日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

カヤの草刈りスタート

こんばんは。

今日の静岡県は、猛暑日となった地点がありました。県の西部では特に気温が上がったのか、2位の天竜から3位浜松、4位佐久間と連続でランクインしていました。

 

また、海沿いで涼しそうなイメージがある”清水”でも、34.5℃まで上がり全国12位の気温となったようです。

 

川根町でも猛暑日手前まで気温が上がった事でしょう…。

午後からは、今にも雨が降り出しそうな黒い雲が広がり、ムシムシとした夏の暑さに逆戻りしています(^^;)

 

最近は、日ごとの気温差が大きいため、体に堪えそうです。

 

このごろは、茶畑周辺の草刈りを行っているのですが、気温が高く直射日光も強いため、適度に休みながら行っています。

 

 

急な斜面にはあえて草を生やす

川根町など、山間部の茶畑では、急な斜面にもお茶の樹が植えられています。

 

急な斜面は、水はけがよく、寒暖差も大きくなりやすいため、品質の高いお茶を作ることが出来るのです。

 

川根町上河内地区の茶畑も、平坦な場所は全くと言っていいほどありません。

傾斜が緩い場所もありますが、山の斜面に造られた茶畑なので、傾斜は必ずあります。

中には、垂直に近い斜面もありますが、そのような場所にお茶を植え、作業を行うことはまず困難…。

傾斜がきつい場所や、作業を行いにくい場所には、お茶の樹を植えることはありません。

 

ただし、何も生えていない土は、雨が降ると崩れたり流れてしまいます(>_<)

そのため、『カヤ』など(ススキなどのイネ科の植物の総称)の草をあえて植え、土が崩れてしまうのを防いだり、茶畑に敷く草として利用したりしているのです。

 

また結果的には、昆虫などの住処になったり、様々な草花も見ることが出来ます。

斜面にカヤを植えることで農地を守るだけでなく、昆虫や植物・土壌など様々なものを守ることが出来るためメリットは大きいです。

 

 

年に最低一回の作業

斜面を守るために、あえて『カヤ』(ススキなど)を植えると言いましたが、植えっぱなしにすることはできません…。

 

少なくとも1年間に1回は草刈りを行うなどして、しっかりと管理していく必要があるのです。

 

もし手を入れないと、木が生え始め森に逆戻りしてしまったり、藪のようになってしまいます。これでは、日陰が多くなったり、お茶の樹に枝葉が覆いかぶさり、お茶の樹の生長に影響を及ぼすことも…。

 

また、背の高い植物や強い植物ばかりが元気に育つことができ、背丈の低い植物が淘汰されてしまう事もあるため、植物の多様性も維持出来ません!

イノシシなどの野生動物の住処になることもあり、次第に土地が荒れて行ってしまいます。

 

 

そのため、1年間に最低1回…。ススキの穂が出る9月中旬頃に草刈りを行うのです。

※地域によって、農家によって草刈りを行う時期は違いますが、最低1回は草刈りを行います。

 

ちなみに、ススキは刈ることで、株が大きく・強くなる特徴があるため、草刈りは欠かせない作業です(^^♪

 

 

安全第一で…

草刈りを行う場所は、急な斜面…。

さらに、刈った草の上は滑りやすく、地面の状態も草に覆われているため、しっかりと足元を確認することが大切です!

 

滑ったり転びやすい場所で、刃が高速で回転する草刈り機を使用するため、作業は安全第一で…(^^)/

 

もちろん、どのような機械を使用する時も、どのような作業をする時も安全には気を付けなければいけませんが、草刈りの時は特に注意して行っています。

 

 

草刈りを行うと、茶畑の景色もガラッと変わります。

お茶の樹だけでなく、周辺の環境も冬を迎えるための準備を進めている9月中旬です!