日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

『おおいわせ』の生育

こんばんは!

今日も暑い1日になりました。

日差しも強くジリジリと焼けそうです。

 

雲も少なく快晴だったので

布団を干してみましたが、

良い感じに干せました(^^♪

”お日さまの香り”と言うのでしょうか、

あの独特の良い香りがした布団で

今夜は気持ちよく眠れそうです!

 

最近は天気もよく気温も高い、

これらの気象によりお茶の芽は

グンと大きくなったと思います。

 

特に牧之原などの平地で

収穫が早い産地では、

現在収穫のピークを迎えています。

 

『おおいわせ』の様子

岡埜谷農園で育てているお茶の品種は

全部で3種類!

そのほぼ全ては『やぶきた』という

最もポピュラーで高品質な煎茶をつくれる

品種を育てています。

 

あとの2種類は、

『おくひかり』という晩生の品種、

『おおいわせ』という早生の品種です。

 

農産物の多くは

収穫が早い早生(わせ)品種や

収穫が遅い晩生(おくて)品種など

収穫時期によって品種の区別がされます。

 

では何を基準にして早生や晩生と決めているか…。

お茶の場合は現在最も多く栽培されている

『やぶきた』が基準となっています。

 

『やぶきた』よりも早ければ早生、

遅ければ晩生となります。

 

岡埜谷農園で育てている早生品種

『おおいわせ』ですが

早生品種と言うだけあって

岡埜谷農園の茶畑の中で一番大きく育っています。

 

大きい芽ではこんな感じ!

すでに十分収穫できる大きさです。

 

しかし全ての『おおいわせ』の芽が

この大きさになっているわけではありません。

 

中には小さい物も…

 

この葉は出開いているため

これ以上大きくなることはありません。

 

特に山の斜面に対して、

上側の方が芽が大きくなり

下側は芽がそれほど大きくなりません。

この写真では右側方向に傾斜が付いているので

畝の右側は芽が小さく、

左側の方が大きい芽となります。

 

日の当たり方や温度、植物の性質などにより

このような差が生まれます。

 

特に山間地で畑に傾斜があると

差が生まれることが多いです。

 

とくに早生品種である”おおいわせ”は

同じ畝でも傾斜の上と下で

大きな差になることがあります。

 

何故なのかははっきりとは分かりませんが、

環境的に”おおいわせ”は

あまり適していないので

生育にばらつきがあるのだと思います。

 

ちなみにこの”おおいわせ”ですが

収穫・製造しても出荷はされません。

 

製茶工場を稼働させる初日、

1番茶シーズン始まりの一番最初に

このお茶を揉みます。

 

一番最初に揉む理由としては

機械の大掃除で取り切れなかった

小さなゴミを取り除いたり、

機械や揉み方の確認をするためです。

 

徹底的に機械の掃除をしても

100%完全にホコリなどを取り除くのは

少し難しいです。

 

ちょっとした隙間などに残ってしまう、

そのような事は十分にあり得ます。

 

そこで実際にお茶の葉を揉みます。

揉んでいく過程でホコリをキャッチしてくれるので

機械をキレイな状態にすることが出来るのです!

 

そして完全にキレイになった機械で

本格的に一番茶(新茶)の製造が始まります。