おはようございます。
しっかりと日付を確認すると、今日は6月30日。2019年も半分が過ぎてしまったのだと、気付かされました。
明日からの半年間には、世界陸上やラグビーのワールドカップなど、スポーツに関する催しが目白押しですね!
逆に、台風シーズンや梅雨などにより気象災害も発生しやすくなるのも、これからの期間…。
今年は雨が多いとされているので、大きな影響や被害がないこと、豊かな2019年下半期となることを祈るのみです(^^)/
お茶工場の掃除
一昨日、上河内地区では全ての畑でお茶の収穫が終わりました。
その翌日となる昨日29日は、お茶工場の機械たちに付いた二番茶シーズンの「汚れ」を落とす作業を行いました。
「汚れ」というと、泥汚れのようなものをイメージしてしまいますが、お茶工場での掃除は「ホコリ」の除去が主となります。お茶を揉んでいると、お茶から発生した細かな粉などが、ホコリとなってしまうのです。
毎日、お茶を揉み終えた段階で、ある程度掃除はしているのですが、お茶の製造シーズン前と後は、とにかく徹底的に機械やお茶工場内を掃除ます。
ホコリなどを取り除くことで、品質の良いお茶が作れますし、人も働きやすくなります(^^♪
また、機械の一部には「茶渋(ちゃしぶ)」という物が付着します。
お茶を揉むときに出る「渋」なので、お茶由来の物質ではあります。ですが、茶渋は”渋”と言われるように渋いですし、お茶をしっかりと揉むためには、機械をキレイにする必要があります。
茶渋も、毎日取り除き、機械をキレイな状態にしているのですが、お茶のシーズン前と後の掃除では、水を使用して完璧に取り除いてしまいます。
茶渋は水に溶けやすいので、水で洗うことでキレイになるのです!
ホコリや茶渋を取り除いたら、来年の一番茶へ向けた掃除は完了!
一部の機械にはシートを被せたりして、約10か月後のシーズンを待ちます。
来年の一番茶(新茶)シーズンまで、お別れです…。
お茶刈り機も掃除
お茶の収穫シーズンが終わったら、お茶刈り機もキレイに掃除します。
お茶を収穫していると、機械には「茶渋」が付着してしまうのです…。これは、一部のお茶を揉む機械とも同じですね。
茶渋は、お茶から出た成分なので、安全性などには全く影響はありませんが、汚れた機械を長期間保管する場合はキレイにしておいた方がいいのです!
水洗いをした機械は、ピカピカの状態。
茶渋が付いていた時は、刃の部分や後ろ側の銀色の板の部分が、茶色あるいはすごく濃い緑色になっていました。
水洗いをすれば汚れは簡単に落ちてしまうので、こちらの機械はきれいに洗い乾燥させて、来年の5月頃まで保管しておきます。
2020年のお茶づくり
川根町上河内地区は、二番茶までしか収穫を行いません。
二番茶が終わったということは、2019年のお茶づくりが終わったということ…。
しかしながら、今年のお茶づくりが終わると同時に、機械の掃除や保管など来年2020年のお茶づくりへ向けた準備も始まります。
今後の農作業は、来年の一番茶(新茶)の収穫量や品質に直結するもの…つまり、来年のお茶づくりが、これから始まることになります!