日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

雨降って芽伸びる二番茶

梅雨入りしてから、今までの暑さがウソのようにヒンヤリとした気温、雲が多い空模様の日が続いています。

 

今日は、午前中は一時的に青空が広がり、お日さまの光が届く時間帯もありました(^^)/

しかし、お昼を過ぎると一転…。

一気に薄暗くなり、まるで夕方になったような暗さとなりました。雨も午後早い時間帯から降り始め、断続的に、静かに雨が降り続いている状況です。

 

 

生長には雨が欠かせません!

現在生長中の二番茶芽。

お茶の樹が生長するためには、適度に雨が降る必要がありますが、これは二番茶の生長時にも当てはまります。

 

もし雨が降らないと、芽が大きくなりにくい状態に…(-_-;)

 

梅雨は、洗濯物がなかなか乾かなかったり、ジメジメ薄暗い日が続くので、気分は少し下がり気味になってしまいます。が、お茶の樹が生長するためには、欠かせない時期なのです。

 

ただし、雨が続いたり雲が広がると、イヤでもジメジメとした環境となります。カビが繁殖しやすい環境と言えるでしょう!

そのため、長雨によって病気が発生するリスクも高まってしまうのです。

※植物の病気の原因は主にカビです。他には”細菌”と”ウイルス”もありますが、大半は”カビ”となります。

 

 

それでも欲しい雨

生長に欠かせない一方、病気の原因となってしまうこともある雨。

メリットもデメリットもあるように感じますが、雨が降らない方がお茶の樹にとってはダメージが大きいです。

 

雨が降らないと純粋にお茶の芽が伸びにくくなったり、生きるために欠かせない光合成や呼吸にも影響がでます。お茶の樹にとっては相当なストレスです(>_<)

 

すると、病気や害虫に弱いお茶の樹となってしまうため、短期的に見ても長期的に見ても雨が少ないと大きな影響が出てしまいます。

 

適度に雨が降ることは、お茶の樹にとってとても大切な事なのです!