川根町上河内地区には様々な野生動物が生息しています。特に近年は、「しか」と「カモシカ」が増加しています。
最近のことですが、朝起きると何かの動物の鳴き声が聞こえてきました…。
何となく、ヒツジやヤギに近いようなそんな鳴き声でしたが、声のする方を見ると2頭のニホンカモシカが山の斜面を走っているのを見ました。
他にも、昨日の夜(9時頃)ですが、お茶工場の掃除を終えて家に帰る途中、3頭のシカとも遭遇…。
やはり動物の数が徐々に増加しているのだと思います。
特に「ニホンカモシカ」は数年前までは、全くその姿を見ることが出来ませんでした。近年では、最もよく見かけることのある動物の1つです。
ニホンカモシカは、北海道と沖縄を除いて全国的に生息している動物です。
長野のスキー場に訪れた際には壁にカモシカの写真がありましたが、山岳地帯、山や森に生息しています。
”シカ”と名前が付いているので、何となく「シカ」の仲間だと思ってしまうのですが、実はニホンカモシカは『ウシ科』の動物です!
シカと言うよりも、ウシと言った方が正しいですね(^^)/
ちなみに、ウシにもシカにも角がありますが、ニホンカモシカにも角があります。小さな黒い角が二本…頭の上からひょっこりと伸びています!
最近は個体数が増えて珍しさはあまりなくなってきているのですが、学術的に貴重ということで特別天然記念物に登録されている動物です。
こちらをじっと見つめてくる
ニホンカモシカは目が悪いと言われています。
そのため、遭遇した際には逃げることなく、じっとこちらを見ることも…!
写真を撮影した時は、二頭の大人のカモシカと、一頭の子どものカモシカがいました。残念ながら子どものカモシカは撮影できませんでしたが、小型犬くらいの大きさで、大きな目でずっとこちらを見ている姿は可愛かったです(^^♪
もちろん大人のカモシカもこちらを見ています。
自分が歩くとそれに合わせて首を動かし、常に目が合っている状態です。
大半の野生動物は、目を合わせると襲い掛かってくることがあるので、動物と遭遇した際には最大限の注意をしましょう!
おとなしい雰囲気のカモシカも、実はとても縄張り意識が強い動物です。
喧嘩をすることも多くありますし、喧嘩により負傷したカモシカを見たこともあります。
可愛く見えるかもしれませんが、やはりペットではないので、十分に注意が必要ですね…。