日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

寒さの影響が出ています

明後日には春分の日となる本日。

 

先週は季節外れの暖かさでしたが

つい2ヶ月ほど前までは

寒さ厳しい日が何日も続いていました。

 

各地での記録的な大雪や低温、

これらは記憶に新しいと思います。

 

実はこの時の寒さの影響を

お茶の樹も受けていたのですが

最近の暖かさにより、その影響が

はっきりと分かるようになりました。

 

影響大でした

春になると木などの植物は

活動が活発になります。

植物の活動には水が必要ですが

活発になることで、水をたくさん吸い上げ、

利用するようになります。

 

木の種類にもよりますが、

切り口から水が”じわぁ~”と

染み出るほどです。

 

そのため樹に何らかの影響があると

葉などにその影響が出てきます。

 

では今回はっきりとしてきた

寒さによるお茶の影響ですが・・・

このようになっています

 

緑色の葉の中に

茶色く枯れている葉がある状態です。

 

これが至る所で発生しています。

 

茶色く枯れていますが、これは・・・

病気や害虫による影響ではなく、

寒さにより葉が枯れてしまったのです。

 

その理由ですが

寒さにより樹の中の水分が凍結し、

枝が割れてしまったことによるものです。

 

まず水は凍結すると体積が大きくなります。

ペットボトルに水を入れ凍らせると

ボトルが膨れますが、

同じことがお茶の樹でも発生しました。

 

樹の内部の水が氷ることで、

内部から外側へ向かって

膨張する力が働きます。

 

すると場合によっては枝などが

パックリと割れることがあるのです。

 

枝が割れてしまうということは

葉などに水を供給する道が

壊れてしまう事になります。

 

葉に水が供給されなくなると

当然、葉が枯れてしまいます…。

 

徐々に気温が下がれば寒さに樹が慣れるため

このような事は発生しにくいのですが、

一気に寒くなると慣れていないことから

被害が多く発生してしまうのです。

 

特に今回は一気に冷え込むことが多かったため

写真のような被害が多く発生してしまいました。

 

このような事になるのは滅多にありません。

私もここまで被害が出たのを始めて見ました。

 

それほど寒気が強く、

冷え込みが厳しかったのでしょう。

 

品質に影響はありません!!

所々が枯れてしまっている状態の茶畑。

緑色の中に茶色があり、

とても目立つ姿になっています。

 

しかし今回、

寒さにより枯れてしまったことは

今後、収穫・製造される

お茶の品質には全く影響しません!!

問題なしです(^^)/

 

まだ緑色が濃い茶畑ですが、

一か月後には新芽が伸びた

黄緑色の鮮やかな光景になります。

 

収穫までは残り一か月半ほど。

霜などの気象災害は心配ですが

今年も良いお茶となるように

残りの期間しっかりと見守っていきます。