日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

八十八夜とお茶の関係とは

今日はお茶の関係者にとっては、待ちに待った1日となる「八十八夜」について投稿したいと思ます。

 

縁起物の八十八夜のお茶

「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る、あれに見えるは茶摘みじゃないか…」と歌が続いていく、茶摘み歌…。

 

初夏のお茶摘みの光景を目に浮かべることができる歌です。

 

この歌の冒頭にあるように、「八十八夜」はお茶を摘むことができる季節の訪れも表しています。八十八夜=茶摘みの季節といった感じです(^^;)

 

栄養がたっぷり詰まった一番茶(新茶)を収穫する季節であるため、「長生きできる」「健康に過ごせる」などの言い伝えもあり、八十八夜に摘まれたお茶は縁起物としても人気があります。

 

霜が降りなくなる?

八十八夜の別れ霜」という言葉はご存知でしょうか?

その名の通り立春から数えて88日目、八十八夜を過ぎると霜はほとんど降りなくなるので、霜が降りる季節の終わりの目安にもなります。

 

逆に言えば、八十八夜までは霜が降りることがあるということ…(-_-;)

 

お茶の新芽は霜に弱いです。霜が降りて凍ってしまうと、場合によっては芽が死んでしまうこともあります。

 

そのため、八十八夜を過ぎると霜の心配も少なくなるので、ひと安心できるようになります。

 

実際の八十八夜

八十八夜のお茶…。実際はどうなのか?というと、上河内地区では八十八夜の頃に一番茶の収穫が始まるので、新茶の摘み取り・製造の目安ともなる日でした!

 

15年以上前は、八十八夜に収穫が始まることはまれで、この日を過ぎてようやく収穫できるような状態でした。

 

しかし現在は、地球温暖化の影響なのか、収穫時期が早まりつつあります(゚д゚)!

以前は、収穫が始まるか始まらないかの境であった八十八夜でしたが、4月の下旬には収穫が始まり、八十八夜には最盛期を迎えている年もあるほどです。

 

そのため、以前ほどは八十八夜を意識しなくなっていますね…。

 

ちなみに、御前崎など静岡県内でも温暖な地域では、八十八夜は収穫時期の後半に当たる地域、あるいは八十八夜の前にすでに収穫を終えている地域もあるほどです。

 

今年の八十八夜は…?

今年の八十八夜は、5月2日です。

立春から数えて88日目になるので、基本的には毎年5月2日が八十八夜になります。(うるう年の時だけ、5月1日になります)

 

もうすでに立春は過ぎているので、カウントダウンは始まっていますが、今年はどのようになるのでしょうか…?

 

天候次第で一番茶の収穫時期はガラッと変わるので、まだ分かりませんね(^_^;)

 

ただ、今シーズンの冬は暖冬傾向ということなので、このままこの天候が続いていけば、八十八夜前に収穫が始まるかもしれません。