今日、5月2日は「八十八夜」
「八十八夜のお茶を飲むと長生きできる」と言われるように、八十八夜のお茶は縁起物としても知られています。
そんな、縁起の良い日に一番茶(新茶)の収穫を始めることが出来ました!
お茶の収穫方法
お茶の収穫方法は主に2つ。
手でお茶の芽を摘んでいく『手摘み』
そして、機械や大きなハサミを使用する『ハサミ摘み』です。
現在では、機械を使用する「ハサミ摘み」が主流となっていますが、上河内地区では「手摘み」も行っています!
一番茶の収穫開始から数日は手摘みオンリー
芽が生長しすぎてしまうと品質が低下してしまうため、シーズン突入から数日過ぎると、機械を使用しての収穫も始まります(^^)/
ということで、今日はシーズン初日…。収穫方法は手摘みのみです!
今回は、手摘みの様子を投稿したいと思います。
手摘み
お茶を収穫するには、まず露を乾かさなければなりません!
霧が発生することも多い上河内地区。
一番茶シーズンは寒暖差が大きいので、朝露や霧で葉っぱが濡れています。
濡れた葉っぱを収穫すると、お茶の品質が悪くなってしまうので、乾くのを待って収穫を始めるのが鉄則です!
手摘みで使用する道具はこちら↓
手に持っている小さなかごは「びく」
大きなかごは「茶まき」と呼んでいます。
手で摘んだお茶の芽は、まず「びく」に入れ、「びく」の中にお茶が溜まったら、「茶まき」の中に入れます。
大きさにもよりますが「びく」の中には大体1kg、「茶まき」の中には10kg程度のお茶が入ります。
ちなみに、「茶まき」でお茶を保管するときは、直射日光が当たらないようにします。
摘んだ生葉は、まだ生きている状態…。葉っぱが呼吸しているので、少しずつ温度が高くなってしまいます。直射日光が当たればなおさらです。
そこで、日光が当たらないように覆いを被せるのですが、同時に熱が逃げれるように風通しも良くしておくことが重要です。
今年も薄くて柔らかな、香りの良いお茶の芽が収穫出来ています。
摘んで「びく」の中に入れたお茶の葉を嗅ぐと、少し甘さを感じる爽やかな香りが漂ってきます(^^♪
私は、この香りが大好きです!
手摘みはとても時間がかかる収穫方法。
1人当たり、1日15kgほど摘めれば良い方です!
家族、そして手伝いに来てくれている親戚の方…。みんなで、力を合わせてお茶を摘んでいます!