日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

来年の新芽が充実する季節

今日も雲が主役の空模様…。午後からは雨も降りだしました。

 

しばらくの間、たっぷりとお日さまの日差しを浴びることが出来ないので、何となく気持ちも落ち込みがちです。

 

今日以降は天気が崩れる地域も多くなる予報ですね。

先日の台風19号で被害や影響を受けた地域でも雨になるという事なので、これ以上の被害が拡大しないことを祈るのみです(>_<)

 

 

梅雨時期の様な天気に…

季節の移り変わる時は、雨が降りやすいですが、ここまで曇りの日が続くのも少し珍しいですね…。

 

まるで、今年の梅雨の様な、日照不足の7月の天気と似ているように感じます。

天気予報を見ても、しばらくの間天気が悪いままなので、まるで梅雨時期に戻ったようです。

 

ただ、梅雨時期は気温がある程度高く過ごしやすかったですが、今回の悪天候は日に日に気温が下がり、寒さが厳しくなっています。

 

今日は最低気温が14℃まで下がり、日中の最高気温も19℃と今シーズン初めて20℃を下回りました。

 

 

平均気温が18℃以下になると

1日の平均気温が18℃を下回るようになると、お茶の樹は芽を伸ばすのを完全にストップさせます。

 

秋のナラシ以降、少し気温が高い日もあったため、ごく一部で新芽が伸びてきている枝もありましたが、ここまで気温が下がれば、完全に新芽を伸ばすのをストップさせるでしょう…。

 

ちなみに、秋のナラシの後に芽が伸びることを『再萌芽:さいほうが』と言います。

ほとんどの芽は、萌芽することなく冬の休眠へ入りますが、一部の芽が萌芽する現象です。

 

お茶を栽培し、秋の9月下旬から10月上旬にかけてナラシ作業を行えば、ほぼ必ず発生します!

 

ただし、発生すると言っても1%未満です(^^)/

もし多発してしまっても、1割程度であれば翌年の春の生長にも影響がないと言われています。

※2割、3割を超えてしまうと、翌年の春に伸びる芽が少なくなってしまったりするでしょう…。

 

 

11月までは芽が充実

気温が下がってきたため、お茶の樹はすでに新しく芽を伸ばすことはしていません。

 

ただし、芽が全く生長していない訳でもないのです(゚д゚)!

数ミリ程度の翌年の春に伸びる芽は、現在伸びた際に開く葉っぱなどが作られている最中!

 

この時期に、ジワジワと芽が生長し、春に芽を伸ばすための準備を整えているのです。

 

しっかりと準備を整えられた芽は、大きくふっくらとした見た目に変化します。

春に萌芽すると力強く伸びるだけでなく、芽も大きく葉っぱも多く開きます。さらに、栄養分もたっぷりと含まれているのです。

 

そしてもう1つ…。充実した芽ほど、冬の寒さに強くなるため、この時期のジワジワとした生長が新芽にとっては重要になるのです(^^♪

 

 

栄養分を活発に蓄えます

実は秋から冬にかけては、光合成が最も活発に行われる季節でもあります。

 

もちろん、春も夏も活発に光合成をしますが、夏は気温が高いためお茶の樹の呼吸のペースも早まります。

光合成で栄養分が作られますが、同時に消費される量も多いのです。

 

また、猛暑日を超えるような気温になったり、雨が少ないと光合成をする力が弱まってしまうことも…。

 

しかし、現在は気温が下がり、雨も適度に降る季節です。

昼の時間は短くなりつつありますが、呼吸のペースが落ち着くため、栄養分の消費も弱まります。

 

そのため、光合成により作られた栄養分が蓄えやすくなるのです(^^)/

 

葉っぱだけでなく、根っこも活発に活動している秋。

土の中の栄養分も吸収し、翌年の春に伸ばす芽を充実させているのです。

 

 

お日さまが恋しい

最近は、たっぷりと日差しを浴びることが出来ていません。

今年の日照不足になった長梅雨の頃のように、雲が主役の空模様が続いています…。

 

お茶の樹はもともと強すぎる日差しを嫌うため、日照不足の影響を受けることはほとんどありません。しかし、畑の中もジメジメとした状態になってしまうため、ある程度の日差しは欲しいものです(>_<)