日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

来年の肥料設計・農薬設計

最近の冷え込みにより、紅葉は着実に進んでいます。

週末になると紅葉の名所「寸又峡」へ向かう行楽客なのか、川根の奥へ奥へと向かう車の台数が増えています。

 

今年は気温の高い日が多かったため、紅葉は平年と比べて少し遅れ気味だと聞いています。

しかし、11月になってからは冷え込みが厳しくなっているため、今週末ぐらいからは見頃になっていくのでは…?と思っています。

 

 

肥料設計

昨夜は、上河内地区で使用する来年分の肥料の計画「肥料設計」を決める会合がありました。

 

農協の職員も交えての会合。

肥料の使用は、お茶の品質にも直結するため、非常に重要な判断となります。

 

会場は地区内の集会場…。

寒いのでストーブも稼働しての会合となりました(^^)/

肥料設計と言うのは、何種類もある肥料の中から「どの肥料」を「いつ」「どのくらい」使用するかを決めたものです。

 

この計画に基づいて、お茶の樹に肥料を施していきます。

 

良いお茶を作るためには”適切”に肥料を使用することが重要になります。

過剰に使用すると周囲への環境に悪影響を及ぼすことがありますし、逆に少ないとお茶の樹が疲弊してしまったり、元気に育つことが出来なくなってしまいます。

 

そのため、適切に使用することが何よりも重要になるのです。

 

上河内地区内では、品質の良いお茶を作るために、地域内では共通した肥料を使用しています。共通した肥料を使用することで、茶葉の品質がバラつくことを防ぎ、高い品質を目指すとともに品質を保つことも目指すのです。

 

そこで、1年に一度、使用する肥料の設計を決める会合を行います。

 

 

近年は有機質肥料が値上がり、さらに今年は10月に消費税も上がり、肥料の値段は軒並み値上がりました。

 

肥料の品質、そしてコスト面も考慮して、翌年の肥料は有機肥料と化学肥料を混ぜ合わせた配合肥料主体の設計に…(^^)/

化学肥料を主体にすれば、安くて少量で足りるためコストをかなり抑えることが出来ます。

しかし、それでは土が疲弊してしまうリスクが高まり、土づくりに悪影響が出る可能性があるのです。

 

良いお茶を作るためには、適切に肥料を使用することも重要ですが、同時に土づくりも重要となります。

そのため、来年も有機肥料もしっかりと用いて、肥料分の補給と土づくりを行っていきます(^^♪

 

ちなみにコスト的には10a(1000㎡)あたり6万円強となりました。

おかのや農園では、総額で100万円強の肥料を購入することになります。大金が動く決定となるため、しっかりと考えて決めることが大切です。

 

 

農薬設計

会合時には農薬の注文書も配られます。

農薬も肥料と同じく、”適切”に使用することが非常に重要です。

 

無農薬では、お茶の樹が元気に育てなかったり、あるいは育っても品質の良いお茶を作るのは難しいです。さらに安全性の確保が出来ません!

 

無農薬=安全、と感じる方も多いと思いますが、農薬を使用しないと害虫が混入してしまったり、病気・害虫のストレスで植物自身がアレルゲン物質を作るため、100%安全だとは断言できないのです(>_<)

 

もちろん、農薬の使用を間違えたり、過剰に使用してしまうのも、安全とは程遠い行為となります。

 

そのため、安全性が高かったり、環境や人に優しい農薬を必要最低限使用する”適切”な使用が何よりも重要となるのです!

 

農薬の選択で大切なのは「安全性」「効果」「コスト」など。

おかのや農園では「安全性」を最重要視し、農薬を決めています。

資料やパソコンで害虫や病気の特徴、農薬の特性などをしっかりと調べながら、案を作り練り直しの繰り返し作業…!

 

なかなか大変で時間もかかります(^^;)

しかし、農薬に関しては不安に感じる方も多いため、しっかりと調べ決めていくことが重要だと思っています。

 

使用する農家が農薬に関する勉強不足では、自信をもって安全だとは言えませんしね…。

 

 

安全性が高くて環境や人に優しい農薬は、総じて値段が高いです。

しかし、安全性を何よりも重要視するため、その点に関してはしっかりとコストをかけて、安全な農薬を選択するようにしています!