日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

一番茶、終了!

こんばんは!

1日遅くなりましたが、

昨日6日に上河内地区では

2018年の一番茶が終了しました!

 

今日は朝から雨が降り続いていますが

数日前からこの雨が予報されていたため

”雨の降る前に何とか終わらせよう”

ということになり、

急に昨日終わらせることになりました。

 

雨が降ると芽が大きくなりますが

一番茶シーズンの終わりでは

お茶の品質が少し下がる可能性もあり、

製造したお茶の取り引き価格が

ガクッと下がることがあります。

 

そのような事になるのを避けるためです。

 

そのため昨日はとても忙しかったです。

すでに収穫が終わっている農家さんもいたため

先日投稿した”割り当て”の規制はなくなり

とにかくすべて収穫する!

という目標に向かってまっしぐら(^^;)

 

岡埜谷農園では昨日1日だけで

1400㎏ほどのお茶の芽を収穫しました…。

1日でここまで収穫したのは初めての事です!

 

”割り当て”がある時は700㎏ほどまでなので

昨日はほぼ倍の量である1400㎏!

そのため収穫の忙しさも倍となりました。

 

なかなかハードな1日でしたが

無事に全てのお茶を収穫することができ

2018年の一番茶は終了となりました。

今ではこのように芽は残っていません。

 

一番茶・二番茶…とは

いままで一番茶(いちばんちゃ)という

言葉を使用してきましたが、

今回はこの言葉について投稿したいと思います。

 

お茶は1年間のサイクルの中で

数回の収穫を行うことが出来ます。

収穫の回数は農家さん、各産地により異なり

1年に一回のみの所もあれば

四回・五回と収穫する所もあります。

 

収穫が出来る季節としては

4月頃から10月頃が一般的で

この期間に収穫を行います。

 

では「一番茶」「二番茶」という言葉ですが

これは収穫した、あるいは収穫する

季節の順番を示しています。

 

その年の一番最初に収穫するお茶は『一番茶』

その次に収穫するお茶は『二番茶』

そのまた次は『三番茶』

というようになっています。

 

そのため今回は2018年の最初に収穫したので

”一番茶”ということになります。

 

上河内地区では一年間に二回、収穫を行います。

つまり”二番茶”までの収穫です!

収穫しようと思えば、まだ出来るのですが

品質の良いお茶を作るには

収穫の回数は少ない方が良いのです。

 

また収入についての話ですが

あくまでも産地にもよりますが

お茶農家の収入の80%~90%は

『一番茶』の売り上げになります。

 

上河内地区ではこのような感じになっています。

静岡県内のほとんどの産地でも

このような割合でしょう…。

 

そのためお茶農家が生活していくためにも

品質の良いお茶を消費者へ届けるためにも

『一番茶』が一番重要なシーズンになります。

 

一番茶=新茶

お茶業界の方、茶産地の方であれば

”一番茶”などと言った言葉を

知っている方も多いと思います。

しかし、世間一般的ではないでしょう…

 

一般的な言葉としては『新茶(しんちゃ)』が

広く浸透していると思います。

”新茶”なら見聞きしたことがある!

という方もいると思います。

 

ではこの『新茶』という言葉ですが

これは『一番茶』と意味は全く同じなのです(^^)/

つまり”一番茶=新茶”なのです!

 

その年の最初に収穫・製造されたお茶”一番茶”が

消費者の元に届くときは

”新茶”という言葉に変化しているのです。

 

一番茶と言うよりも、

新茶と言った方がイメージしやすいですし

言葉の意味も分かりやすいです。

そのため”新茶”という言葉が

広く使われているのでしょう。

 

何がともあれ、

今年も無事に一番茶が終わり、今はホッとしています。

今後は二番茶に向けた管理作業が多くなりますが

今後は意識を二番茶に切り替えて

頑張っていきたいと思います。