日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

再び黄緑色の茶畑に… 8月上旬の生長状況

こんばんは!

今日は川根町上河内地区でも最高気温が36℃となり、今シーズン初めて猛暑日となりました。

 

しかし、湿度が少し低かったのか、それともいつも以上に風が吹いていたためか、36℃も気温があるようには感じませんでした。

 

もし湿度が高く、風も無いような1日だったら、かなりしんどかったと思います。

 

まだまだ暑さの終わりが見えず、さらに台風も接近中…。

体調や気温・天気にはお気を付けください!

 

 

1回目の農薬散布終了

8月上旬は三番茶芽の生長に合わせて、害虫や病気から芽を守るために農薬の散布を行いました。

 

現在伸び始めている三番茶芽をしっかりと守ることで、翌年の春にたっぷりと栄養が含まれた新芽が伸びます。品質の良い一番茶(新茶)を育てるためには、夏から秋にかけてのお茶の樹の手入れが非常に重要なのです!

 

ちなみに、お茶の栽培では三番茶芽が生長する時が、一番農薬の使用量が多いです。

 

少し不安に思う方もいるかもしれませんがご安心を…(^^)/

まず川根町上河内地区では、この三番茶芽を収穫してお茶を作ることはありません。秋になると農薬を散布した葉の大半を刈り落としてしまいます。

 

「刈り落とした葉っぱに農薬が付いているんじゃないの…?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その点もご安心ください!

 

三番茶芽を刈り落とすのは9月下旬頃…。そのため、農薬をかけてから刈り落とすまでの期間も長いです。

農薬は、お日さまの光や微生物の力により必ず分解されるように作られているため、8月・9月の間に分解されてしまいます。(残留性の高い農薬は使用していません)

 

使用している農薬も、有機栽培でも使用できる物(ボルドー剤など)や近年開発された特定の害虫にしか効果がなかったり、環境や人に対して安全性が高い物しか使用していません。さらに、浸透移行性のある農薬も一切使用していません。

 

このような安全性の高い農薬は少し値段が高いのですが、安全で高品質なお茶を作りお届けできるように、安全性の高い農薬しか選択しないようにしています。

 

 

黄緑色の茶畑へ…

二番茶の収穫後は「浅刈り」と言う作業を行います。これは、お茶の樹の表面部分にある細い枝を、葉っぱごと刈り落とす作業です。

 

細い枝を刈り落とすことで、1つ1つの芽に行く養分を多くし、充実した芽が伸びるようにしています。

 

この「浅刈り」という作業は大胆にお茶の葉っぱや枝をカットしてしまう作業…。

作業前は黄緑色だった畑が、作業後には濃い色をした茶畑になります。新芽は黄緑色ですが、時間の経過とともに濃い緑色になり、枝の下の方の葉っぱは濃い緑色をしているため、茶畑の色が変化するのです!

作業後は茶畑が濃い緑色になります。

二番茶の収穫後は、浅刈り作業を行う前の畑と作業後の畑が混在し、ツートンカラーの景色になるのも特徴です(^^♪

 

 

お茶の樹は、枝をカットする位置が低いほど、新しい芽が伸びて来るまでに時間がかかります。浅刈りであれば、3週間前後でしょうか…。

※産地や気温、天気の状況によって異なります。3週間は、あくまでも川根町上河内地区の場合です。

 

実際に芽がツクツクし始めたのは1週間ほど前…。

浅刈りを行ってから、3週間ほど経過した頃のことです。

 

 

三番茶芽は、芽の萌芽から葉っぱを開くまでの時間が短いです。

気温が高いほど、生長のスピードが速くなるので、夏の時期は芽が大きくなるのが早くなります!

※ただし、暑すぎると逆効果…。40℃を超えると生長は停滞、場合によっては芽が死んでしまう事もあります。

 

そして、萌芽からしばらく経過した、現在の畑の様子がこちら。

芽が大きくなり、再び一面黄緑色の畑になりました(^^)/

 

ただ、まだ芽は生長途中!

もう1~2週間ほど経過すると、さらに芽や一枚一枚の葉っぱが大きくなります。

 

三番茶芽は収穫をしないでしっかりと育てるため、新芽で溢れかえりそうな茶畑になっていきます。