日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

苦土石灰の役割

いよいよ2018年も残り30日未満に…。

新語流行語大賞も発表されましたね!

あと、今年の漢字は何になるのでしょうか?

今から楽しみであります(^^♪

 

今日は一日を通して雲が多く広がった島田市

どんより空で少し気持ちは沈みますが

寒さは少し落ち着いてくれています。

 

お日さまの光は届かないものの

気温自体が平年よりも高いため

ブルブルと震えるような寒さではありません。

 

今週はしばらくの間

曇りや雨が続き、どんより空が続きそうです。

気温は高い傾向なので、気温差による体調不良

特に体調管理に気を付けて行きたいと思います。

これからの季節は、乾燥が進むにつれ

インフルエンザが流行するようになりますね(>_<)

 

ちょうど一週間前は

学校行事で県外への旅行に出発した日なのですが

実は出発する前の週末に

タマネギの植え付け前の準備をしていました!

 

何をしていたか、というと

苦土石灰を(くどせっかい)を土に撒き

クワで耕していました。

 

今回は野菜を育てる前に行うことが多い

苦土石灰(くどせっかい)の役割について

投稿したいと思います。

 

酸性を中和

日本は比較的雨が多く降る地域です。

そのため水田による稲作、お米が作られています。

 

”飲み水が不足して困る”ということも少ないため

雨に恵まれた地域であるとつくづく思います。

 

しかしながら雨が多く降ると

土は少し酸性に傾いてしまいます。

(肥料の影響もありますが…)

雨の多い日本では防ぎようのないことです。

 

そこで野菜などの作物を

栽培するときに使われるのが

土を改良する資材である『苦土石灰』です。

 

野菜などの作物の一部は中性(pH7)や

弱酸性(pH6くらい)を好むものが多いです。

 

その作物の好む酸度(pH)に

土の状態を整えるために『苦土石灰』を

使用しています。

なぜ『苦土石灰』なのかというと

この資材はアルカリ性だからです!

 

酸性にアルカリ性を混ぜると中和、

お互いに打ち消し合うようになり

中性の状態にすることができます。

 

さらに量を調節すれば

弱酸性や弱アルカリ性の土にすることも

実際に行うことができるのです。

 

作物、野菜が育ちやすいpHを調べ

土をその状態にしてあげることができれば

スクスクと育ちやすくなります。

 

そのため野菜を植える前などに

苦土石灰』を土に撒いて

pHの調節を行っているのです。

 

微量要素

苦土石灰』のもう一つの役割。

それは微量要素の補充です。

 

微量要素(びりょうようそ)とは

生長するために必要な栄養素だけど

その量は微量で大丈夫、

あるいは微量でも作用する栄養素”の事です。

 

植物の肥料として使われる

窒素やリン酸、カリウムなどは有名な栄養素で

量もたくさん必要になるものです。

 

しかしこの三種類だけでは

植物は元気に育ってくれません。

 

人も植物も同じで

僅かな微量な栄養素をとらなければ、

補給できずに足りなくなってしまえば、

体調を崩す原因の一つになります。

 

そこで植物を育てる時に活躍するのが

苦土石灰』の中に含まれている

様々な栄養素たちです!

 

苦土石灰

他の肥料ではあまり含まれていない

微量だけど必要な栄養素が

しっかりと含まれています。

その代表的な栄養素としては

「カルシウム」が挙げられます。

 

そのため

土を育ちやすい状態に整えるだけではなく

微量な栄養素を補給するためにも

使用されているのです。

 

ちなみに苦土石灰を上手に活用すれば

より美味しい物を収穫できたり

収穫量を伸ばすことができたり

病気を防ぐこともできます。

 

まさに”縁の下の力持ち”のような

資材になるのです(^^)/