日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

草丈30㎝程に!

こんばんは。

静岡県内、多くの産地で

お茶の取り引きが始まりました。

 

静岡の茶市場では

手摘み・手揉みのお茶が

1キロ109万円の値を付けました!

 

過去最高の価格だそうです。

しかし、1キロ当たりの平均価格は

昨年よりも下がったと聞きました。

 

そのため、最高値を付けた物もある一方

全体的に見れば、平均価格は低下…。

まだ1番茶シーズンは始まったばかりなので

今後どのように変動していくか

しっかりと見極めていきたいと思います。

 

ちなみに上河内地区では

まだ1番茶(新茶)は始まっていません。

あと一週間ほど先になると思います。

 

小麦の様子

昨年の晩秋に蒔いた小麦は

2月にはこのような状態に

なっていました。

 

その後2か月が経過し、

現在ではこんな感じになっています!

葉や茎の大きさなど

たった2ヶ月の間に

大きく生長しました(^^)/

 

ただ大きくなるだけでなく

茎の本数も増えているのが

分かると思います。

 

これは『分げつ』と言うものです。

 

『分げつ』は根元の辺りから

新しい茎が伸び、これを繰り返すことで

茎の数が増えていくことです。

 

 

1枚目の写真では茎は1本だけでしたが、

3枚目の写真では

同じ根元から何本も茎が伸びている

その様子が分かると思います。

 

たった1粒の種から1つの芽が出て、

何本もの茎がある個体になっていく…

”植物の力は強いな”と改めて

実感させられます。

 

ちなみにこの『分げつ』ですが

麦類だけでなく、イネ(お米)やトウモロコシ

これらイネ科の植物で多く見られます。

 

苗を植えたばかりの田んぼで

最初は小さくスカスカな状態でも

葉や茎の生長と分げつにより、

夏ごろには一面じょう、緑が広がる

あのような状態になるのです。

 

現在育てている小麦は

順調にいけばあと2か月ほどで

収穫のめどが立つと思います。

 

初めて育てる作物なので

まだどうなるか分かりませんが、

それなりに収穫出来れば良いなと思います。