日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

現場の特権

こんばんは。

昨日そして今日と

雲がほとんどない快晴となり

気温も上昇!

初夏らしい天気が続いています。

 

気温が高く天気も良いことから

お茶の芽はグングン生長しています。

たった1日、たった一晩

これだけの時間でも少し大きくなります。

と言っても、はっきりと分かるのではなく

ほんの少し”大きくなったかな”と

感じる程度のものですが…(^^;)

 

日に日に変化していくお茶の様子。

お茶の芽の黄緑色がキレイな光景は

この季節だけしか見られない

期間限定の光景です!

 

現場でしか味わえないもの

どのような職種でも「現場の特権」

といったものがあるのではないかと思います。

 

特に農業では生産現場での”特権”

これらがたくさんあると思います。

例えば収穫したての野菜や果物は

生産している場所でしか食べれません。

 

例えばトウモロコシ。

トウモロコシは収穫すると

味が落ちていく一方なので

収穫後すぐに茹でて食べるのが

最高に美味しいです。

 

生産現場では収穫したての物を味わえるため

最高に美味しい状態の農産物を

食べることが出来るのは、

まさに農業という職業の特権でしょう!

 

お茶にも”現場の特権”があるかというと

1つあります!!

 

それは『お茶の葉の天ぷら』です(^^♪

パリッとした食感で

ほのかに苦味とお茶の香りがします。

 

つゆでも塩でも美味しく頂けます。

家には抹茶がないので試したことはないですが

お茶の葉の天ぷらを抹茶塩で食べる

というお茶尽くしの食べ方も良いでしょう!

 

 

茶農家あるいはお茶の樹があれば

摘みたての茶葉を

生のまま調理することが出来ます。

 

2枚目の写真は

お茶の葉を収穫して1時間内に

撮影した写真になります。

この時点では

つやつやで全く萎れていませんが、

3,4時間ほど過ぎてしまえば

少し”しんなり”した状態になってしまいます。

 

そのため仮にですが

お茶の葉を生のままで食卓まで届ける

ということをしたくても

現実的に不可能になります。

 

お茶の葉は生のままでは保存できないのです。

 

そのため

お茶の葉の天ぷらが食べられるのは

まさに現場の特権。

 

ちょうど今の季節、

産地などでしか食べることの出来ない

旬の食べ物です。