日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ぷっくりと膨らんでいる新芽

2021年も残り僅かに。

昨日は久しぶりに友人と会い楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 

ただ、今日からは年末年始休みで道路も混雑してきます。車を運転しているとヒヤッとする瞬間も増えるので、外出は控えめで過ごしたいですね。

 

茶畑周辺の獣害対策などもしていきたいと思います。

 

2022年の新茶になります

現在のお茶の木は休眠真っ只中。

休眠から目覚めるのは気温の上昇がきっかけとなります。地域によって違いはありますが、この辺りですと3月以降になるでしょうか。

 

まずは地下で根っこの生育が始まり、養水分をしっかりと吸収するようになります。

 

さらに気温が上がって来ると徐々に芽が膨らみ始め萌芽が始まるのです。

 

ただ、今の状態でも芽は膨らんでいます。

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この状態で冬を越し、春になると再び膨らみ始め力強く芽を伸ばしていくのです(^^♪

 

芽がぷっくりと膨らんでいる姿を見るととても嬉しくなりますね。

一番茶の収穫まで乗り越える必要のある壁はまだありますが収穫が非常に待ち遠しいです。

 

収穫は約5か月後。秋のナラシ時から考えると確実に近付いてきましたが、まだまだ先は長いです。

とある早朝の茶畑

おはようございます。

昨日の朝は雪化粧した景色に驚きましたが、実は最低気温は0℃と少し高めでしたね。一昨日は-4℃、今朝はー3℃だったので、それと比べても高めでしょう。

 

やはり空を雲が覆っているかが気温低下に重要なカギを握っているのだと思います。

 

晴れた状態で風も穏やかだと放射冷却により夜の間に気温が一気に下がります。日中は曇っている方が寒いですが夜に関しては逆になるのです!

 

一昨日と今朝にかけては晴天。

昨日は若干曇っていたので、その天候の違いが最低気温に影響したのだと思います。

 

とある早朝の茶畑

すでに冬至を過ぎているので、今後は少しずつ昼の時間が伸びていきます。

とは言え、まだまだ実感できるような変化はありませんね。朝日が昇ってくる時間は遅いですし、夕方に日が暮れるのは早いです。

 

気温が低い事もあり、太陽の光がとても有難く感じる季節でもあります。

 

個人的には特に早朝の変化が好きですね。

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キンキンに冷えた空気に包まれながら見る、徐々に太陽が山々を照らしていくひと時は一日の始まりを実感させます。

比較的風も穏やかなので防寒対策をしっかり行えば快適に過ごせます。

 

 

すでに冷え込みが厳しい状態で迎える年末年始。

年越し寒波もやって来るという事で気温の低下などには十分に注意しつつ、燃料も十分に確保した状態で年越ししたいと思います。

雪化粧した朝

おはようございます。

全国的に強い寒波に見舞われているこの頃。各地で大雪となっていますね。

 

そんな中、静岡県は沖縄などの諸島部を除くと全国的に暖かな場所になるでしょう。

気温の数字的には高めで確かに暖かいですが、乾燥した冷たい風が強く吹くため体感的にはやはり寒いですね。

 

そして今朝は珍しく雪化粧していました。

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多分風花程度の雪が融けずに残ったのだと思います。

気温的には雪が降ってもおかしくないのですが、静岡県の中部や西部は山脈のお陰で雪雲が届かないため雪が降りにくい地域です。

 

しかし、強い風に流されて一部の雪雲が流れてきたり雪が飛んできたことで雪化粧したのでしょう。

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僅かに積もった雪も塩カルのお陰で融けつつありますね。

 

雪には慣れていないので車を運転する時はいつも以上に注意したいと思います。

年末恒例お餅つき

おはようございます。

クリスマスがあった週末も終わり、これからは年越しへ向けて一気に雰囲気が変化していきますね。

 

テレビは年末特番。様々なお店も年末や年始に向けて動いているように感じます。

 

そんな年末年始感が増しているこの頃ですが、昨日我が家では年末恒例お餅つきを行いました(^^)/

 

お餅つき

お正月に備えたりお雑煮などで食べるお餅は年末に自分たちでつくようにしています。

30日頃に行うことが多いのですが、まあゆっくり過ごしたい気持ちもありますし、今年は少し早めに行う事にしました(^^;)

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熱源はガスの方が楽なのですが、足りなかったので今年も薪で…。機械は使用せず木の臼と杵でえっちらおっちらもち米をつきます!

 

もち米の総量は15㎏、それを5回に分けて行います。杵が普通の物より重いのでなかなかキツイです。

しかし、しっかりと粘るお餅を作ることが出来るので、キツイ思いをする見返りは十分にあります(^^♪

 

これで年越しをするための最も大きなお仕事は終了。2022年を迎えるための準備は整いつつあります。

 

ただ今日あたりから腕や肩などが筋肉痛になりそうですね。

寒波襲来

強い寒波が襲来。

このブログを書いているのは16時頃ですが、時々吹く風はキンキンに冷えていますし、白い物も空から舞ってきている状態です。

 

今朝の時点では特段寒いとは思えませんでしたが、お昼を過ぎた頃から一気に風が冷たくなったように感じます。

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お茶の木も急激に寒くなるとダメージを受ける事があります。

 

特に急激に寒くなる時は幹割れ(裂傷型凍害)が発生することがありますね。

これは寒くなりお茶の木の内部にある水分が凍結。水が凍ると膨張するため幹が割れてしまう事があるのです。

 

ただし、段階的に寒くなっていれば問題はないでしょう。

少しずつ寒さに強い状態になるため氷点下の気温にもしっかりと耐える事ができます!

 

水は0℃で凍りますが砂糖水や塩水などは凍らない…他の要因もありますが、このような現象がお茶の木の中でも起きる事で寒さに対して強くなるのです。

 

今年は少しずつ寒くなって来たので、すでに寒さに耐えられる状態となってくれていると思います。

とは言え、強い寒波がやって来ているという事なので心配になりますね。

 

今朝の冷え込みは思ったほどではありませんでしたが、今夜から明日にかけてはかなり冷え込みそうなので注意して過ごしたいと思います。

メリークリスマス!

メリークリスマス!

 

そして2021年も残り1週間となりました。

明日は餅つきを行う予定ですし、新しい年を迎えるための準備も進めています。

 

今年も色々ありましたが、振り返りはまた後日。

今日はクリスマスなので、今まで撮影してきた写真の中から白くなった茶畑を投稿したいと思います。

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茶畑が白くなるのは霜が降りた時と雪が降る時。

雪は滅多に降らないですし降ったとしても積もらない事がほとんどなので、雪で白くなる茶畑は珍しいですね。

 

地域によっては雪が降り積もる所もありますが、静岡県の中部や西部は山脈(南アルプス中央アルプスなど)に遮られ雪雲が届かないため雪があまり降りません。

非常に強い寒気の時は雪雲が流れてくる事もありますし、南岸低気圧に寒気が合わさると雪になりますが、どちらも珍しい事になりますね。

 

クリスマス寒波や年末寒波はそれなりに厳しいものとなりそうなので、影響が出ない事を願うのみです。

集落部に日が当たり始めるまで

おはようございます。

昨日は若干雲が広がっていたこともあり冷え込みは比較的穏やかな朝でした。久しぶりに霜も降りなかったですね。

 

今朝に関しては霜が降りているため昨日より冷え込んでいます。

ただ、一昨日くらいまでの霜と比べるとそれほどキツくはありません。

 

そして週末に控えているのはクリスマス寒波*1

数年に一度レベルという話もあるので、影響が出ない事を願うのみです。

 

冬は日が当たりにくい

上河内地区は山と山に囲まれた谷底に集落があり、少し標高の高い位置に茶畑が広がっています。

 

いつも写真で投稿しているのは、茶畑から谷底(集落部)や西側にある八高山方向を見た物になりますね。

 

ただし集落部は川に沿って非常に狭い範囲で建物が並んでいます。

冬場は特に日が当たりにくく、写真を撮ると光の加減でそれほど目立たなくなってしまいますね。

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山に囲まれ、その谷底部分に集落部があるため、太陽の高度が低い冬はなかなか日が当たりません。

 

夏場であれば全く問題ないのですが、この時期であれば10時半を過ぎないと直接日が当たらないです(^^;)

 

そのため、場所によってはお昼頃まで霜が降りている所もありますし、日陰では地面が濡れたままになります。濡れた状態で夜を迎え再度凍ったり霜が降りたりするため、日に日に霜で滑りやすい路面になってしまいますね。

 

冬場の山間部は山に太陽が隠れてしまうためなかなか日が当たりません。

これは冬の山間部の大きなデメリットになると思いますが、日が当たり始めてからの暖かさがより有難くなります(^^)/

*1:+_+