日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ソラマメの種まき

こんにちは!

11月も今日で3日。

気が付けば2018年も2か月足らずとなり

年賀状の販売も開始…。

 

いよいよ年越しも間近となり

2019年へのカウントダウンが

始まったように感じるこの頃です。

 

今週前半は

澄んだ青空が広がる快晴の日が続きましたが、

昨日からは少し雲が目立つようになり

今日は朝方に雨がザーと降る時間帯もありました。

 

今日は風がないのですが

空が雲に覆われお日さまの光が届かない分

肌寒く感じています。

 

しばらくは曇りがちの天気が続きそうなので

より寒く感じる日が多くなりそうです。

 

ソラマメの種と種子消毒

今シーズン栽培に挑戦する野菜の1つ『ソラマメ』

先日、畑への種まきを行いました。

 

ソラマメの栽培は今回が初めてなので

どのように育っていくのか楽しみであり

同時に失敗しないか、不安な気持ちもあります。

 

ソラマメの種は他の野菜の種と比べると

一回りも二回りも大きいサイズです。

ソラマメに限らず、枝豆や小豆などの豆類は

人が食べる豆を種として土に蒔きます。

そのため豆類は全般的に

トマトやナスなどと比べると

ハッキリと分かるほどの大きさなのです。

 

ホームセンターで購入した種の袋を開けると

ソラマメの大きな種の姿が分かります。

一粒の種のサイズが大きいので

1つの袋に入っている種の量は少なめです。

 

ちなみに種の色が青色で

なんとなく毒々しい印象がしますが

これにはちゃんとした理由があるのです!

 

作物を栽培するときに

病気や虫からの被害を防ぐために農薬の散布、

つまり消毒を行うのですが

野菜の種は種の状態でも消毒を行うものがあります。

 

この種の状態で消毒を行うことを

種子消毒(しゅししょうどく)と言うのですが

今回のソラマメの種も種子消毒を行っています。

 

では、青色は消毒をした時の色

つまり種についている農薬ではないのか

と感じるかもしれませんが、違います!

 

種が青色になっているのは

「種子消毒をしましたよ!」ということを

示しているサインなのです。

 

種が青色であれば

間違って食べてしまう、ということは

ほぼ無いと思います。

 

野菜の種は人が食べるためではなく

あくまでも土に蒔かれ育てられるために

栽培が行われ、店頭に並ぶまで準備が進められています。

 

そのため種として販売されている物は食用にはなりません。

 

そこで種に色を付けているのです。

まず食欲もわきませんし、食べようとも思わないでしょう!

「私を食べてはいけませんよ!」と

ヤバそうな感じが伝わってきます。

 

そのように人が感じるように

あえて種に色を付けているのです。

 

ちなみに今回のソラマメの種は青色ですが

赤色に色が付けられた野菜の種もありました。

 

”おはぐろ”がポイント

ソラマメの種を蒔く時に

重要なポイントとなるのが「おはぐろ」です。

 

青色の種ではちょっと分かりにくいので

水で洗い流してみました。

洗うとソラマメの種、本来の色が分かります。

そして種の一部が楕円形に黒くなっているのが

この写真で分かると思います。

この部分が「おはぐろ」です。

 

「おはぐろ」の部分は

他の部分よりも肉厚になっている、

すじ状に窪みができている、

という特徴があります。

 

そのため

1枚目の写真でも、この特徴を考慮し種を見ると

どこが「おはぐろ」なのか

特徴がハッキリしているものは分かると思います。

 

それでは本題、ソラマメの種まきですが

重要になるのが種を埋める向きです。

 

まず種の向きですが

これは「おはぐろ」を斜め下に向けて

蒔かなければ上手く芽が出てきません。

 

そのため「おはぐろ」の部分を

認識することが重要なポイントになるのです!

 

蒔く深さは

種がちょっぴり土から出るくらいの深さです。

あまり深すぎると酸欠状態になってしまったり

湿りすぎてしまい、過湿状態になり

芽が出てこない可能性が高まります。

 

そのため浅めに種を蒔くこともポイントです。

 

今年は晴れの日が少なく

土に含まれている水の量が多いため

過湿状態になってしまわないか心配です。

 

ソラマメ栽培は初めてなので

日々勉強しながら、楽しみながら

育てていきたいと思います。