日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

イノシシの襲来

近年、山間部を中心とした土地では、野生動物による農業被害などが多くなってきています。

 

特に大きな影響があるのが、イノシシ、シカ、サルなどでしょう。

他にも、アライグマなど小型の動物が野菜や果物を食べてしまったりもします(>_<)

 

また、シカは木の皮を食べることもあることから、農業だけでなく林業にも被害が目立つようになってきました。

 

 

昔は、それほどの被害がなかったのですが、年々野生動物の被害は増加…。

 

背景として、動物たちの生息数が大幅に増加しているのでしょう!

私が幼い頃は、シカやカモシカなどを目にすることがほとんどなかったのですが、近年は頻繁に見るように。しかも、シカやイノシシは一頭だけなく、2~3頭などグループで動いていたり、5匹以上のウリ坊(イノシシの子ども)を連れている所を目にすることもあります。

 

野生動物が生息することは決して悪いことではないのですが、過剰に増えてしまうと農業や林業に被害が出たり、本来その土地に生息していた動物が減少してしまったりと、様々な影響が出てしまうのです。

 

 

ちなみに、生息数が増加している一因として、狩りをする人が減少していることが挙げられます。

また、イノシシに関しては、一度に産む子どもの数が大幅に増加していることも影響しているでしょう。

※イノシシとブタが交わり(イノブタ)、一度に産む子どもの数が増加したと言われています。

 

 

山を掘り返される被害

7月に入り、茶畑のすぐ近くの崖をイノシシに荒らされる被害が発生してしまいました。

ススキやヨモギ、ササなど様々な植物が生えているので、それらの根っこを食べたり、あるいは土の中にいるミミズなどを食べようとしたのでしょう。

 

まるで崖崩れの後のような状態になっていました。

急な斜面なのに、ここまで掘り返すイノシシの力はとても強いですね…(-_-;)

 

遭遇し、もし突進されたりしたら、大変危険だということがはっきりと分かります。

 

深さ20cm以上、土を掘っている部分もあり、ササの根っこがむき出しの状態です。

 

 

それほど大規模に掘られたわけではないのですが、季節は梅雨。

しかも、梅雨の終わりには大雨になることもよくあります。

 

掘り返された土や石は、なるべく元の状態に戻しある程度固めたのですが、このような状態では、土砂崩れが発生するリスクが高まってしまいます。梅雨明け、そして台風シーズンにかけて、何事もないことを祈るのみです。

 

ちなみに、茶畑のすぐ近くでの被害でしたが、お茶の樹には全く被害はありませんでした!

土が覆いかぶさることもなく、また二番茶の収穫を終えてからだったので、その点だけは一安心です(^^)/

 

 

狩猟に対する考え

生息数が増えている一因として狩り(狩猟)をする方が減少した、ということを挙げましたが、狩猟には様々な意見がありますね…。

 

最近ではジビエブームがひそかに沸き起こっていたり、「狩りガール」などと言った言葉も生まれました。

 

一方で「狩りをすることは残虐な行為だ」という意見もあります。1つの命ですから、もちろん面白半分で行ったり、虐殺するような行為は論外です!

 

しかし、私個人としては節度や礼儀(動物に対しての)を守り、美味しくいただけば、決して残虐とは言えないと考えています。

 

人が生きていくためには、食べなければいけません!

食べる物が肉であっても、野菜や穀物であっても、1つの命であることに変わりはありません。

 

「植物には意思がない」ようにも思えるかもしれませんが、実際に育てていると、次の世代へ命を繋ごうとする力をヒシヒシと感じます。

 

カボチャなどは、伸びたツルを切って、土の上へ置いておくだけで新たな根っこが出てきますし、お米1粒であっても春に種をまけば何千粒と新しいモミを実らせたかもしれません。

 

生きることは食べること。食べることは命を頂くこと。

頂いていることに”感謝”する意味も「いただきます」「ごちそうさま」という言葉の中に含まれているのではないでしょうか…。

 

私個人としては、食べることを知識として頭の中に入れておくだけでなく、「命を頂いている」ということを一度は実体験を通して感じてみたいと思っています。