日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

そばの収穫

こんばんは。

今日はしっかりと晴れるかと思っていましたが朝から雲が目立つ空模様。気温も低めであり期待していた一日にはなりませんでしたね。

 

もし晴れればタマネギの植え付け準備としてマルチを張ったりする予定でしたが、曇り続きであり土壌の水分量がまだ多い状態。水分量が多い状態で土を耕してしまうと逆に土を固めてしまう可能性があるので、適度に乾くまで待とうと思っているところです。

 

なお今年のタマネギ栽培は種を蒔き苗づくりから挑戦しているものと、お店で購入する苗(晩生品種を中心に)で取り組む予定です。晩生品種であれば今月末近くまで苗の販売がされていますし、暖冬傾向という事もあり植え付けは少し遅くなっても大丈夫かなと思っています。

 

お茶関連の作業の方もだいぶ落ち着いてきているので今後は家庭菜園などに取り組む時間もしっかりと確保していきたいものです。

 

そばの収穫

もともとはタマネギ栽培の準備をする予定でいましたが、天候の影響もあり今日は急遽そばの収穫を行うことにしました。

 

一時、栽培をやめてしまった時もありますが種の確保もかねて…というよりもここ2年ほどは種の確保を目的にそばの栽培も細々と続けています。

収穫方法は株を引き抜き根っこを切ったり、地際で茎を切る方法で少しずつ収穫していきます。イメージとしては稲刈りと同じですが、稲のように茎がまとまっているわけでもありませんし、茎も柔らかいので倒れている株もそれなりにあります。そのため、1株多くても2~3株ずつ手作業での収穫です。

なお、ある程度の面積があればコンバインでの収穫が行われていますが、うちでは家庭菜園レベルであるため手作業での取り組みです。

 

収穫したそばは片手でつかめる程度の太さにまとめ、軒先に吊るして干しています。

そこそこ乾燥が進んだら脱穀をする予定でいますが、それはもう少し先を予定。来年の種にするのをまず確保し、余ったらそばとして食していきたいものです。

寒い雨上がりの一日に

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は一日を通して曇り空となりました。昨日は一日を通して雨そして気温も低くなっていましたが、今日も雨が降らなかっただけで同じような気温となりました。

 

気温の数字的にはそこまで下がったような印象は受けませんでしたが、体感的には結構寒さを感じることとなり今シーズン初の暖房の使用(コタツ)となった一日でしたね。

週明けからは一気に気温が下がる予報が出ているため、体調管理には気を付けて過ごしたいと思っています。

季節の変わり目の雨は、一回降るごとに季節を進ませるような力がありそうです。今回の雨もそんな印象を受けます。

 

急に季節が進み凍るような気温になるのは勘弁してほしいですが、今後はいつ霜が降りてもおかしくない時期です。いつの間にか季節がどんどん進んでいることを実感した一日でした。

直近4年間の秋の気温推移

こんばんは。

今日は朝から静かに雨が降り続いている川根町上河内地区です。雨の一日かつ気温も低めだったので、思い切ってコタツを出しつつ大掃除を行うことにしました。

 

なお、平年よりも1か月ほど遅い暖房準備です。

それだけ気温が高いのでしょうが、気温の推移をグラフにしてみると意外な傾向が見えてきました。

 

秋の気温推移

チャノキは気温が低下すると共に生育も停滞し、一定の気温を下回ると生育が止まり休眠へと入っていきます。そして秋はナラシ作業を行い、翌年の一番茶に備えチャノキの表面を整える時期でもあります。

作業時期が早すぎたり気温が高い状況が続くと、作業した後に芽が伸びてきてしまう「再萌芽」という事が発生することもあるので、気温を考慮しつつ行う必要がありますね。

 

ただし、地域によって気温は違いますし年による違いもあります。さらに地球温暖化による影響もあるので、昔からの経験則も通用しなくなりつつあるように思っています。

このような事もあり数年前から最低気温と最高気温を手元の温度計で計測、記録し続けてきています。今回は直近4年間のみではありますが、グラフにして見比べてみることにしました。

最高気温そして最低気温と分けております。

注意点として、手元の温度計によるものなので正式な計測によるものではありません。気象庁のデータなどとは乖離があります。ただし、計測場所は変更せず同じ場所で続けています。

なおグラフにしたのは、秋冬番茶あるいは刈り落とし秋のナラシシーズンに合わせ9月20日から10月末までの期間としてあります。

 

また所用や体調不良などにより記録できなかった日があり、データが抜けている日がある事もご了承ください。

 

このように見比べてみると、今年は気温が高めだとは思っていましたが実際に最高気温は高い状態で推移。ただ最低気温に関してはそこまで高くなく、もっと高い状態で推移している年がありました。昼夜の寒暖差が大きい年だったと言えます。

また今年は気温が下がりしばらくはその状態で推移、しばらくするとまたガクッと気温が下がるような傾向があるようにも思いますね。

 

正直、現段階ではチャノキの生育とこの気温の変化に明確な相関関係を見つけることは出来ていません。まだまだ気温のデータが不足していますし、気温の数字だけでなく安定して暖かかったり高い状態が急に低くなったりするなど気温の変化の仕方も生育にかかわってくるので、傾向を掴むためには長い年月が必要になるのは確実です。

 

しかし、いつか少しでも役立つことが出来ればと思いつつ今後も出来る限り気温の記録をしていきたいと思います。

道路掃除を少しだけ

こんばんは。

昨日までは奇麗な青空が広がっていましたが、今日は一日を通して雲が優勢な空模様となりました。明日は雨の予報が出ていますしその影響があったのでしょう。

 

このような日はなかなか朝露が乾きません。朝、葉っぱなどは露でびっしょりと濡れた状態となっていますが、それが早く乾くためには日差しや風が必要です。今日は両方とも期待できない状態であったため、お昼前の11時頃まで長靴と合羽(下)を着用し作業を行いました。

なお、日差しが届き風が適度に吹いていれば10時頃になると朝露が乾きます。10時頃だとしても時間がかかっているように思いますが、足袋靴の方が疲れにくいため身体的な疲労度が変わってくるのです。

 

道路掃除

今日は予定していた作業が思っていたよりも早く終わったため、簡単にではありますが道路掃除を行うことにしました。

というのも先日の雨の時、風も強く吹いていたため場所によっては落ち葉や枯れ枝が道路に散乱した状態となっています。走行に特段支障はないのですが、やはりきれいな方が走りやすいですし、濡れた落ち葉は滑りやすいため思わぬ事故につながる可能性があるでしょう。特に自転車やオートバイなどの二輪車だとそのリスクがより高まると思っています。

ブロワーを利用して落ち葉を一方に寄せ、雪かき用のプッシャーやスコップで道路外へ出すという流れで今回は掃除を実施。おおざっぱな掃除ではありましたが、掃除前の状態(上の写真)と比べるとすっきりした状態になったと思います。

 

これからは落葉が本格的に進む季節になります。

今回道路掃除を行いましたが、まだまだ落ち残っている葉っぱがあるため掃除をこれっきりにすることは出来ません。しかしながら、落ち葉が溜まってしまうと運転しにくくなったりするので、無理せず出来る範囲で道路掃除をやっていければと思っているところです。

鉢植えお茶の木の剪定

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は一日を通して良い天気になりました。気温が上がった昨日と比べると若干気温が下がりましたが、風が穏やかだった分それほど寒さは感じませんでしたね。

 

今日は二十四節気のひとつ「立冬」ですが、冬らしさは一切感じることが出来なかったです。

ただ、来週くらいからは平年並みの気温まで下がる予報が出ています。急に気温が下がるため、平年並みの気温であったとしても体感的には寒くなったと感じるのではないかと思っています。

 

今後の気温低下に備え、そろそろ暖房の準備を始めるべきか少し迷っているこの頃です。

 

鉢植えのお茶の木の管理

10月末ごろから化粧刈り作業を行い一番茶の収穫前に行うチャノキの刈り込み作業はすべて終了しました。

その一方、鉢植えのチャノキに関しては特に手を入れていない状態でしたね。

 

鉢植えであること置いてある場所が軒先かつ壁際ということで気温以上に暖かく、遅い時期まで芽が育つ状況下であるため剪定を行うのを遅らせていました。

ただ、剪定を行わないと一番上の芽ばかりが伸びてしまい株の広がりが進まなかったりします。また充実していない芽の部分は冬の寒さに対しても弱いため取り除いてあげる必要があるかなと思っています。

 

そのため晩秋から初冬または春先に、枝の先端を少し切るくらいの剪定をしてあげると脇芽も伸びやすくなるのです。

剪定のポイントとしてはとりあえず充実していない部分(緑色の茎の部分など)は取り除きます。また、枝葉が込み合っていれば短い枝や込み合った部分の枝を切るのが良いでしょう。

 

上の写真のチャノキは剪定後このような姿となりました。

枝葉はなるべく残したかったので、枝の先端のみを少し切り詰めてみたところです。

 

なお枝の先端を切ると脇芽が伸びやすくなるため、来年の春はそれなりに芽が伸びてくるのではないかと思います。

挿し木で増やした枝替わりのチャノキであり、始まりは葉が二枚付いた状態の挿し穂から。10本程度挿し木したうち上手く根付いたのはこの一本だけであり、何とかここまで育てることが出来ました!

来年は一回淹れることが出来る程度の生葉を収穫出来そうですし今からワクワクしています。枝葉が増えることにより挿し木にも挑戦しやすくなるため、株を増やすことにも積極的に挑戦していきたいですね。

雨上がりの一日

こんばんは。

昨日の夜から雨が降り出した川根町上河内地区ですが、予報通り未明に激しい雨となりました。雨音や雷そして時々強い風が吹くのか窓が揺れる音などで何回か目が覚めましたね。

 

激しい雨の予報だったので何かしら影響が出ないか心配でしたが、特に大きな被害は無かったので良かったです。

ただ今年の夏秋は台風がやってこなかったこともあり、道路には枯葉などが散乱した状態となりましたね。時間があれば道路掃除を行いたいと思います。

なお側溝の方は大量の落ち葉が溜まった状態となっていました。

濡れていて少し掃除が面倒なのですが、雨前の側溝掃除でこれだけの落ち葉を取り除くとするとそれなりに時間がかかります。ある意味では雨そして水流が落ち葉の回収機能を持っているかなと個人的には思っているところです。

とりあえず年明けくらいまでは雨が降るたびにこのような状態となるため、適度な掃除を心掛けていきたいと思います。

 

午前中は側溝や走行に支障がありそうな場所の道路掃除を行い、午後からは赤焼病という病気を対象とした防除作業を開始。秋と春先に発生しやすい病気であり、強い風を伴った雨が降ったりすると感染する可能性が高まるため、今冬の長期予報を考慮し銅剤を利用して防除することにしました。

銅剤は病原菌の侵入を防ぐ効果しかないため、病気が発生してから利用するのではなく予防的に利用する資材になります。イメージ的にはアルコールの除菌のような感じですね。

 

赤焼病は葉っぱに傷が出来ると病原菌が侵入しやすくなるとされています。近年シカなどによるチャノキへの被害が増え枝葉をぐちゃぐちゃにされたところをよく見るようになりました。それが病気を発生させる要因の一つとなってるため今回も念のために防除を進めていきたいと思います。

化粧刈り作業終了

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から曇り空。一時的に弱い雨が降ってくることもありましたね。

 

しかし外作業を中止する必要のある強さではありませんでしたし、降っていた時間も短かったのでしっかりと化粧刈り作業を行うことが出来ました。

昨日の時点で大部分の畑で作業を終えていたため作業面積は限定的。午前中で終了し今年も無事にすべての畑で作業です!

化粧刈り作業は地味に疲れる作業なのですが、やるとやらないとではチャノキの表面が違ってきます。収穫時に古い葉っぱなどが混入するリスクを低くすることが出来るため一番茶の収穫作業がしやすくなりますし、葉の切り口もきれいになるので病気感染のリスクも低くすることが出来るかと思います。

 

今年の化粧刈り作業の日数は8日でしたが半日と数時間作業出来ない日があったので、正味の作業日数的には7日間だと思います。慎重に刈る必要があるためナラシ作業より若干時間がかかりますね。

 

ただ、これでチャノキを刈りこむ作業は終了です。

シカやイノシシに荒らされた場合はその部分を個別に手直しすることはありますが、基本的にはこの状態で冬を越し一番茶の収穫を待つことになります。

 

そして今後の予定ですが、まず明日は今夜からまとまった雨が降る予報となっているため見回りや何か被害が発生した場合はその対応を行い、その後は家庭菜園に少し取り組みたいと思っているところです。

茶畑の今後は病気の防除を行うほかは、崩れた斜面など周辺の整備を行ったりして作業しやすい(正確に言えば元の状態に戻す)環境を整えていきたいと思っています。