9月もいよいよ下旬に突入。
1カ月ほど前は、記録的な暑さの日々が続いていましたが、最近はずいぶんと過ごしやすい陽気となりました。
あと1か月ほど時間が過ぎれば、暖房の準備を始めることになりそうです。
気温が下がり、本格的な秋に向かうにつれて、秋に種を蒔いたり苗を植える野菜の栽培もスタートします。
種を蒔いたり、苗を植える前には、苦土石灰や肥料を撒いて土を耕すなど土づくりを行う必要がありますね!
今回は、土づくりの時に欠かせない肥料の保管時の注意点について投稿したいと思います。
ビニール袋に入っている理由
販売されている肥料のほとんどは、ビニール製の袋に入れられています。
これには理由があり、重い肥料を入れておく資材には高い強度が求められているからです!
もし破れやすい袋であれば、運搬中に袋が咲けてしまったり、下ろしたり持ち上げたりする際に袋が破けてしまう可能性があるのでしょう。
これでは、肥料をムダにしてしまいますし、袋が破けてしまったら周囲に肥料が飛び散り大惨事となってしまいます。
そのため、ある程度の強度があり、引っ張られたり擦れたりするのにも強いビニール製の袋が使われているのです!
紙製の袋の場合
ホームセンターで販売されている肥料は、基本的にはビニール袋に入っています。
しかし、農家が使用する肥料の一部には、紙製の袋に入れられた物もあるのです。
ただし、紙製と言っても使用される紙はかなり頑丈な物…。さらに紙は二重に重ね、間にはビニールを挟んだ三層構造の袋になっています。
少し乱暴に運んだりしても、全く袋は破けませんし、間にビニールが挟まれていることで湿気にも強くなっています。
なるべく使い切るように
実は肥料は湿気や水気に弱いです。
まず、雨に当たらない場所で必ず保管する必要があります。
また、一度袋を開けたらなるべく早く使い切ることをおススメします!
適切に保管すればある程度の期間は大丈夫ですが、肥料が変質してしまう事は免れないため、一度に使い切れる量を購入するのが鉄則です。
たい肥などはたっぷり20L入りの物でも大丈夫ですが、肥料の場合は1~5㎏入りの物が使用しやすいですね(^^)/
また、チャック付きの物は保管しやすいため、そのような物を選択するのもおススメです。
化学肥料…。特に窒素肥料である尿素は40%が肥料成分となります。
※1㎏中400gが窒素成分になります。
このような肥料は少量で効果があります。そのため、化学肥料を購入する際は特に。使い切れる量、あるいはチャック付きの袋に入った物が良いですね!
保管する際は湿気に注意
肥料の保管中に湿気てしまうと、粒や粉状の肥料がお互いにくっついてしまったり、とろけた様な状態になる物もあります。
また、有機質肥料を中心に、湿度が高い環境下ではカビてしまう物も多いです。
そのため、余った肥料を保管する時は、袋の口をしっかりと縛りつつ中の空気を抜き、風通しがよく直射日光や雨が当たらない場所で保管する必要があります。
大きめのゴミ袋を使用して、口を縛った肥料袋をゴミ袋でさらに包むのも良いですね。
湿気防止にもなりますし、有機肥料などであれば匂いが広がるのも防止できます(^^♪
有機肥料はネズミなどにも注意
有機肥料の場合は、湿気だけでなくネズミなどにも注意する必要があります。
有機肥料は臭いが強い物が多いため、それを狙って動物がやって来る事も稀にあるのです。
私も、魚粕(魚のアラや骨を利用した肥料)を保管中、ネズミに袋を破かれてしまったことがあります。
魚の匂いがしたため、食べ物だと思ってやって来たのでしょう…。
袋を破かれてしまうと、当然肥料は湿気やすくなりますし、周囲に肥料が散乱し後片付けも面倒です(-_-;)
そのため、有機肥料を保管する際は、湿気だけでなくネズミなどの動物にも注意する必要があります。
まとめ
肥料は湿気や水気に弱いです。
扱いにくい状態に変化したり、成分が変質してしまう事もあります。場合によっては、カビが生えることもあるのです。
そのため、一度に使い切れる量かなるべく少量の物を購入するのがおススメです。
購入した肥料も余らせた肥料も、保管する時は湿気や水気に注意する必要があります。