こんばんは!
未明から降り続いた冷たい雨は、夕方には弱まりました。
県内でも富士山に近い地域などで雪になり、ニュースを見ても雪や寒さの情報が伝えられていた1日でしたね…。
新生活が始まり、ちょっと疲れも出てくるこの季節…。ここまで寒暖差が大きいと、体調を崩してしまいそうです(>_<)
お茶にとっては恵みの雨に…
ここ数日は晴天続きで、平年と比べると雨が降る日が少なかったです。
日によっては季節外れの暖かさになったり、空気が乾燥していたりして、そろそろ土が十分に湿る雨が降って欲しいところでした…。
朝から断続的に、たっぷりと降ったので、お茶の樹は喜んでいると思います(^^)/
新芽を伸ばす時期には、ある程度の雨が降る必要があります。
土の中の栄養分を吸収するのにも水が必要ですし、「新芽を伸ばす=体を大きくする」ことなので、この時期に水を欲するのです。
冬の間は休眠状態なので、あまり水を必要としません。
そのため、ある程度なら少雨や乾燥に耐えられますが、春から秋にかけてはそうも言ってられません!
光合成をする時、新芽を伸ばす時、葉っぱが呼吸をする時…。
様々な場面で水が必要になるので、春から秋(生育期)には、適宜雨が降って欲しいのです。
「おおいわせ」の畑の変化
昨日の時点では、お茶の芽は少し大きくなっているものの、まだ茶畑が黄緑色に見えるほどではありませんでした。
今回の雨のように、雨が降った後気温が上がると、グッとお茶の芽は大きくなります。
ただ、今後の天候を見ると、平年並みか平年以下の気温になる予報なので、ジワリジワリと大きくなっていくと思います。
そんな中でも、茶畑がほのかに黄緑色に見え始めたのが「おおいわせ」という品種の畑です。
「おおいわせ」に関しての説明はこちらから(「おおいわせ」の生長状態と使い方)
約10日ほど前の状態がこちら↓
何となく、黄緑色に見える部分があるような…ないような…
はっきりとは分からないですね…(^^;)
そのような状態でしたが、昨日の時点ではこのようになっていました↓
約10日前と比べると、少しですが黄緑色の部分がハッキリしてきたと思います。
お茶ではないですが、奥に見える桜の樹は、この10日間で満開になりました!
今後の生長は…?
教科書的な、お茶の芽の生長の進み方について説明したいと思います。
まずお茶の芽は春になると萌芽します。
この状態になったら、本格的な生長スタート!!
萌芽してから約10日で1枚葉っぱが開き、その後は5日で1枚葉っぱが開いていくとされています。
ただし、これはあくまでも教科書的な情報です。実際は、このように生長していくことは、ほとんどありません!
気温が低い日が続けば、葉っぱが開くのには時間がかかります。逆に、暖かな日が続けば、より早く生長します。
お茶の芽の生長は、特に気温に左右されるので、なかなか教科書的には生長しないのです。
特に昼夜の寒暖差の大きい上河内地区では、お茶の芽が生長するのに時間がかかります。
今年は、萌芽してから1枚葉っぱが開くまでに、すでに2週間以上の日数が経過しています。ちなみに、まだ1枚も葉っぱは開いていないので、現在も継続中です(生長・萌芽の早い「おおいわせ」を除きます)
そして、その後の生長に関しても、平年の様子で言えば1週間で1枚葉っぱが開くかどうか…。じっくりと生長をします。
ちなみに、はっきりと茶畑が黄緑色に見えるようになるのは、葉っぱが2枚ほど開いたころから…。
さらにこのような状態になるには、3週間以上の時間がかかると思います。
ジワリジワリと生長中のお茶の芽…。
あまり変化がないのに、毎日気になってしまいます(^^;)