日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

牧之原台地にある、大きな丸い塔の正体とは!?

いよいよ1月も終わりを告げようとしています。

「1月は行って、2月は逃げて、3月は去る」というような言葉があるように、年明けから年度末までは、あっという間に時間が過ぎてしまうような感じがします。

 

私事ですが、現在通っている学校の後期試験が1月上旬にあり、今月末には卒業論文の提出(残り数日ですが(^^;))と資格試験が控えているため、今月は予定がギッシリ詰まった月となっています。

 

ただ、卒業論文を提出し、来月の発表会を終えてしまうと、いよいよ『学校』という場には通わなくなってしまいますし、『学生』という肩書であるのもあと2か月間だけ…。残り少ない日々を、しっかりと過ごしていきたいと思います。

 

牧之原台地にある丸い大きな物体とは…?

牧之原台地に行くと、どこまでも広がっていそうな広大な茶畑がありますが、その所々には、丸く大きな塔のような物体があると思います。

写真中央の、青色の丸くドーム型のこんな感じの物ですね…。

車で台地の上を走っていると、数km間隔でこのような物を見かけることがあると思います。

 

何となく、港などで見かけることがあるガス類のタンク、のような感じもしますが、燃料は入っていません!

 

この丸く大きな塔のような物体の正体は…『貯水タンク』です(^^)/

 

普段の生活を送るためにも、工場で物を生産するにも、植物を育て農産物を得る農業を行うにしても、水がなくては何も出来ません!

 

そのため、牧之原台地では非常に大切な水を確保するために、このような大型の貯水タンクが所々に設置してあるのです。

 

台地の上だからこそ…

牧之原台地と名前が付くように、この貯水タンクがある場所は台地の上。周辺よりも標高が高くなっています。

 

水は上から下へ、標高の高い所から低い所へと流れていくもの…。そのため、台地の上では水をくみ上げる必要があります。

 

写真のように、水が流れる大きな川は、牧之原台地の上から見ると下を流れています。

 

そのため、水をくみ上げる必要があるのです!

ただ、常時使用される分の水をくみ上げていたのでは、安定的に供給できません。

 

そこで、大型の貯水タンクを設置し、くみ上げた水をタンク内に貯めておくことで、安定的に水を供給することができるようにしたのです。

 

牧之原台地にある大型の貯水タンクは、様々なデザインのものがあります。お茶や茶畑を彷彿させるようなデザインもあり、ちょっぴり印象に残りますし、見比べてみると面白いです。