暑い!
とにかく暑い8月1日となりました。
こんばんは!
今日は全国的に暑い気温となりましたが、静岡県も例外ではありません。
屋外で作業をしていると、すぐに汗が…。日中では家の中にいても汗が出てくるほどでした。
今のところですが、今年で一番の暑さではないかと思います(^^;)
少し前までは「日照不足」「気温が低い」と騒いでいましたが、今は「暑い」ことがお昼の情報番組で盛んに取り上げられていますね!
今年の梅雨は日照不足の梅雨でしたが、今後は逆に雨が降らない…雨不足にならないと良いなと思います。
植物にとっても、人にとっても適度に雨は降って欲しいものです。
中切り園の生長状況
一番茶の収穫後に、お茶の樹の枝を大胆にカットした畑…。
このように茶色い枝が見えるまでカットする作業のことを『中切り』と言い、中切りを行った畑のことを『中切り園』と呼びます!
梅雨時期は日照不足で、今年は害虫も多発してしてしまったことから、新しく伸びて来る芽の生長スピードはかなりゆっくりでした。
しかし、作業を行ってから時間が経過すれば、ある程度は生長するもの…。
肥料をあげたり、適度に害虫や病気から守るために農薬を散布したこともあり、これらの対策を行ってからはグングン生長しました。
茶色い枝が見えていただけの畑とは思えないほどに、新しい黄緑色の芽がたくさん伸びました。
しかし、このままの状態では、来年の春に収穫するお茶の量が減少してしまいます(>_<)
今の状態は、大きく伸びる芽がいくつか生長しているだけです。
これでは、枝の数が少なすぎます。
枝の数が少ないと、翌年の春に伸びる芽の数も減少してしまうのです。
また、茂った葉っぱにより少し風通しが悪い状態…。
雨が降り半日以上の時間が経っても、下の方の葉っぱには水滴が付いている時があります。
風通しが悪い状態は湿気が溜まりやすい、湿度が高い状態です
植物の病気のほとんどは、カビを原因としているので、湿度が高いと病気が発生しやすい、蔓延しやすい状況であると言えます。
そこで、
枝の数を増やすこと
病気になりにくくすること
この2つを目的として、伸びた芽を一旦カットする作業を行います。
伸びた芽をカット
伸びてきた芽は、大胆にばっさりとカット…。
茶色い太い枝がある部分すれすれの位置で、機械を使用して刈り落としていきます。
作業を行った後の畑がこちら↓
新しい芽が伸びてきた状態と比べると、お茶の樹の表面がキレイに均されていると思います。
風通しも良くなり、雨が降ったり朝露が降りても、すぐに乾くでしょう(^^♪
物理的な病気への対策としてはバッチリ!
あとは、残した葉っぱや枝、これから伸びて来る新しい芽が病気になったり、害虫の被害に遭わないようにきちんと管理するだけです。
位置を一定にして伸びた芽をカットすることで、お茶の樹の表面はキレイに整えられます。
新しく伸びる芽には、均等に養分が行き渡るので、そろって芽が伸び始めます。
9月中旬頃までは芽が伸びやすい環境(気温的に…)なので、そのころまでには枝の数も増加するでしょう。
このように、伸びた芽をカットすることで、新しい芽がいくつか伸びます。
伸びた芽は次第に茶色く硬くなり、枝へと変化していくため、枝の数が増加するのです。
もし、この作業を行わないと、枝の数はとても少ないまま冬を迎えてしまいます。
そのようなお茶の樹を近くで見ると、枝や葉っぱが少なくスカスカな状態…。
中切りを行った茶園では、一旦新しく伸びた芽をカットする方が良いのです(^^)/