日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

八つ頭を収穫しました

約半年近い栽培期間も終わりになり

八つ頭(さといも)の収穫を手伝いました。

 

久しぶりに見た畑では

あんなに生い茂っていた葉が

すべてなくなっていました。

 

 

というのも

祖母が前日、掘りやすいように地上部の

茎・葉の部分を鎌で刈り取ったそうです。

 

しかし里芋は茎の部分も捨てません。

干して芋がらにするので

除けてまとめて置いてありました。

 

 

こうして見ると

たくさんの茎が伸びていたんだと実感…。

 

果たして今年は

どのような芋が土の中から出てくるのか

ワクワク、ドキドキでした。

 

芋自体は鍬を使って

一つ一つ丁寧に掘り起こしていきます。

 

しかし思っていた以上に大変でした。

 

特に雨が降ったこともあって土が重い…

締まっているような感じの土です。

 

厚着をしていたので汗ばんでもきました。

 

 

掘り起こしたら土をはらい

根の部分を乾かすために

お日さまの方に向けて置いていきます。

 

掘り起こした直後は

少し小さいかな、と感じたので

祖母に理由を聞いたところ

「今年は小さくなるように植えた」

と教えてもらいました。

 

株と株の隙間を広くすれば

お日さまの光もたっぷり当たり

大きな芋が収穫できます。

 

しかしそれでは収穫が大変!

隙間を狭くして植えたことで

小さい芋になるようにしたそうです。

 

全て掘り起こした後は

親芋と子芋、孫芋に分けていきます。

 

その過程で来年植える

「種芋」も選択していきます!

 

 

右側の根がたくさんついた方の芋が

来年の種芋になります。

小さすぎず、かと言って大きすぎず

程よく太った物を選んでいきます。

 

ちなみに白い容器に入っている芋は

初物の味見もかねて、夕食時にいただきました!

 

初物

まず芋に付いた土を落とさなければ

どうにも出来ませんね。

 

桶に水を張り、芋を入れ

洗っていきます。

 

 

土が落ちると

ガラッと見た目が変わりますね。

 

この後は水でゆでて第一段階は終了。

食べる前にもう少し工夫します。

 

ゆでた状態の八つ頭は

里芋らしいねっとりとした感じと

少しホクホクとしたような感じがします。

 

八つ頭を初めて食べると

その違いに驚く方もいるのではないかと思います。

 

状況は逆ですが

幼い頃から八つ頭を食べてきた僕にとって

一般的な里芋を初めて食べた時はとても驚きました!

 

さて食べる前の工夫ですが

それはガスコンロのグリルで焼くだけです。

 

これだけで大きく変わります。

 

 

里芋特有のねっとり感が弱くなり しっとりとした舌触りになります。

 

夕方気温と共に体も冷えますが

アツアツの八つ頭を食べると元気に!

 

火傷しそうになりながら皮をむき

パクリと頂くのはこの時期の楽しみです。

 

焦げた皮を少し残すと

香ばしさも加わり、これもなかなか美味しいです。

 

今回食べなかった親芋や

大半の子芋は土に埋めます。

土に埋めることで保存するのです。

 

親芋は年末に掘り出し

正月に食べる雑煮の具となります。

 

来年も美味しい雑煮を食べることが出来そうです。