日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

コタツ×ミカン×お茶

おはようございます。

昨日は夜の間曇っていたこともあり冷え込みが比較的穏やかでしたが、今朝はグッと冷え込んでいます。

 

先週までは比較的暖かい日が続いていましたが、今後は最低気温は一けた台となり冬らしさも増していきそうです。

 

そんな冬本番へ向かい季節が進むこの頃、冬らしさを感じることを始めました。

 

地元のミカンで

島田市街から川根方面へ向かう道は主に二つ。

国道473号線か県道64号線になりますね。ただし国道はカーブがよりきつく、一部道幅が狭くなっている所があるので、県道の方が圧倒的に走りやすいですね。

 

またこの時期には県道沿いに楽しみもあります。

県道64号線沿いには「神座」という地域があり、道沿いにミカンの無人販売がいくつか並んでいるのです。

 

一袋200円と手ごろな価格なので、お気に入りのお店を決めて度々購入していますね(^^♪

 

鮮やかに色付いたミカンが並ぶようになり、晩秋そして冬ならではの光景が見れるようになりました。

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すでにコタツは出している状態。

ミカンも美味しい季節となり、お茶をゆっくり楽しむのも良いですね!

 

タツ×ミカン×お茶

という冬ならではの心地よい空間を始めたこの頃です。

 

なおもう少し寒くなるとコタツアイスも美味しく感じる季節になりますね。

光を無駄にしないようにしている葉っぱが面白い!

おはようございます。

昨日は午前中を中心にまとまった雨に。お昼頃になっても弱い雨が降り、天気が回復したのは夕方以降になりましたね。

 

今回の雨は雨量的にもそれなりにあったのか、川の水も少しですが増加してくれました。

生活用水の心配もしばらくせずに済みそうです(^^;)

 

多様な葉の形

植物にとって光合成は欠かせない現象です。

そのため光合成を効率よく行うかが重要になるでしょう。

 

しかし、植物の種類によって草丈や葉の形などは大きく異なっています。

そのような違いがあれど、光合成をより効率よく行えるようにしている姿が非常に面白く感じますね(^^)/

 

以前撮影した写真になりますが、まずはこちら。

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カボチャのツルを上から撮影したものになります。

葉っぱが互い違いに伸びてきているのが分かりますね。葉を横へ広げて上から降り注ぐ太陽の光をしっかりと受け止めようとしている様に感じられます。

 

続いてこちら。

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こちらはサトイモの写真になります。

カボチャなどの野菜と違い、同じような位置から茎が伸び葉を広げていますね。

 

葉っぱ1枚が大きく、どこから見ても緑色の葉っぱが見れるのも面白いです!

朝日も夕日も、上から降り注ぐ昼間の日もしっかりと受け止める事が出来るでしょう。

 

その一方で、このように隙間がある葉っぱも…。

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この植物はコンニャクになりますが、コンニャクにとってはこの形の葉が良いのでしょうね!

 

このように植物によって葉の在り方は大きく違っています。

その違いが面白いと思った2021年夏の家庭菜園でした(^^;)

ニョキっとキノコが伸びゆく茶畑

おはようございます。

昨夜遅くから雨が降り出し、6時以降本降りとなっている川根町上河内地区です。

 

雨が降る日はありましたが、ここまでしっかりと降ってくれるのは久しぶりのこと!

土は湿っている状態ですが、川の水が減少し生活用水に影響が出ないか心配だったので有難い雨です(^^)/

 

またタマネギも植え付けしたばかりなので根を活着させる雨になってくれる事でしょう。

 

夏場は雨が続くことが多く晴れの日が待ち遠しくなる事もありましたが、冬は降らない日が続くので雨の有難みを感じる季節になります。

 

今後の予定とキノコ発見

これから11月中旬頃にかけて草取りを重点的に行います!

秋という事もあり一部の草は種が落ちる季節。そして夏草が終わり冬草へと移り変わるタイミングでもあるため、丁寧に草取りを行うと来年以降の草取りが少しは楽になるかな…と思っています。

 

また11月下旬頃には敷き草作業も行いたいです!

敷き草には草を生えにくくする効果もあるのですが、隙間などから草が生えてくると取り除くのが面倒だったりします。

 

そのため敷き草作業の前に丁寧に草取りを行いますが、これは敷き草をした後の管理作業を少しでも楽にしたい狙いがあるのです(^^;)

 

そんな思いを抱きつつ草取りをしていますが、お茶の木の畝間からニョキっとキノコが生えている光景も目にします。

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畝間にはお茶の木の管理作業で刈り落とした枝葉が大量に積もっています。

そのため雑木林の地面のように、有機物を分解する菌類(微生物)が多様な環境が出来ているのです。

 

なのでキノコや菌糸の塊を見かけることがあるのでしょう!

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気温が低下する冬になると土の微生物の活動は穏やかになるとされています。

 

しかし、寒さに強い一部の菌類は活発に動き白い菌糸の塊を作り出すこともあります。春になれば再び活発に働くようになり、刈り落とした枝葉は腐植へと変化してしまいますね。

 

現在のお茶の木の畝間は9月下旬のナラシ作業で刈り落とした枝葉で覆われています。葉の形が保たれているので空気の層がしっかりとでき、冬の冷え込みから土や根っこを保ってくれる効果もありますね。

 

ただ、初夏の頃になると分解され形が崩れてしまうことになるのです。

 

有機物を分解する菌類や微生物。

彼らの存在も豊かな茶園、良いお茶づくりに欠かせないものとなりますね(^^)/

秋のDIY トタン屋根のペンキ塗り

おはようございます。

昨日の上河内地区は午前中を中心に曇り空が広がりました。午後からは天気が回復しましたが、空模様からも寒さを感じた一日でしたね。

 

そして島田から川根方面へ向かう道はいつも以上に混雑。

秋の紅葉シーズンなので行楽客の方が増えつつあるのだと思います。交通量が多くなると比例するように危険な運転を見かける事も増えます。

 

センターラインを割ってくるような車、カーブで大きく膨らむ車などなど。

運転していて危険を感じる事が増えるので、行楽シーズンの土日はなるべく外出しない。出掛ける場合はいつも以上に安全運転を心掛けたいと思います。

 

川根の紅葉はこれからが見頃となります。お出かけの際は安全運転でお越しください。

 

屋根のペンキ塗り

お茶の仕事が一段落そして秋の過ごしやすい気候を活用して、この頃はトタン屋根のペンキ塗りを少しずつ進めています。

 

今では主に農機具など置いたり、車庫として利用しているトタン屋根の建物。昔はお茶を揉んでいた場所になります。

 

屋根がトタンなので一定期間ごと経過するとペンキが剥げ始め、さびも出てきてしまいますね。

そのため数年から10年程度の間隔でペンキを塗る作業を行っているのです。

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ちなみに現在塗っているのは縁あっていただいた錆止めの塗料になります。

この上から青色のトタン用のペンキも塗って行きたいところですね。

 

他にも色の種類がありますが、何故かトタン屋根の塗料としては青色の物を使用することが多いです。

多少長持ちするなどのメリットがあるのかもしれませんね。

 

安全第一で

屋根の上での作業となるので安全第一で!

特に朝露で濡れた状態のトタン屋根はすごく滑ります。なので屋根に上るのは露が完全に乾いてからにしています。

 

この時期ですと10時過ぎにならないと直射日光が当たり始めません。そのため、屋根が完全に乾くのは11時頃になるでしょうか。

そして午後3時を過ぎると山に太陽が隠れ始めます。

 

さらに冬になると梅雨が霜に変わり、屋根が乾くまでに時間がかかります。一切太陽が当たらない場所もあるので一日中湿っていることもあるでしょう。

対して夏は暑くなり過ぎるので出来れば避けたいところ…。

 

そのため、トタン屋根のペンキ塗りは秋と春の日中に限り進めるようにしています。

 

決して急いで行う必要はないので、余裕のある時を狙ってちょくちょくと進めたいと思います!

秋の休日は展示会にGO

おはようございます。

10月下旬は暖かな日が続いていましたが、この頃になって11月らしい気温になっている川根町上河内地区です。

 

日中でも肌寒さを感じる事がありますが、時期的に考えれば当たり前のこと。

朝は寒さで目が覚める事もありますが、その分紅葉が鮮やかになってくれると嬉しいですね!

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そんな秋のひと時。

昨日は農作業はお休みにして、お茶の機械を製造している企業の展示会に行ってきました。

 

毎年この時期になるとお茶を揉む機械を製造している企業やお茶畑の手入れで使用する機械を製造している企業が展示会を行います。

今回は数年ぶりに『落合刃物工業』さんの展示会に行ってみる事にしました!

 

落合刃物工業さんはお茶の木の手入れで使用する機械を主に製造している企業です。

我が家で使用している機械は全て落合刃物工業さんの物ですね。収穫する機械からナラシ作業を行う機械、土を耕す機械などお茶畑で使用する専門の機械を造ってくれています!

 

機械や道具なしでは茶畑の管理が出来ないので、我々にとって欠かせない企業さんです。

 

ちなみに今回の展示会の目当ては乗用型の機械。

今使用しているのは可搬型という手で持って使う機械になります。対して乗用型は機械に乗った状態で作業が行えますね。

 

乗用型であれば最低1人で作業が行えますし体への負担も減らせます。なので将来的には乗用型の機械を導入したいと思っているところです。

 

しかし、値段が非常に高いですし上河内地区では傾斜地での使用となるため、しっかりと時間をかけて検討する必要がありますね。

5年くらいを目途にして乗用型の機械の導入を考えたいと思います。

今年は『ソニック』を主に! タマネギの植え付け

おはようございます。

今朝の川根町上河内地区は曇り空。気温も低く寒さをより感じる朝を迎えています。

 

来週にかけて天気が崩れる日も予報されていますが、この頃は雨量が少ないため雨が降るのが待ち遠しくもあります。

 

しかし、明日は天気が良さそうな予報。

さらに大井川の上流部(井川など)では紅葉の見ごろを迎えているようです。

 

行楽には最適なシーズンになりつつありますね。

 

病気の予防を第一に

ちょうど秋冬野菜の種まきや植え付けを行う季節。

今植え付けを行う代表的な野菜といえば「タマネギ」でしょう!

 

様々な料理に使用できるだけでなく、多様な品種があり保存も出来る優秀な野菜。家庭菜園を行うのであれば是非作りたくなる野菜ですね。

 

近年は収穫時期に長雨になることが多く、病気が発生し収穫出来なかったり保存中にダメになってしまうことも(>_<)

 

しかし早生系の品種は安定して収穫を行えたので、今年は早生品種で保存も出来るソニックという品種を主に育ててみる事にしました!

 

ソニック150本・ターザン50本

今年のタマネギ栽培は病気の予防を考慮して、収穫が早く比較的作りやすい『ソニック』という品種を主に作ってみる事にしました。

またその他におススメされた新品種の『ターザン』という品種(中生)にも挑戦してみます!

 

ソニックは計150本分、ターザンは50本分購入し植え付けました。

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早生品種である『ソニック』主体にしたのは、今までのタマネギ栽培で安定した収穫があったことが決め手ですが茶農家ならではの事情もあります。

 

中生の品種や晩生の品種だと、お茶の収穫や管理作業で忙しくなってしまうため適切な管理などが行えません。

しかし早生品種であれば、一番茶の収穫時期に入る前に何とか収穫出来ます。

 

お茶の収穫時期は何かと忙しく家庭菜園に力を入れられないので、収穫時期が被らないのは有難いです。

 

良い苗でした

タマネギは種から育てることも出来ますが、規模が小さければ苗を購入する方が楽です。

 

種からの栽培は面白いですが、上手く苗を作る事が出来ないとその後の生育にも影響が出てしまいます。

種からの栽培にも挑戦していますが、苗の方も購入し育てるようにしていますね(^^;)

 

良い苗を手に入れる事が出来ればその後の生育も良いので、行きつけのお店などで購入しています。

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左がターザン、右がソニックの苗になります。

太さもちょうど良いですし、何より葉がしっかりとしていますね(^^)/

 

苗の姿を見るだけでもワクワクしてきます!

 

収穫までは約半年。

タマネギらしさが出てくるのも4・5カ月先の事になるので、栽培期間としては比較的長い野菜になるでしょう。

 

それほど手がかかる野菜では無いので、生長するのをゆっくりと楽しみたいと思います!

山林の見回り

おはようございます。

秋らしい気持ちの良い青空が広がっている川根町上河内地区です。

 

天気が良いだけでなく日中は気温も高めなのでとても過ごしやすいですね(^^♪

 

しかし、週末からは天気が下り坂の予報に…。

気温も下がりそうなので寒暖差に注意するとともに、良い天気を活かして過ごしたいと思います!

 

山林の見回り

現在、お茶の生産が主な事業になっていますが山林も管理をしています。

 

もともと林業(木材・炭・キノコ)や養蚕、そして茶業が盛んに行われていた地域なので、昔からの産業が今も行われている形になりますね。

時代の変化と共に養蚕業をやめ、お茶づくりを拡大。そして今に至るようです。

 

養蚕や林業、そして茶業は明治時代や大正時代の日本を感じさせる代表的な産業。養蚕は話で聞くだけなので非常に興味深いですね!

 

そして林業は何世代にもわたって思いが引き継がれる産業だと思っています。

 

林業でお金になるのは基本的に木を伐採した時のみ。

自分だけが儲かりたいなら伐採で終わりにするのが一番良いのですが、次世代のために再度木を植え付け、草刈りや枝打ちを行い山林を管理していきます。

 

これらの作業はお金がかかる一方。

しかし、次やその次の世代のために…と丁寧に管理してくれているのです!

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こちらの山林は間伐を委託してやってもらいました。

より明るくなり、良い山になってくれることでしょう!

 

この木々を伐採しお金に換金するのはまだまだ先のこと。

私の代ではなく、早くてもその次の世代の方たちになると思います。

 

林業に関して私が出来る事はまだまだ少ないので、しっかりと勉強していきたいですね。