日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

5月7日 今日の一枚

上河内地区で一番茶の収穫が始まって、今日で6日間が過ぎました。

 

お茶の芽が大きくなってきていることから、機械での収穫も本格化しています。まさに「最盛期」と言った感じです(^^)/

 

ちなみに「機械での収穫」というと、手摘みと比べて品質が劣るイメージを浮かべる方もいらっしゃると思いますが、あまり大きな違いはありません!

 

機械での収穫は、お茶の新芽の部分だけを狙って行います。

新芽の柔らかく、充実した部分のみを収穫する方法で行っているため、機械での収穫でも高い品質を維持できます。

 

逆に、茶葉の収穫適期に収穫が行えるため、畑や収穫日時によっては、機械での収穫の方が品質が高くなることもあるのです。

 

収穫適期を逃してしまうと、お茶の芽は大きく硬く生長してしまいます。

そのようなお茶の芽では良いお茶が作れないため、茶の樹や茶畑、お茶の芽をよく観察したり手触りを確かめ、適期に収穫が行えるようにしています。

 

もう間もなく一番茶シーズンは折り返しとなります。

残り1週間弱の日々も、引き続き頑張っていきます(^^)/

 

 

朝日に照らされるお茶の芽

今日の1枚ですが、本日7日は、朝に撮影したお茶の芽の写真です。

気温が下がった事で朝露が降り、夜遅くに雨も降ったため、今朝のお茶の芽は、露に濡れてびっしょりの状態でした。

 

露に濡れた状態では、お茶の芽を収穫することができません。そのため『露払い』という作業を行うのですが、朝日がお茶の芽に当たり始めると、キラキラと輝き始めました(^^♪

※山の斜面に茶畑があるため、朝7時ごろにならないと日が当たりません…。

 

朝露に濡れなければ、朝日が見れる状態でなければ、見ることができない光景です。

この光景を楽しめるのも、残り僅か…。一番茶シーズンの、1年で一番きれいな景色を楽しみつつ、お茶の収穫を進めて行きます。