日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

処暑を過ぎ

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は未明に激しい雷雨となり、日中は弱い雨が降ったり止んだりの空模様となりました。未明の雷雨は近くで雷が鳴るようなことはほとんどなかったのですが、雨音や雷鳴でどうしても目が覚めてしまいましたね。

ただ、雨量がそれなりにあったので土を十分に湿らせる恵みの雨となってくれました。

また農業用水および生活用水を安定化させる効果もありましたね。この雨の前までは営農用水の取水がほとんど取れていなかったのですが、本日確認すると弱い流れでしたが水が流れ込んでおり水不足の不安が解消された瞬間となりました。

 

8月も下旬に突入し二十四節気処暑を迎えました。暑さが和らぐ頃とされていますが、当地区においては天候の影響もあり今までと比べると若干気温が下がっています。ただ平年と比べると気温が高いと言えますし、昔の処暑と今の処暑では暑さの和らぎ方が大きく異なってきているのは確実でしょう。

 

そして気温の数字的には低めとなっていますが雨が降ったりすることで湿度は高く蒸し暑さは増していますね。体を動かす作業をするのであれば、晴れて猛暑日越えの気温となった今までの暑さの方が良かったかもしれません。

 

今後しばらくは雨が降りやすそうな天候が続く予報となっていますし、来週は台風の影響ももろに受けそうです。台風の進路によっては大雨による影響が出てしまう可能性が高いので注意して過ごしていきたいと思います。

もう間もなく秋の肥料まき開始

こんばんは。

今日は朝から曇り空、そしてお昼過ぎからは雨が降ったり止んだり。雨が降る時は激しい雷雨となることもありました。天気予報通りになったと思いますが、それでも激しい雨に少し驚いたりもしましたね。

今年の夏はシトシトと降り続くような雨はほぼ無く、降るとしたら短時間で多くの雨を降らせるようなケースが多くなっていると思います。一日の雨量は僅かであったとしても短時間に激しい雨が降ると、水分が土に吸収されるスピードよりも雨が降ってくるスピードの方が速く地面を水と共に土が流れたりすることもあるので地味に厄介な降り方ですね。

 

これからしばらくは雨が続きそうな予報となっていますし、来週には台風もやって来そうなので雨による影響が出ないかやや心配になっています。近年は短時間に大量の雨が降る事も多いので、ほどほどの降り方にしてほしいものです。

この雨の期間が始まるようになる少し前、秋の肥料まきで使用する肥料を届けて頂きました。一袋20㎏で102袋あります。かなり大量の肥料を施すように感じるかもしれませんが面積がそこそこあるので多そうに見えるだけであり、一平方メートルに施すのは100g程度になるのです。

 

内容としては魚粕や菜種粕を主な原料とした配合肥料であり、一袋当たりの値段は一年間で使う肥料のうち最も高いものとなっています。その金額は今回使用する肥料だけで約24万円になりますね。

値段が高い物が必ずしも良い物であるとは限りませんが、肥料は土づくりやチャノキの状態そしてお茶の品質に大きく影響するため、必要であればしっかりとお金をかけていきたいと思っているところです。

 

肥料を施す時期は8月下旬から9月上旬にかけて…。今後しばらくの間は雨が多そうな予報が出ているので、天気予報や空模様を確認しながら作業を進めていく事になるかと思っています。

少雨による芽伸びの低下

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は午前中を中心に日差しが届き、お昼前からは雲が広がり今にも雨が降り出しそうな状態となりました。実際弱い雨がパラつくこともあったのですが本降りになることは無く夜を迎えてしまい、中途半端に雨が降ったことから若干蒸し暑くなっています。

 

そして雨が降りやすそうな空模様になるのは今日だけでなく、明日以降も何日か続きそうな予報が出ていますね。しばらく雨が降らなかったのでチャノキにとっては恵みの雨となってくれると思いますし、雨が降ったり雲が広がることで湿度は高くとも気温は低めになり多少は過ごしやすくなるかなと期待しているところです。

ただ、週間天気予報を見ると単独の晴れマークが見当たりません。そのため、雨が降り続くことによる影響が出ないかと若干心配もしています。特に8月末から9月上旬にかけては秋の肥料まきを行いたいのですが、雨が降る中作業をすることは出来ないため、今後の天気を気にかけて過ごしたいと思います。

 

少雨の影響で芽伸びが悪い畑もあり

今年の夏は気温が高くなっていること、高い状態で推移していることが大きな傾向かと思います。ただ、チャノキを育てている上では気温が高くなることよりも、雨が少ないこと降らないことの方が気になります。

実際7月中旬から8月上旬にかけて雨が降らない日が続き、雨が降って欲しい気持ちが日に日に増していきました。

 

そしてこの雨が降らない期間があったことにより、チャノキの生育にも僅かながら影響が出ています。そのうちの一つはハダニの発生。最近ブログの方に書いていた事になりますね。

そしてもう一つは芽伸びが悪くなることです。こちらに関しては大半の畑では問題になりませんでしたが、一部区画ではもう少し芽が伸びてほしかったかな…という状態となっています。

ただ、著しく悪いわけではありません。来年の一番茶を育てる土台としては十分育ってくれていると思います。欲を言えばもう少し伸びてほしかったと言った感じですね。

 

こちらの畑は植え付けをしてから10年が経過しています。もうそれなりに時間が経過した畑なのですが、チャノキを育てている畑としてはまだまだ若い状態です。

そして植え付け前に山土を入れてあるため石や礫も多く排水性がかなり良くなっています。土はチャノキの枝葉を刈り落としつつ作り上げていくため、ほかの畑と比べると少雨への耐性がまだ低いと言えますね。

あと数年も経てばもっと良い畑になってくれることでしょう!

その時を楽しみにしつつ、丁寧なお世話を今後も心掛けていきたいと思います。

久しぶりのまとまった雨と雨上がりの空

こんばんは。

今日は日付が変わったころからでしょうか、雨が降りました。未明には雨音で目が覚めてしまったためそれなりに強く降っていたのだと思います。そして午前中は弱いながらも雨が降り続き久しぶりに雨のひと時を味わえました。

お昼過ぎからは青空が広がり日差しが届きましたが、雨上がりの青空というとても気持ちの良い光景を見ることが出来たのも良かったですね。

そして今回の雨は土を潤すものとなっただけでなく、気温も下げてくれる有難いものとなりました。手元の温度計で最低気温は23℃。湿度が高かったので若干蒸し暑さがありましたが、かなり快適に過ごせる気温まで下がってくれました。

日中の最高気温も32℃止まりであり、猛暑日越えが続いていた時と比べるとかなり楽でしたね。このブログを書いているのは19時前後になるのですが気温は26℃と涼しく、今夜は快適に眠ることが出来そうです!

 

なお、8月上旬から中旬にかけては夕方から雷雨となることもありましたが、急に強い雨が降り出し短時間で止んでしまうため、今日のように雨がシトシトと降り続くような天気は本当に久しぶりの事になります。週間天気予報を見ると今後は雲が目立ち雨が降りやすそうな予報が続いているため、晴れの日や雨が降っていない時間をしっかりと活用していく事が重要になりそうです。

ゴワゴワ感が増しています

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は手元の温度計で33℃とここ数日間では低めの気温となりました。まあ数字的には平年並みの気温であり、決して涼しいと言えるような温度では無いのですが暑さが特に厳しい日が続いていたため、体感的には涼しさを感じたほどです。

 

30℃という気温も決して低いものではありませんが、特に体を動かしたりしなければ涼しく感じることが多く、体は完全に厳しい暑さへ慣れてしまっているように思います。

ただ、これ以上暑さが厳しくなると様々な影響が出てしまうのは避けられないでしょうから厳しい暑さもほどほどにしてほしいものですね。

 

ゴワゴワ感が増しています

現在のチャノキは三番茶芽が徐々に硬化しているところになります。

色は黄緑色から濃い緑色へ、柔らかくしっとりとした質感はゴワゴワした固い状態へと変化しているのです。見た目や質感は効果が始まる前と完了した後では全く違ったものとなるため、同じ植物ではないと感じてしまう方もいるかもしれませんね。

この葉っぱが硬化していくタイミングは、芽を伸ばしている時に病気に感染していた場合その症状が出始める時期でもあります。我々が感染する病気と同じようにチャノキ(植物)が感染する病気にも潜伏期間があり、感染してから症状が出始めるまでに多少時間が必要となるのです。

 

なお、感染から症状が出始めるまでの潜伏期間は病気の種類によって異なり、早いものだと5日程度、多くは10日から20日、そしてそれ以上の潜伏期間がある病気もあります。そのため、感染から症状が出始めるまでに結構時間が掛かると言えますね。

 

そしてこの潜伏期間の長さが厄介な点でもあります。症状が出ていないから大丈夫だと思っても実は潜伏期間中であり感染自体はしている事もあり、順調に育っていたように見えたのに病気が多発してしまった…という事も十分考えられるのです。

 

特にこの時期注意する必要のある病気が炭疽病と新梢枯死症(綸斑病菌による)になるのですが、両方とも感染から症状が出始めるまでに時間が必要であり、特に新梢枯死症に関しては葉が硬化していく時から硬化し終わる頃にかけて症状が出てしまうため、あまりにも発病が多いと気落ちしてしまいますね。

 

症状が出始めてから対策を行っても効果は無いですし(新たな感染源となるのは防げるかもしれませんが)症状が出てしまった葉っぱや芽を元に戻すことも出来ません。そのため、これから本格的に明らかになってくる結果はただ受け入れるしかなく、改善するとしても翌年以降のお茶づくりからとなります。

今はとにかく充実した葉っぱがしっかりと茂ることを祈るのみです。

今年のお茶づくり 夏の反省点

こんばんは。

昨日は手元の温度計で40℃まで気温が上がった非常に暑さ厳しい1日となりましたが、最低気温も下がりにくく熱帯夜となり寝苦しい一日を過ごしました。そして今日は昨日よりは気温が下がったものの猛暑日越えの気温となり、相変わらず暑さ厳しい状況が続いています。

もうしばらくは暑さ厳しい日が続きそうなので、もうひと踏ん張りしていかなければですね。

 

夏の反省点はハダニの被害

今年の夏のお茶づくり最大の反省点はハダニの被害を発生させてしまったところがあることです。雨が少ない状況が続くとハダニの発生が多くなる傾向があるのですが、今年の7月中旬から8月にかけてはまさに雨が少ない天気となり、部分的に増殖してしまいました。

 

ハダニは葉っぱの裏側に主に住み着き汁液を吸うのですがその影響は地味に大きく、たった数頭であったとしても葉を変色させたり縮れさせるなどの被害をもたらします。また繁殖スピードも速く対策が遅れると深刻な影響が出てしまう事があるのも厄介な点になるでしょう。

 

なお、少雨になるとハダニが発生しやすくなる理由としては、ハダニの天敵となる虫たちが少雨・乾燥傾向であると活動が抑えらえること、激しい雨が降ることでハダニが流される現象が起きないことが主に考えられます。

健全な状態の葉っぱは上の写真のような見た目をしているのですが、ハダニが増殖してしまうと遠目でも分かるほど変色が見られるように…

写真中央部分が特にハダニの被害が大きかった場所であり、若干黄色く変色しているのが分かるでしょう。

近くで見るとこのような状態となっています。

すでに出来る対策は行いましたが、一度このような被害が出てしまうと完全に挽回させることは出来ません。

 

被害の出た場所はほんの僅かな区画でしかありませんし、天候と言う我々には操作できないものによる影響も大きいので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、しっかりと反省をし来年以降のお茶づくりに活かしていきたいと思います。

手元の温度計でついに最高気温は40℃へ

こんばんは。

お盆休み期間ももう間もなく終わり、8月も下旬へ突入しようとしていますね。今年のお盆は少し休息を取ろうと思いブログの方も少し離れておりましたが今日から再浮上していきたいと思います。

 

そんなお盆休み明けの本日は気温がぐんぐん上がり手元の温度計で最高気温が40℃となりました。

昨日接近した台風(風)による影響になるのでしょうか。昨日は曇天にはなりましたが雨はほとんど降らず風も穏やかなままでした。

今日も天候としては穏やかな印象を受けましたがフェーン現象?とかで気温が上がったものと思われます。

 

最近は猛暑日越えとなるような日が続いていなかったため、今日の高温は数字以上に堪えましたね。なお正確な記録ではない事に留意して頂きたいのですが、暑かった7月上旬の高温でも39℃止まりであったため、手元の温度計による計測においては今日が今年一暑い日であったことになります。

そして記録を始めてから最も高い数値でもあるので今年の夏は本当に暑くなっていると言えますね。一体この暑さがいつまで続いてしまうのだろうと少し気が滅入り始めているところです。

その一方でチャノキを見ると思っていたほど高温による影響は出ていないように思いました。少雨による影響はハダニの発生が多くなっているなどの形で出てしまっていますが、暑さそのものに関してはしっかりと耐えてくれています!

葉の層の厚みもしっかりと確保できていますし、合格点は取ることが出来たと思っているところです。

 

ただ、完ぺきでは無く反省点もあるため(この点に関してはまた後日投稿したいと思います)適切に記録し、改善方法を考え、来年以降のお茶づくりに活かしていきたいと思っています。