日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

秋の栽培管理②

前回の続きで

今回は整枝についてです。

 

整枝は一日の平均気温が18度ほどに

下がった頃に行うとされています。

 

気温が高いと再萌芽(さいほうが)といって

翌年の春に出るべき芽が出てしまうため

注意が必要です。

 

遅すぎても早すぎてもダメなので

判断力が重要になってくるのでしょうね!

 

昨年、私の家では平年よりも早めに整枝を行いました。

 

すると

翌年(今年)の芽の成長も同じように早まったため

経営的によい結果を残すことが出来たのです。

 

というのも、同じ一番茶(新茶)期間でも

品質や価格が少しずつ変化します。

期間の後半よりも前半の方が価格が高くなるため

早く収穫できることは有利になるのです。

 

ということで

今年も早めに整枝を行うことになり

9月下旬から行い始めました。

 

整枝の時期は、教科書的には10月上旬ごろ

気温が18度程度になってからなっていますが

それが全てではないということを実感した出来事です。

 

 

刈ナラシ機

整枝作業には落合刃物工業株式会社さんの

刈ナラシ機という機械を使います。

 

 

このような機械です。

両側の持ち手を二人で持ち

お茶の樹の畝間を歩きながら芽を刈る機械です。

 

手前側のハサミは左右に高速で動き

右側の赤っぽい色のカバーがついた部分は

エンジンになります。

 

お茶の芽はハサミで刈り取られ

エンジン側から風が出るのですが

その風に飛ばされてお茶の樹の畝間に落ちます。

 

1枚目の写真だと

右側から風が吹きお茶の芽は左側にとばされます。

 

一回目の刈り取り

お茶の芽の大きさが小さいほど、風でとびやすいのですが

しかし今のお茶の樹は葉が生い茂っている状態・・・。

 

 

黄緑色に見えている部分はすべて刈り取ります。

 

そのため、刈る芽の量が多く

エンジンを動力とした送風力だけでは芽をとばせず

詰まってしまうのです。

 

そこで私の家では

生育の良い芽がたくさん伸びている畑では

3回ほどに分けて刈ります。

一回目は大きく伸びた芽を刈る程度です。

 

 

少し見にくいですが

右側が刈り取る前の状態。

左側が軽めに刈り取った後の状態です。

 

 

刈り取り位置としてはまだまだ高いため

少なくともあと2回は刈り取らなければなりません。

 

しかし、遠目で見ると

畝の形としては落ち着いてきたと感じます。

 

2回目の作業後の様子は

また次回に投稿したいと思います。