日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今日から再びお茶の木を刈る作業を開始

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は日中でも21℃止まりと寒さを感じる一日となりました。水たまりが出来るような雨は夜の間に止んでくれましたが、その後午前中は霧雨が降る事もあり、体感的な寒さはより増すこととなりましたね。

少し前までは合羽を着用すると通気性が悪いことからそれなりに汗をかくことになりますが、今日に関しては汗をかくことはほどんどなく、逆に合羽が防寒着代わりとなってくれて助かったほどです。

そんな本日から再びお茶の木を刈り整える作業を始めました。

前回のナラシ作業では上手く刈れなかった葉っぱが残っていたり、作業後に遅れて伸びて来た四番茶芽などがあるため、お茶の木の表面は僅かに乱れています。僅かな乱れなのでそこまで深刻ではないのですが、収穫時に混入する可能性は高まります。また、上手く刈れなかった葉っぱには多めの傷が付いておりその傷口から病原菌が侵入、病気になる可能性もあるのでやはりきれいにした方が良いですね。

上の写真が作業前、下の写真が作業後の様子になります。

こちらの畑は遅れて出てきた四番茶芽が多かった区画になり、お茶の木の表面は乱れている方なのですが、それでも大きな変化があるようには見えませんね。肉眼だともう少し分かりやすいのですが、写真だと余計に変化が無いように見えてしまいます。

 

ただ、変化は小さくとも確実にあります。決して無駄な作業でも無いので、しっかりと取り組んで行きたいと思います。

鷹のハンディングの瞬間を目撃

こんばんは。

10月もついに下旬に突入しました。ついこの間、10月になったような感じなので時の流れが早く感じますね。この間に季節も少しは進み、だいぶ涼しさを感じるようになっています。

ただ私が幼い頃、20年ほど前はこの時期になると暖房を出さないと震えるほど朝晩は冷え込んでいましたが、近年はそのような傾向にはありません。暖房の準備自体もまだしていないほどです。これはあくまでも体感的な話ではありますが、気温の変化・季節の進みが大きく変化してきていることを実感します。

そんな本日は朝方には雨が降り、その後天気は回復したものの午後になると再び雲が広がる空模様となりました。しっかりと晴れたのは17日のみであり、もう2週間ほどはジメジメとした空模様が続いていますね。

湿り気も欲しいには欲しいのですが、ここまで続いてしまうとやはり晴れの日が恋しいです。

 

決定的瞬間

本日、農作業で少し奥まった畑へ移動している際、目の前を何らかの鳥が小動物を足で捕まえる瞬間を目にしました。短時間で起きた事なのではっきりとは見えませんでしたし写真も不鮮明。それでもなかなか目にしない瞬間を目撃したと思いました。

※写真はハント後、石場から飛び立つ瞬間をビデオで撮り画像にしたものです。

後で調べたところ、習性や姿的な特徴から鳥の正体は鷹ではないかと思われます。

鷹もいるにはいるのですが、トンビと比べればその姿を目にすることは少なめであり、鷹の姿事態をこれほど近い距離で見たのも今回が初めての事になります。その初めての機会が動物を狩り運んでいく瞬間だったのは興奮しましたね。

 

狩られた動物は大きさや色合いからネズミかモグラ、あるいは子どもの野ウサギではないかと思われます。狩られる側から考えればキツイ瞬間にはなりますが、このような命のやり取りがあるのが自然であり、そのひと時を見ることが出来たのは決して悪い経験では無かったと思います。

ヒメカマキリ?

こんばんは。

昨日は久しぶりに良く晴れた一日となり、天気予報では今日も晴れに期待していたのですが、日差しが届いたのは朝のほんのひと時のみ。雲が目立つだけでなく、霧雨が降ることもある少し厄介な天気でした。

今年の夏は昨年に続き乾燥傾向で雨が待ち遠しい日々を過ごすこととなりましたが、今は逆に晴れの日が恋しくなっています。このジメジメした日がいつまで続くことやら…と言った感じです。

 

そんな本日は雨が降っていない時を狙い少しですが防除作業の続きを行いました。雨が降ることが無ければ今日で作業を終えることが出来たのですが、作業時間的に3時間程度残ってしまいました。天候によるものなので仕方が無いですね。

作業中に少し首に痛みを感じる瞬間があったのですが、その原因はヒメカマキリらしい小型のカマキリが飛んできたためでした。同じく小さめのカマキリとして、コカマキリは度々見かけることがあったのですが、今回のカマキリは正直見たことが無かったので思わず写真を撮ることにしました。

体は小さいですがカマキリらしさは大きな種類と変わらず、かっこよさと同時に可愛らしさを感じましたね。

久しぶりの青空と防除作業

こんばんは。

今日の川根町上河内地区、朝は濃い霧が発生していたものの少しずつ天気は晴れへと向かいお昼頃からはこの時期らしい澄んだ青空が広がってくれたと思います。ただ、雲の感じや蒸し暑さから体感的には少し季節が逆戻りしたような感じでした。

久しぶりの青空という事で日差しの有難みをより感じる一日となりました。

 

そんな本日は数日前に始めた防除作業を続けて実施することに。

今回は今後発生が懸念される「赤焼病」を予防することを目的とした防除です。「赤焼病」は細菌由来の病気であり、葉っぱに出来た傷口などから侵入し一か月近い潜伏期間を経て、葉っぱを赤くし枯らしてしまいます。

カビ由来の他の病気と違い細菌由来であり寒い時期に発生しやすいこと、約一か月という長い潜伏期間があるのが大きな特徴でしょう。

 

ちなみに今回使用しているのは銅剤になります。

銅剤には病原菌を直接退治する効果は無く、傷口などから病原菌が侵入するのを防ぐことで病気になるのを防ぐ効果しかないのですが、今回の目的と合致しているため銅剤を選択しました。治療効果のある資材も検討しているのですが、抗生物資であるため耐性菌の発生も気になるところ。なるべく使用せずに病気が進行してしまった時のために取っておきたいと思っています。

ここ2年ほどは発生は落ち着いているのですが、5年ほど前にイノシシやシカに荒らされてしまった所から大きく広がってしまった経験があるので、念のため防除をするようにしています。もう少し菌密度が減り安心できるようになれば防除を省くことも出来るようになると思いますが、相変わらずシカに荒らされることもあるため難しいところです。

はっきりしない天気が続きます

天気予報から今日の日中は天気が回復してくれるかと期待していたのですが、そこまで天気は良くならず終わってしまいました。予報通り朝方まで雨が降り、その後の天気の回復に期待していたのですがお昼前頃に少し霧雨が降ることに。一日を通してみれば、日中は雨が降らない時間帯の方が長かったですが、このお昼前の雨が地味に厄介でしたね。

西側に開けているため、遠くの山が白く見えるようになると間もなく雨が降り出します。ただ、雨が降り出すまでの時間はその時その時で違うため、速やかに撤退する必要がある時もあれば少し作業を続けても問題ない時もあります。

今回は、雨が降り出すまでにはある程度時間が掛かりました。またびっしょりと濡れるような雨ではありませんでしたが、防除作業を実施していたこともあり一時的に畑から撤退することになりましたね。

 

最近はこのような天気となることが続いており、しっかりと晴れる日が待ち遠しくなります!

幼木園の今後の管理

こんばんは。

昨日は汗ばむくらいの陽気となりましたが本日は一転して肌寒く、弱い雨が午前中を中心に降り続く天気となりました。外作業を行いたかったですが、天気の都合で進めることが出来ず、久しぶりにゆっくりと休息を取ることが出来ました。

明日は朝方まで雨が降りそうですが日中は天気が回復しそうな予報が出ているので、外作業を進められることに期待したいと思います。

 

幼木園の今後

10月も中旬となり、ひと夏の間しっかりと芽が伸びてきていた幼木園も芽の伸びたストップしたように思います。

成園となったお茶畑ではすでに伸びた枝葉を刈り整えるナラシ作業を実施しましたが、幼木園では大きく膨らんでいる脇芽もあるため、気温が高く推移すれば萌芽する可能性が高まります。その一方で冬の寒さの影響はより受けやすいため、手を入れるとしたら少し遅い時期にするつもりでいるところです。

なお、植え付け後1年目のお茶の木たちは秋または春に一度刈り落としを行うのが基本になると思います。これは上へと伸びた芽を刈り落とすことで芽数を増加させ、将来的な樹形を良くするためになります。

そのため、晩秋くらいに刈り落としを行おうかと思っていましたが、大きな剪定はせずにそのまま育て続ける方法も何かで目にしました。その違いがどのようなものになるのか試してみるためにも、今回は大きな刈り落としはせずに青い部分と徒長した枝のみ剪定を行うやり方でやってみようと思います。

ナラシ作業終了

10月も早くも10日が経過。

10月になってから始めた秋のナラシ作業ですが、昨日の午前中で無事に終えることが出来ました。天気は曇り時々弱い雨がパラつく天気であり良くは無かったですが、少し前は雨がしっかり降りそうな予報が出ており雨で作業が行えない日があり週末までかかる事も想定していたので、順調に進めることが出来たと思います。

地区全体で見てもナラシ作業が進み、茶畑の雰囲気も大きく変化しましたね。

 

これで秋のナラシ作業は終了ですが、上手く刈れなかった葉っぱなどが少し残っています。そのような葉っぱなどを取り除き、よりお茶の木の表面を整えるために、再度同じ位置でナラシ作業(化粧刈り)を実施する予定です。

遅れ芽が育ってくるのを待ちつつ病気対策の防除を実施する日を設けるために、1週間ほどの期間を開けて再びお茶の木にハサミを入れていく日々が始まります。