メリークリスマス!
いよいよクリスマスを迎え、年越しまでは残り1週間…。今年も一年間あっという間だったなぁ、と思うこの頃です。
年賀状も無事に書き終わり、既に投函もすませてあるので、年を越す準備としては大掃除を残すのみとなりました。
秋以降は学校行事が目白押しで、部屋の掃除を少しないがしろにしてしまっていたので、大掃除を期に徹底的にキレイにしていきたいと思います(^^)/
茶色のお茶の実
11月を過ぎるとお茶づくり、畑の管理に関しては、大きなものはほとんどなくなります。
と言うのも、お茶の樹は冬の寒さ厳しい期間は休眠しているので、お世話をすることがないのです!
例えばこの冬の休眠期間中に、肥料を撒いたとしても吸収してくれません…。
そのため茶畑に行く機会は、春から秋までの間と比べると激減します。何か作業をしに行くというよりも、お茶の樹の様子を見に行く、畑の状態を見に行く、ということを目的として行くことが多いです。
そんな冬の茶畑ですが、秋から冬にかけて多く見かけるものがあります!
それは『お茶の実』です。
“実”といっても、桃や梨のように柔らかい果肉部分があるわけではなく、栗や銀杏のように種にあたる部分になります。
ただ、栗や銀杏と違うのは「食べたりしない」ということでしょうか…(^^;)
本来であれば、お茶の樹を育てるポイントとして『なるべく花が咲いたり、実が生ったりしないように育てるのが良い』とされているのですが、植物である以上、全く花を咲かせないようにする・実が生らないようにするのは、不自然かつ困難な事です。
ただ、全くつぼみや花がない畑も見たこともあります。
聞いた話ですが、品評会などでは減点対象になることもあるそうなので、つぼみ・花・実は全て手で取り除くこともあるそうです。
教科書的には嫌がられるお茶の実。しかしながらこのお茶の実は、様々な楽しみ方があります。
茶の実油
まず、最近注目を集めているのがお茶の実の油『茶の実油』です!
お茶はツバキ科の植物。ツバキの実を搾ると『ツバキ油』が採れるように、同じ科のお茶からも油を搾ることができます。
茶の実油には、オレイン酸などが含まれているそうで、コレステロール値を下げる効果があるそうです。実際、茶文化の始まりの地である中国では、食用油として珍重されてもいます。
日本でも、特にここ数年の茶業界で茶の実油への注目が集まり、新商品として作り始めたお店もあります。
私はまだ味わったことがないので、どんな味がするのか?香りがするのか?機会があれば試してみたいと思っています!
遊び道具
お茶の実の形は丸に近い…。
そのため、昔はパチンコの玉として使い、飛ばして遊んだこともあるそうです。
あとは「お茶の実相撲」といって、”お茶の実を互いに一粒ずつ選び、押し合いっこをして、先に殻が割れると負け”というように、遊ぶこともできます!
今日はクリスマスイブ。丸い形状を生かして、カラフルに塗って、飾りなどとして使うことも出来そうだな、とも思います。
生産者側から見れば、あまり実らせたくないお茶の実ですが、その楽しみ方は様々なものが考えられそうです(^^♪