導入! 作業は楽にそして早く

おはようございます。

上河内地区では昨日の夕方に激しい雨が降り、今朝にかけて降ったり止んだりの状態となっています。

 

この頃の日中は汗ばむ陽気となることが多かったですが、今回の雨で季節が一段と進みそうですね。

寒くなる予報も出ているので、いつも以上に体調に気を付けたいと思います。

 

草削り購入

今回の草取りから草削りを導入しました(^^)/

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持ち手の先端に角度の付いた刃があり、草をガリガリ削るようにして草を取り除きます。

 

根っこが残ってしまうと再度芽が出てくることがあるので、なるべく根っこも取り除くようにするのですが、その点も楽に行えるのが良いですね。

柄も長く、鍬よりも圧倒的に軽いので体への負担も少なくなりました。

 

作業は楽に行えるようになり、手だけで取り除いたり鍬を使用する時よりも効率が良くなったので、非常に良い買い物が出来たと思っています(^^♪

 

今日は一日天気が崩れそうなので、秋の作業の取りまとめなどを行いたいと思います。

ただひたすらに草取り

おはようございます。

上河内地区は今日も晴れた朝を迎えました。

 

気温は少し高め。昨日の日中も気温が上昇し、少し季節外れの暖かさ感がありますね。

 

しかし、今週末くらいから気温が一気に下がりそうな予報となっています。

また今日くらいから天気も徐々に崩れそうです。

 

少し汗ばむ陽気が一変していきそうなので、寒暖差には注意したいと思います。

 

春に古くなったこたつ布団を処分したので、暖房器具の準備も進めたいところですね。

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草取り実施中

この頃の暑さや強い日射しは草取りをするには有難いですね。

 

根っこに付いた土を払いやすいですし、取った草を放置しても根がすぐに乾燥して萎れ始めるので、再び根付く可能性も低くなるでしょう。

 

天気が崩れている時は取った草が枯れずに根付く事もあるため厄介です。

また種が付いている場合も同様ですね。

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これからの時期は草も種をたくさん付けるようになります。

この時期に丁寧に草取りを行えば、翌年生えてくる草の量を多少なりとも減らせますね。

 

また草が生えているとシカなどの動物がそれを食べにやって来ることがあります。

結果としてお茶の木の枝を折られたり、場合によってはお茶の葉も食べられてしまう事もあるため、冬の間は畑に草をなるべく生やしたくありません!

 

もちろん、これだけで被害を回避することは出来ません。

が、やらないよりは試してみるべきだと思うので、より丁寧に草取りをしたいですね。

化粧刈りは終了! あとは待つのが主な仕事に

おはようございます。

 

今日の上河内地区は朝から晴れ!

昨日は朝から昼前にかけて曇り空で弱い雨も降っていたため、秋らしい一日を楽しめそうです。

 

作業も一段落したため、布団などを干したりもしたいですね(^^;)

 

化粧刈り終了

先日土曜日で化粧刈り作業も終了しました。

 

これで一番茶の収穫までにお茶の木を刈り込む作業は全て終了です

(場合によっては春先に化粧刈りを行う事もありますが、天候や野生動物の影響次第となります)

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ピシッとそろった茶畑。

あと6カ月ほどすると一番茶の芽が伸び、徐々に黄緑色の茶畑へ変化していきますね。

 

春先に肥料まきを行ったり、銅剤を使用した赤焼病の防除や草取り・草入れなどの作業もありますが、あとは芽の生育を待つのが主な仕事です。

 

一番茶の収穫までに最低限行う必要のある作業はナラシ作業・化粧刈り作業までとなります。

とは言え、肥料まきや防除などの作業も欠かせませんが…。

 

お茶の生育状況や天候を考えながら

お茶の木がより生長しやすい環境を整えること

これが一番茶の収穫までに行う主な作業、心持ちになります。

秋は夕暮れ…を実感中

今日は暑かった!!

この時期としては珍しく30℃まで気温が上昇しましたね。

 

27℃程度までは上がることがあるのですが、30℃になるのは本当に珍しいことだと思います。

この頃は寒さを感じる日も増えてきていたため今日の暑さは体に堪えました。

 

しかし、10月も中旬になると気温が一段と下がる傾向があります。

そろそろ暖房の準備も始める時期であるため、昼夜だけでなく日毎の寒暖差にも注意して過ごしたいと思います。

 

秋は夕暮れ

飲むだけじゃないお茶の魅力。

茶畑が広がる光景はゆっくりと眺めるのにちょうどいいです。

 

もちろん田んぼなどの他の農地もそれぞれ魅力ですね!

 

季節や時間帯によっても雰囲気は変わりますし、作物の種類そして生育段階で見える景色は一変していきます。

田んぼであれば初夏は田植え、夏は生い茂る緑色、秋は収穫間近の稲穂。作物の生育する光景も面白いですし、そこで働く人や機械があるのも味わい深いと思っています(^^)/

 

ちなみにこの頃の茶畑は夕暮れ時が良いですね。

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「秋は夕暮れ…」

を実感しています。

 

ただし、野生動物が怖いので暗くなる前には帰りますが…(^^;)

 

この頃の茶畑は秋冬番茶の収穫、あるいはナラシ作業により濃い緑色で刈り整えられた状態となってきています。

 

夏の盛んに芽が伸びる状態とは違った落ち着いた雰囲気を楽しめる時期であり、気温もちょうど良いくらいなのでゆっくりしたくなりますね。

茶畑で感じる秋のひと時

先週土曜日から始めた化粧刈り作業は最終盤へ。

少しずつ疲れが溜まってきた感はありますね(^^;)

 

しかし、こまめに休憩も取りながら進めているためそれほど辛くはありません。

 

少しずつ美しくなっていく茶畑…。

少しずつ2022年の一番茶シーズンを迎える準備が出来ている事にやりがいを感じています(^^)/

 

秋は過ごしやすい季節なのでその点も有難いですね。

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コスモスの花は種が目立ち始めました。

見頃はもう間もなく終わりとなりそうです。

 

朝の茶畑や草むらは、朝露でびっしょりと濡れた状態。

日が昇るにつれて露が乾いてくると虫たちも活発に動き始めます。

 

カマキリなどはお茶の木の表面にいる事も多く、彼らを逃しながら作業を進めるのはこの時期のあるあるになります。

 

また小さな虫が飛び始めると、それを狙ってトンボたちも狩りを始めるようです。

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目の前でクイクイ動く姿はなかなか面白いですね。

 

今日も秋らしさを感じるひとときを感じながら、お茶の木の管理を進めて行きたいと思います。