日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

思っていたよりも早くナラシ作業終了

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は一日を通してよく晴れてくれました。日差しは強かったですが気温はそこまで上がらず風もあったことでとても過ごしやすい一日であり有難かったですね。

なお今日でナラシ作業を終えることが出来ました!

昨日の時点では余裕をもって一日半ほどの作業量になるのではないかと思っていましたが、思っていたよりも順調に作業が進み本日終えることが出来ましたね。

予想より早く作業を終えられたのは、傾斜が緩く整った区画であり作業をしやすかったことが影響しているかもしれません。

平年であればナラシ終了後に深刈り・中切り作業の二段階目と三段階目を行うのですが、今年は深刈りする畑が少なく一気に作業を終わらせてしまいました。そのため、今後は細々とした手入れを行いながら二番茶の生育を待つことになりますね!

 

なお一年間に行う作業の中で深刈り・中切り作業の二段階目と三段階目が特に大変なものになるため、作業量が少なく楽なのでちょっぴり助かっています(^^;)

しかし、深刈りなどをした面積が少ないということは二番茶の収穫を予定している面積が多くなっているということなので、二番茶の収穫をより計画的に進めていく必要があり注意が必要ですね。

一番茶開始から一か月 二番茶開始まで約3週間

こんばんは。

今日は雨が降ったり止んだり、どちらかというと曇っている時間帯の方が長かった一日となりました。

 

しかし音を立てて雨が降る時もあり土を十分に湿らせる程度の雨量はあったと思います。水分は蒸散や光合成など直接的に使われるだけではなく、土の栄養分を吸収するためにも必要なものであり(水に溶けることで吸収できるようになります)ときに病害虫の防除にも貢献するため、雨の降り方だけで生育に大きな違いが出てくるのです。

 

ただ、葉っぱが濡れている時間が長いと病気が発生しやすくなります。

特に来週くらいからは雨が続きそうな予報となっているため少し心配ですね。まだ先の予報なので変わる可能性も高いと思いますが、極端に雨が続くようなことにならないことを願うのみです。

 

あと3週間程度

今日で一番茶の開始からまるまる一か月が経過しました。

この一か月間、正直長かったようにも感じますし短かったようにも感じます。毎年少し不思議な感覚になりますね。

 

短期間に多くの作業が集中する時期であり曜日感覚も疎くなってくるのも関係しているかもしれません。

 

しかし残り2日程度で大まかな作業は終わり、少しは落ち着くことが出来ます。

二番茶の開始は一番茶の収穫から45~50日がひとつの目安となるため、2~3週間後が二番茶開始日の目安となります。

ここ数年は暖かく早めの収穫となっていましたが、今年に関してはやや芽の生育が遅れているような印象も受けます。そのため、2週間で始まることは少なくともないのではないかと思っているところです。

しかしもともと気温が高めの季節であるため、3週間を過ぎても始まらないということも無いでしょう。

 

目安の45~50日に当てはめると50日に近い日数で収穫が始まると思われます。

早生品種である「おおいわせ」の畑では芽もだいぶ膨らんできているため、ただ1日を過ごしているとあっという間に収穫の時期を迎えるため、時間の使い方には注意していきたいですね。

野イモ(自然薯)のつるを取りながら…

再び夏日越えの気温となった本日。前回真夏日となった時と比べると少し暑さに慣れてきたかな…と思いましたが、日差しに関しては結構強く感じましたね。

快晴ではなく雲が日差しを遮るときもありましたが、今日だけでそこそこ日焼けしたように思います。暑さだけでなく日差しへの対策もする必要のある季節ですね。

 

なお明日は一日雨予報となっています。

二番茶の生育を後押ししてくれる良いお湿りになってくれるのではないかと思っています。雨の降り方だけで二番茶の生育や病害虫の傾向が変わってくるため、毎年この時期の雨の降り方は注視しています。

 

野イモのつるを取りながら

先週から始めたナラシ作業。

今年も順調に進めることができ、あと1日半ほど作業を行えば終わらせる段階にまでなりました。

収穫作業よりも時間がかかるため、すべての畑で作業を終えるためにはそこそこの期間が必要になります。

 

またこの時期には野イモのつるが出始める時期であるためそれを取る必要もありますね。

野イモのつるは根っこ(イモ)ごと取らないと再度伸びてきてしまいます。

しかしながら、夏以降になると根がしっかりと張るため取りにくくなりますね。また秋になるとむかごができ株を増やしてしまうのでその点にも注意が必要です。

 

そこで、つるが伸び始める今このタイミングで丁寧に取り除くことを重視しています。

地下部にイモはできていますが根が伸び始めている状態であるため、意外と取りやすい時期になるのです。しっかりとイモから取り除くには最適な時期であるといえます。

今年取ったイモの一部、程よく膨らんだものは持ち帰り菜園用の畑に植えています。

 

食材となる作物ではありますが、そのままにしておくとお茶の収穫時に混入するリスクが高まりますし機械に絡まってトラブルを引き起こすこともあります。

そのため丁寧に取り除くように心がけているのです。

 

ナラシ作業が終われば草取りや野イモのつる取り、遅れ芽やナラシの取りに刈り損ねた葉っぱを取り除きながら二番茶の生育を待つことになります。

しれっといるニホンカモシカ

こんばんは。

今日もナラシ作業を進めた一日となりましたが、面積的には残り4分の1程度まで進めることが出来ています。

 

残りの日数としてまる2日ほどは必要になるかと思いますが、所要や天候もあるので完全に終わるのは4日後くらいになるのではないかと思っています。

収穫よりも丁寧に行う必要のある作業であり一日に刈れる面積は収穫時よりも少ないです。ナラシの作業時間は収穫作業以上に確保できているのですが、それでも収穫よりも行える面積が少ないのです。

 

とはいえ、残り4分の1程度まで済ますことが出来たことから、作業自体は順調かなと思います。残り数日のナラシ作業、最後まで丁寧に進めていきたいと思います。

 

なおこの作業期間中(日中)にカモシカを見かける機会も…。

人気も多い時期になりますし、機械のエンジン音も響いています。そのような状況下ではありますが、完全に慣れてしまっているのか普通にいますね。

マダニにご注意

こんばんは。

ブログの連続投稿が間もなく100日というところではありましたが、昨日は体調不良のためお休みに…。決して毎日投稿することを意識しているわけではないのですが、せっかくなので目指したいところでしたね。

 

まあ切り替えて今後もブログ投稿の方をしていきたいと思います。

 

マダニにご注意

先日の作業後、体のチェックをしたところマダニに喰われているのを確認できました。

暖かくなってきたことでマダニと遭遇する機会も増えてきていますし、その時作業をしていた畑はシカなどの動物が頻繁にやってくる場所なのでマダニのリスクがより高いといえます。

 

そのため嫌な予感がしていたのですが、その通りになってしまいましたね。

なお長袖長ズボンなるべく肌を見せず隙間を作らないような服装をし、スプレーをしていても完全に防ぐことはできません。

シカなどの動物の増加に比例しマダニも増加。マダニが増えることにより喰われてしまうことも増えています。ここ2~3年は一年に3・4頭のマダニに喰われてしまっているほどです。

 

対策は決して無駄ではありませんが、どんなに気を付けていたとしても完全に防ぐのはできないのです。

今後夏本番へ向けて夏のレジャーも活発になるかと思います。

コロナとの向き合い方も変化してきていますし、今年あたりから外出するような機会を増やすような方も多いかもしれません。

 

その一方でシカなどの野生動物は年々生息域を拡大し生息頭数も増えています。マダニと野生動物は切り離して考えることはできず、マダニと遭遇する機会も増えているといえます。

リスクがある場所ではしっかりと対策をしたうえで活動することを強くお勧めします。

目を引く枝替わり

こんばんは。

今日の川根町上河内地区では手元の温度計で31℃まで気温が上がりました。昨日よりも1℃ではありますが高くなりましたね。

 

南風ということもあり昨日は強い日差しで暑さを感じていましたが、今日は蒸し蒸しとした鬱陶しい暑さのように感じました。

ただ、午後になると雲が空を覆うようになり適度に日差しを遮ってくれたのでこの点は有難かったです。日差しが強いとそれだけで堪えてしまうので、雲が少しは出てくれるかしっかりと感じれるほどの風が吹いてくれていると作業がしやすくなります!

明日は雨の予報が出ているため外作業はお休みにする予定ですが、明後日からは少し気温も落ち着いてくれると思うので作業しやすくなってくれると嬉しいですね。

 

枝替わり

現在ナラシ作業を進めているところですが、そのうちのほんの一角に存在感を放っている枝葉があります。

遠目でみるとこんな感じですが、はっきりと違いがあるのがわかりますね。

白というか黄色になっている部分は枝替わりだと思われます。枝の一部が突然変異し、それより先の部分は違った特徴を持った芽や葉っぱが育ってくる現象になります。

茶畑にはたくさんのお茶の木が植えられていますし、そこから大量の枝が伸びているので枝替わり自体は決して珍しいものではありません。ただし、収穫や刈り落としなどで変化した部分を刈り落としてしまうと同じものが伸びてくることは無いですね。

ちなみにこの部分の枝替わりはかなり下の方から変わっているのか、数年前に中切り作業をして大きく刈り落としを行いましたがその後も育ってきてくれています。

 

こちらの枝替わりは挿し木をして一株だけ育てているところです。

枝の採取時期が悪くうまく挿し木できなかったりしているのですが、時間をかけて少し増やしてみるのも面白そうですね!

新緑とも濃緑とも違う茶畑

こんばんは。

今日は気温が上がる予報となっていましたがその通りになりました。手元の温度計で最高気温は30℃まで上がり真夏日の一日でしたね!

 

なお、朝の最低気温は12℃であり暑いだけでなく寒暖差が大きいことも堪えます。

そんな真夏日となった今日もナラシ作業を進めていましたが、個人的には気温よりも日差しが強いことが少し辛かったですね。

 

まだ日差しに慣れていないということもあり気温以上に暑さを感じました。

これからどんどん気温が上がっていきますし日差しも強くなる季節になります。夏本番へ向けて体調の方もしっかりと整えていきたいと思います。

 

個人的に好きな光景です

この時期の茶畑は芽が伸びる新緑の茶畑とも、開いた葉っぱが成熟し濃緑となった茶畑とも少し雰囲気が違った色合いをしています。

段階的には新緑から濃緑へと変化するその中間になりますね。

ナラシ作業を行うことでより鮮やかな緑色が際立ってくるのですが、この状態の茶畑が個人的にはかなり好きです!

 

もう少し時間が経つとより緑色が濃くなり、二番茶の芽が伸び始めると再び新緑の緑色になっていきます。

そのため、今この状態の緑色を見れるのは限られた期間しかないのです。

 

葉の状態そしてナラシ作業を行わないと出てこない色合いであり、二番茶が育ち始めるまでの僅かな期間しか見ることが出来ないこの状態の茶畑を楽しみつつ、明日以降も丁寧にナラシ作業を進めていきたいと思います。