日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

土づくりのために「pH」の計測を行いました

こんばんは!

今日も相変わらず雲が空を覆う天気が続いています。

 

台風5号も接近しているということで、今後の雨の降り方や天気の変化には気を付けなければ…と思いました。

 

 

6月末には二番茶の収穫が終わり、7月からは来年の一番茶へ向けたお茶の樹の管理がスタート!

肥料をまいたり、浅刈り(葉っぱや枝をカットする作業)や裾刈り、5月に中切りを行った畑を対象とした農薬散布を行ってきました。

 

これらの作業は、二番茶の収穫が終わったら直ちに行う必要があるものです。

そのため、しばらくの間充実した日々が続いていましたが、現在はひと段落…(^^;)

 

体を休めたり、使用した機械の掃除や作業小屋などを整備したりしています。

 

また、次に行う作業

苦土石灰」をまいて土をつくる作業の準備も進めています。

 

 

育ちやすい環境を整える

苦土石灰は、土の酸度を調節したり、育つために必要な微量要素を補給する目的でまく物です。

家庭菜園などでも、土を中和する目的で使用することが多く、使用頻度の高い農業資材の1つとなります。

 

作物を屋外で育てていると、雨などの影響でどうしても土が酸性になってしまいます。

また、日本の土はもともと弱酸性になっている物も多いため、作物を育てる時には土を中和したり、土の酸度を調整する必要があるのです。

 

「酸性」と聞くと、金属を溶かしたりする危険なイメージがあるかもしれません。また、中性が一番良いような印象も受けますが、実は多くの作物はpH6程度の弱酸性を好んでいます。

 

もちろん、中性を好む作物もありますし、逆にもう少し酸度が高い土を好む作物もあります。

 

自分の育てている作物に合わせ、育ちやすい酸度に調整してあげることが重要です。

 

 

お茶は酸性を好みます

お茶の樹が好んでいる土の酸度ですが、実はお茶は酸性の土を好む植物です。

 

酸度としてpH4~pH5の範囲が適正だと言われています。

中性がpH7なので、少し酸性よりの数値となっていますね…。お茶の他にも、ブルーベリーなどは酸性の土を好むとされています。

 

 

お茶の樹が育ちやすい環境を整えるために

・土の酸度をpH4~pH5の範囲に調節すること

・微量要素を補給すること

この二点が重要になります。

 

 

お茶の樹が育ちやすい環境を整えることは、品質の良い健康的なお茶が収穫できることに直に影響します。

そのため、土の状態やお茶の樹の状態をよく観察し、適切な量の「苦土石灰」をまくことが重要となるのです。

 

そこで今回は、土の状態を確認するために、土の酸度を計ってみました。

 

 

酸度計を使用して…

土の酸度(pH)を計るためには道具を使用します。

 

きちんとした数値を調べるためには、時間も必要ですし、専用の高価な機械も必要となります。

しっかり調べたいところですが、コスト的に簡単に手を出すのは難しい…(-_-;)

 

そこで、ホームセンターなどで販売されている酸度計を使用しています。

メモリの付いた部分と、長さ15㎝ほどの棒で出来ている酸度計。

日本の土は酸性に傾いていますし、多くの作物は酸性~中性を好むので、酸性の方がメモリが大きくなっています。

 

使用方法はとても簡単!

棒の部分を土に10㎝ほど突き刺すだけです。

 

使用前は針は中性を指している状態ですが、土に棒を指すとすぐに針が動き始めます。

約10分ほど待ち、針が射しているメモリを見ることで、土の酸度を知ることが出来るのです。

この畑の酸度は、pH4.5

適正範囲(pH4~pH5)のど真ん中です。

 

他にも何か所か計測しましたが、低くてもpH4.5、高くてもpH5.5だったので、良い状態で土が維持されていることが分かりました。

 

やはり数値として分かるととても安心します(^^♪

肥料の選び方やまき方、量などが土に悪影響を与えていなかった…

適正な酸度で土が作れていることが分かり嬉しいです。

 

今回計った数値をもとに、どの畑にどのくらいの量をまくのか…苦土石灰を使用するときの参考にしていきます。

 

 

苦土石灰をまいた後も…

家庭菜園でも重要な事ですが、土の酸度を計る場合は、苦土石灰をまく前とまいた後の2回計ることが大切です!

 

まく前は土の状態を知ることになりますし、まいた後は土がどのように変化したのかを知ることが出来ます。

苦土石灰がきちんと施されたのかを知るために、2回目の計測は忘れてはいけません!

 

 

pHを計るメリット

作物が健康的に育ち、品質の良い実りを授けてくれるためには、その作物が育ちやすい環境を整えることが大切です。

 

しかし、育ちやすい環境は作物毎に多少の違いがあるもの…。

特に土の酸度や好む肥料の成分などは重要になります。

 

しかし、土の酸度や肥料の成分は、数値として知ること・調べることが出来ます。

 

直感的なものではなく、数字としてデータとして表すことが出来るのが良いですね(^^♪

 

 

ホームセンターでは、1,000円ほどで酸度計が販売されているので、試しに購入してみるのも良いかもしれません。

私も、ホームセンターで購入した酸度計を使用しています。