日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

初霜の便り

今週末は冷え込みが厳しい!!

最低気温は連日7度を下回り

最高気温は15度ほどの日が続いています。

 

もう、こたつやヒーターがなくては

過ごせません…(^^;)

朝も寒さと暗さと相まって

なかなか抜け出すのが大変な季節になり

気合で起きる日々が続いています。

 

この頃は冷え込みが厳しいので

紅葉も一層進んでいます。

ちなみに川根本町の紅葉の名所

寸又峡」では、すでに落葉が進み

色付いている地域が徐々に南下しているのです。

 

これからの時期は

大井川鉄道のSLの車窓から紅葉を楽しめる

そんな時期になりつつあると思います。

 

初霜!

北海道での初雪の観測が記録的に遅くなった

というニュースは、まだ記憶に新しいですね。

11月も下旬になると、北海道だけでなく東北地方や

北アルプスの山々でも雪を観測しているのでしょうか…。

 

徐々に本格的な冬になりつつあるな、と

実感しています。

 

静岡県内で雪が降るのは

もっぱら標高が高い富士山麓や伊豆の山々、

南アルプスの山々などです。

そのため県庁所在市の静岡市内や

人口が一番多い浜松市磐田市掛川などなど

海にほど近い街では、ほとんど雪が降りません。

 

そのため、冬が薄っすらと積もったり

道路が凍結したりすると

大渋滞が発生する地域です。

 

しかし、雪はほとんど降らないため

冬の訪れを感じさせるものと言えば

「初霜」でしょうか…。

 

まだまだ街の方では降りていませんが

川根町上河内地区では

昨日から霜が降り始めました!

落ち葉や芝、小屋のトタン屋根は

朝起きてみると霜で真っ白に…!

 

霜はこの地域で冬の訪れを告げる

一番の気象現象です(>_<)

 

寒いのは辛かったりもしますが

野菜やお茶などの植物は

寒さに当てることも大切です!

 

特に果樹類は寒さに当てることが重要です。

例えば5℃以下の気温に1,000時間以上当てないと

”花が咲かない”ということもあるのです。

 

お茶の樹も冬の寒さがあることで

春、気温が上がってくると

一斉に芽を伸ばし、一面黄緑色の景色が広がります。

 

芽の伸びるタイミングだけでなく

味や香りもある程度の寒さがあった方が良いです。

 

まだまだ冬は始まったばかり

どんどん寒くなっていきますが

今シーズンの冬は暖冬の予報です。

暖冬になると静岡県のように

太平洋側の地域でも雪が降る、ということが

起きやすくなるそうなので

大きな影響とならなければな、と思います。