日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

ナラシ作業

こんばんは!

今日もムシムシとした

体力が削られていくような暑さでした。

 

全国的、特に西日本で気温が上がり

徐々に本格的な夏に向かっているのかな

と感じている今日この頃です。

 

上河内地区で一番茶が終わってから10日ほど。

次の二番茶へ向けての作業が

本格的に始まっています(^^;)

 

何種類か行う作業のうち、

今回はその代表格『ナラシ』について

投稿していきたいと思います。

 

キレイな姿に整えます

一番茶を収穫してからしばらくすると

お茶の樹の表面はこのようになります。

 

遅れて出てきた芽や

小さく収穫できなかった芽、

収穫時に採らなかった葉が

生長し大きくなっています。

 

特に上河内地区では”みる芽”と言って

完全に生長しきっていない

若くて柔らかい品質の良い状態の芽を収穫し

お茶を作っています。

 

完全に生長しきっていないため、

収穫後も採らなかった葉や芽が生長し

ごちゃごちゃとした状態になってしまいます。

 

畑は違いますが

収穫直後と比較してみたいと思います。

 

収穫直後はキレイなのですが

(写真、左側のお茶の樹)

 

1週間から10日ほど過ぎると

このような状態になるのです。

 

このままの状態では表面が乱れ汚く、

二番茶の芽がそろって出てこない

収穫時に古い葉が入ってしまう

などなど悪影響が出ます。

 

そこで一番茶を収穫した後しばらく時間を置き

芽や葉が完全に生長しきったら

『ナラシ』と言って表面をキレイに刈り均す

作業を行っていきます。

 

ちなみにナラシ作業で刈るお茶の葉は

まだある程度柔らかく

お茶に加工することも出来ます。

実際にお茶を製造している所も多いです。

 

しかし上河内地区では

ナラシで刈ったお茶の葉は畝間に捨てています。

一番茶と比べると品質も劣り、

値段も安い物となるため製造はしないのです。

 

畝間に捨てたお茶の葉は

時間の経過とともに分解され

黒くてフカフカ腐葉土となります。

 

刈り捨てられるお茶の葉ですが

土づくりにとても役立っているのです!

 

作業後

ナラシ作業をした後は

お茶の樹の表面がキレイに整えられます(^^♪

作業後↓

 

作業前の畑と比べてみて下さい。

作業前↓

 

ちょっと分かりにくいかもしれませんが

作業後の方が表面がキレイになっています。

 

この作業は刈る高さの調節が難しく

蒸し暑い環境での作業なので

なかなか大変な作業です。

 

しかし良いお茶作りには必要不可欠!

丁寧に作業することが大切になります。

達成感は収穫と比べるとちょっと少ないですが

キレイに刈れると嬉しいものです。

 

あまり目立たない”ナラシ”という作業ですが

良いお茶作りにも、光景作りにも

どちらにも大切な作業だと思っています。