日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ススキが覆い被さってきたので草刈り実施 そして敷き草も

こんばんは。

昨日に続き今日も非常に暑い1日となりました。手元の温度計で38℃を突破(周りが砂利な事もある)したので、非常に暑さが堪えましたね。

 

このブログを書いている19時時点では30℃を下回っていますが、夕方は風が吹いたとしてもブワッと蒸し暑さを感じたほどです。

明日も気温が高い予報となっていますし、暑さにある程度は慣れてきたとはいえ体温並みの気温となれば油断は出来ないので、より体調管理には注意して過ごしたいと思います。

 

部分的な草刈り実施

さすがに暑さが厳しいため、日中の気温が上がる時間帯は外で作業をすることは避けていますし、それ以外の時間であったとしても長くは活動できません。

これからしばらくの間は、1つの作業を毎日細々と進めて行く形になるのではないかと思います。

 

まず行ったのは部分的な草刈りです。お茶の木に生長したススキが覆いかぶさって来ている場所のみ草刈りを行いました。

この状態では風通しが悪くなり、伸びつつある三番茶芽に病気が発生しやすくなってしまいます。また作業時にススキをかき分けるような形となり、マダニに遭遇しやすくなり噛まれるリスクも高まるでしょう。

 

またススキが生長し過ぎてしまうと自重か何かで倒れてしまいます。

この状態では秋の草刈り作業がやりにくくなってしまうため、夏の早い時期に草刈りを行った方が良い場合もありますね。

ちなみに気温が高めなので、草刈りを行ったとしてもすぐに新しい葉が茂ってきます。草刈り作業も少し高い位置で行っているため、秋の草刈り時には同じような大きさにまで育っているのではないかと思います。

草刈りをするだけで、ずいぶんスッキリとした見た目になりますね。

 

少雨が心配

刈った草は敷き草としても利用できます。

秋の草刈りの時は一部の草に種が出来ている事もあるため、刈ったその場所でしっかりと乾燥させてから茶畑に敷いていきます。

ですが今回は青いままで…。種が出来るような状態では無いため、青刈りした物をすぐに敷いています。

今回の草刈りは部分的なもので利用できる草の量は僅か。部分的な敷き草となりました。

 

今のところ気温が高めの日が続いているため、今後は少雨にならないかより心配です。水は完全に雨任せなので、こればかりは雨が降るのを願うしかありませんね。

 

2・3年ほど前にも8月上旬頃からしばらく雨が降らない日が続いたのですが、その時の降らない期間は20日ほどだったと思います。これくらいの期間であれば十分耐えられると思いますが、気温が高く生育が盛んな時でもあるため1週間から10日に1回程度はたっぷりと雨が降って欲しいものです。

 

これからしばらくの間は気温と、雨がいつ降るかが気になる日々となりそうです(^^;)

順調に生長中の三番茶芽 葉層をしっかり確保できる見通しに

昨日は今シーズン一番の暑さとなりました。手元の温度計で36℃越え。やはりここまで気温が上がると何もしてなくても疲れるような感覚になりますね。

 

今日も気温が上がりましたががそこそこ吹いていたため、極端な暑さには感じませんでした。室内よりも屋外(日陰)の方が風通しが良いため、過ごしやすささえ感じますね。

 

その一方で最低気温は25℃を下回ります。熱帯夜にはまだなっていないので、夜はかなり過ごしやすいです。昨夜はエアコンを使用しましたが、未明になると外の方が涼しくなり目が覚めてしまったので、ここ最近はエアコンを使用するかどうかの調節が難しいと感じています。

 

順調に生長中

8月になりお茶の芽は上へと伸びる生長は一旦止まりつつあるように思います。

次は葉っぱが開いていくのですが、芽の下の方の葉から順次適度な大きさに育ってきていますね。芽数が少なすぎると一枚一枚が大きくなるのですが、全体的に見てスカスカな状態となります。

その一方で、葉が小さすぎると少雨など何らかの影響を受けたことが考えらるため、ほどほどの大きさが良いと思っています。

 

また秋のナラシ時点で葉っぱの層を最低5㎝は残したいのですが、この点も十分クリアできそうな状態で育ってくれています(^^)/

 

葉の層は薄すぎても厚すぎても良くありません。

薄すぎると太陽からの光をしっかりと利用できない可能性がありますし、蓄えられる栄養分の量も少なくなってしまいます。

 

逆に厚すぎると内部の方の葉っぱは光が当たらず光合成が行えません。養分を蓄える場所はたっぷりとあるのですが、同時に呼吸を行い養分を消費している一面もあるため、栄養分の消費量が多くなってしまうでしょう。

また風通しが悪くなってしまえば、病害虫を発生しやすくさせてしまう可能性もあります。

 

大体8㎝程度が一つの目安とされており、5㎝を下回ると生育に影響が発生。しかし10cmを超える必要はあまりないため、5㎝は最低のライン目標は7~8㎝です。

三番茶芽の長さだけでも8㎝程度はありそうなので、このまま葉が成熟(硬化)してくれれば葉層の確保はしっかりと出来るのではないかと思います。

 

とは言え、もし病気に感染していれば今後症状が出始める頃合いになります。症状が出始めてしまえばどのような対策をしても元には戻せないため挽回は出来ません。

防除はしているものの必ず防げるわけでは無いため、このままの状態で葉が充実してくれることを願うのみです。

役仕事の草刈り作業

こんばんは。

今日も良い天気、そして暑さも厳しい1日となりました。

 

そんな本日は地区の役仕事である草刈り(2回目)を実施。道端の草を刈ったり、土砂や落ち葉などを取り除く作業になりますね。

 

また川の壁面の草も刈ります。

石垣の隙間から出てきた草が大きくなり、道路に飛び出てくるようにもなります。

また大雨により川の水が増水した際はゴミ(木の枝など)が引っ掛かり何かしら影響が出てしまう事も考えられますね。

石積みであるため草などが生長すればするほど、石積みへの影響が出る可能性もあるでしょう。

 

普通の斜面の方は草などが生えていた方が頑丈になりますが、石垣などの壁になると話が変わって来るので場所によって対応が変化します。

 

ちなみに「草刈り」なのでしばらく時間が経過すれば再び伸びてきます(^^;)

草刈りで一時的に地上部を減らしたとしても、冬になり一時的に枯れたとしても、夏になれば青々とした姿となるのです。

 

発生を0に抑えるのではなく、あまり大きくなり過ぎないように管理するための作業と言った方が良いかもしれません。

 

長袖を着ての作業なのでですが、足は川の水に浸かっている状態。意外と涼しいというか、少し寒さを感じる事もあるほどでした。

ただし濡れると体力を浪費するのか結構疲れますね。

 

濡れるか濡れないかはその後の体調を大きく左右する一因になるのだと実感しました。

夏の花が徐々に目立ち始めたこの頃。木々の緑色はより濃くなり、夏の生命力あふれる景色は見ていると元気が出てきます。

ただし、暑さや強い日射しには注意が必要ですね。

秋へ向けてトンボ増加中

こんばんは。

昨日そして今日は日中の最高気温が35℃まで上昇。しかし空気がカラッとしていること、風が吹いているため体感的にはそこまで暑く感じませんでした。

 

気温が上がるお昼過ぎよりも、風が弱く湿度も高い朝方の方が暑く感じてしまいますね。朝露でお茶の葉が濡れているため、カッパと長靴をはいて畑へ入る必要があることも体感的な暑さを上げています。

 

夜は22℃程度まで下がってくれるので結構快適です。

昨年窓枠エアコンを購入したのですが、今年はまだ1回しか利用していません。寝不足は熱中症のリスクを上げるため、今後最低気温も上がり始めたり蒸し暑さが厳しくなってきたら積極的に利用したいと思います。

 

トンボ増加中

先日カッパをはいて作業をしていた所、突然ズボンの中がもぞもぞし始めました。羽の音も聞こえてきたのでハチでは無いかと緊張しましたが、その正体はセミでした(^^;)

隙間から入ったのでしょうが、比較的密着性の高いカッパの中に入ってくる事は考えていませんでしたね。

このようにセミが体にぶつかってきたり、しがみついてくる回数が増えてきている事から夏らしさを感じています。

 

その一方で、トンボの数も目立ち始めました。

何故かは分かりませんが、毎年ミヤマアカネがたくさん飛ぶようになります。他のトンボもいますが、ミヤマアカネだけ頭数が圧倒的に多いです。

 

この写真を撮影した時は見える範囲で10頭程度。

ただ、多くなってくると30・40頭くらい飛ぶようになることもあるので今後徐々に増えていきそうですね。体の色もまだ薄いため、季節が進めば赤色が鮮やかになるのではないかと思います。

 

今年も沢山のトンボ、鮮やかな姿を見せてくれることを楽しみにしています。

夏の茶畑

最近は太陽の光が届く日が続いています。

7月上旬の時は再び曇りや雨の日に戻ってしまいましたが、今回はどうなるでしょうか…。

 

週間天気予報はコロコロ変わりますが、今のところ晴れの日が多そうなので梅雨空に逆戻りすることは無いのかなと思っています。

 

茶畑の景色も夏らしいものとなってきました。

三番茶芽の順調に生長中で黄緑色が鮮やかな状態。空も澄んでいるので遠くまでしっかりと見通せます。山の木々は緑色が濃くなり夏っぽさ全開です!

 

お茶の木も三番茶芽が生長しきると徐々に硬化が始まります。

もう少し先の事になりますが、上へと伸びる芽の生長が止まると黄緑色だった葉っぱは濃い緑色になり葉も肉厚に、茎は木質化し枝へと変化していくのです。

 

今年は浅刈り作業を少し早めに行うことが出来たので、三番茶芽の生育も平年より少し早く進んでいます。

大体ですが、8月の上旬には芽の生育が一旦ストップし、お盆明けにかけて葉をしっかりと広げ、その後硬化が始まるのではないかと思っています。

 

硬化が進めば病害虫に対してより強い状態となるのですが、それまでは病気に感染しやすかったりするので要注意。来年の一番茶の出来を左右する三番茶芽ですが、お盆前後くらいまでが最も重要な期間となりそうです。

収穫時に混入すると惨事 ヘクソカズラの取り除き

こんばんは。

今日は雲が目立つ空模様で今にも降り出しそうな状態にもなりましたが、とりあえず現時点までは雨が降ることはありませんでした。

現在進めているのは病気を対象とした防除作業なので、雨が降らないかヒヤヒヤしながらの作業となっています(^^;)

 

今のところ芽の生育は良く進んでいます。

しかし、先日までの雨により葉に症状が出始めていないだけで、病気に感染している可能性もあるでしょう。

多少の発生は仕方ありませんが、蔓延するとお茶の木の生育にも影響してしまうため、特に病気に感染しやすい時を狙って防除作業を進めている所になります。

 

ヘクソカズラは要注意

メインで行っているのは防除作業ですが、同時に目立つ草も手で取り除いています。

 

特に花が咲き始めている物や野イモのツルなどはしっかり取り除きたいですね。すぐに種ができ増殖する事も考えられますし、野イモ(自然薯)は今後ムカゴが出来る季節になるのでこちらも増えてしまうでしょう。

 

そして野イモのツル以上に厄介なのがヘクソカズラです。

ヘクソカズラはその名前の通り、臭い匂いが強い草になります。

どの草も多少匂いはしますがヘクソカズラほどではありません。少量であってもガツンと刺激的な匂いが漂ってくるのです。

 

そのため、この草がお茶の収穫時に混入してしまうと大変な事になってしまいます。

もちろん異物混入の観点から他の草も混入しないように気を付けていますが、ヘクソカズラに関してはその臭い匂いの影響もあり最大限の注意が必要になるのです。

 

またツル性の植物となるため、お茶の木の中の方でツルをあちこちに伸ばしている事もあり取り除くのがなかなか大変です。気付いた時には、それなりの大きさに生長している事もありますね。

 

今回はお茶の木の表面上にヘクソカズラの葉が出ていたため、早い段階で気付くことができ取り除くことも出来ました!本当に良かったです(^^)/

 

もし見逃していたりしたら…。

そのまま一年ほど生育すると、至る所からヘクソカズラの芽が伸び始め収穫時に混入するリスクがより高まります。また草取りの作業も大変になるため、早い段階で気付き取り除くことが出来て良かったです。

 

とは言え、気付かない所で生えている可能性も十分ありますし、他の種類の草も取り除く必要があります。

暑く日差しが強い季節になりますが、畑でお茶の木に向き合う日々にしていきたいですね。

明日から再び外作業再開

こんばんは。

昨日は1日を通して強い雨が降りましたが、今日は午前中が中心。それも降ったり止んだりの雨となりました。

 

お昼過ぎからは日が当たるようにもなり、非常に蒸し暑さを感じる陽気となりましたね。昨日は雨で、今日は雨と街での所用で作業はお休みとなりましたが、明日からは再び再開させることが出来そうです。

※写真は一昨日の物です。ですが、このような感じで晴れたひと時もありました。

ただ、今週末には役仕事が控えていますしその準備も必要です。さらに来週前半には他の行事もあり、その準備も必要になったりします(-_-)

来週の中頃まではお茶の作業と役仕事でなかなか忙しい日々となりそうです。

 

晴れれば気温が上がり体力もそこそこ消費すると思いますし、茶畑の作業でも役仕事でも機械を利用することがあるため、事故防止の観点からも体調管理は重要になりそうです。

 

何かと充実した日々になりそうですが、決して無理はせずに進めて行きたいと思います。