今年の夏野菜のテーマとして取り組んでいるポップコーン。
種や苗、園芸資材のカタログを見た時に、「面白そうだな」という簡単な思いから、栽培に挑戦してみることを決めました!
春に種を蒔き、約2か月ほどが経過するので、現在の様子を投稿したいと思います。
背丈は190㎝ほどにも…
春に種を蒔き、一度有機質肥料を追肥として施したのですが、6月の雨と少しずつ上がる気温により、グングンと大きくなりました。
その草丈は大きい物で190㎝を超えます。
大人の背丈ほど、あるいはそれ以上の高さですね。私は身長が185㎝なのですが、先端部分は少し見上げるような感じになります(^^;)
背丈があるので、もし強風が吹いたり、台風が直撃してしまったら、倒れてしまう可能性はとても大きいですね…。
台風が接近するなど、場合によっては、支柱などで支えたりすることも考えた方が良いかもしれません。
ちなみに根元部分から生えているのは、こんにゃくです。
梅雨入りの頃になると、種イモが土の中にあるので毎年自然と生えてきます。
花の開花
季節が7月になってからは、ポップコーンの花がちらほらと咲き始めました。
先端部分から出ている黄色い稲穂のようなのが「雄花」
黄色く見えるのは花粉があるためで、風が吹いたり、揺らしたりすると舞うこともあります。花粉がたっぷりと詰まっています。
本当にたくさんの花粉が舞うのでしょう…。
葉っぱには、このように目に見えるほどの花粉が積もっています。
雄花は先端部分から出ている、黄色い稲穂のような、ほうきのような部分になりますが、雌花がなければ実が生ることはありません。
ポップコーン(トウモロコシ)の雌花は葉っぱと茎の付け根から、1つの株につき1つ2つは、出てきます。
スーパーなどで、皮に包まれている状態のトウモロコシを見たことがあると思いますが、トウモロコシの先端部分、あのひげの様なものに花粉が付着することで、トウモロコシは授粉…。実を付けることが出来るのです。
今まで育てたことのあるトウモロコシは、白いひげだったのですが、今回育てているポップコーンは赤色と言えばいいのでしょうか…。
遠くからもはっきりと目立つ色で、初めて見た時はビックリしました(゚д゚)!
ポップコーンだからこのような色になるのか…?
それとも、品種によって違うのか…?
疑問に思うところです。
雨が降っていないタイミングかつ雄花と雌花が乾いた状態で、雄花(花粉がたくさん詰まっている方)を軽く揺らし、花粉を飛ばしてあげると受粉を手助けすることが出来ます。
ただし、たくさんの花粉が舞うので、花粉症や鼻炎の方はマスク必須ですね。私もマスクをし、手袋をし、実施しました。
スイートコーンに注意
ポップコーンを作る時の最大の注意点。
それは、花粉がスイートコーンなどのトウモロコシに付着し、授粉してしまう事です。
もしポップコーンの花粉でスイートコーンが授粉してしまうと、スイートコーンの甘さが弱くなるなど品質が落ちてしまうとされています。
もし、ポップコーンとスイートコーンを近くで育てる場合は、花が咲く時期をずらす必要があります。
どのようにすれば開花時期をずらせるのか…?
ですが、種まきの間隔を空ける(1週間や2週間ほど間隔を空ける)というのが一般的です。
品種によって生長のスピードが違うので、品種選びで開花の時期をずらす方法もあります。
しかし、生長のスピードはその年の気象や育て方に左右されるので、家庭菜園でこの方法を取るのは少し難しいかもしれませんね…。
花が咲く時期をずらす方法以外であれば、ポップコーンとスイートコーンを離れた位置で育てる…という方法もあります。
ただし、風によって遠くまで花粉が飛ばされることもあるので、200mほど離す必要があるそうです。
200mというと、なかなかの距離ですね(-_-;)
周辺でスイートコーンを育てる方がいれば、距離を取る方法は難しいかもしれません…。
完全に枯れるまで…
現在は花が咲いているポップコーン。
もし受粉が上手くできていれば、これから実が出来ていきます。
普通のトウモロコシ、スイートコーンであればひげが茶色くなった頃が採り頃ですが、ポップコーンの場合は株全体が茶色くなるまで育てます。
実の部分をしっかりと充実させ、さらにカラカラに乾燥させる必要があるので、葉っぱや茎が枯れ、茶色くなるまで育てる必要があるのです。
まだポップコーン栽培は折り返し地点を過ぎたばかり…。
無事に収穫できるように、日々観察をしながら手入れをしていきたいと思います(^^)/