日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

けもの道とマダニの注意点

朝から激しい雨となった今日の天気。バケツをひっくり返したように降る時間帯もあり、川の水も増えました。

 

側溝などには、落ち葉が流れてきたことで詰まっている場所もあり、明日は側溝や道の掃除から1日をスタートさせることとなりそうです。

 

気温に関しては、意外と暖かいように感じました。

霜は11月の30日以降降りていません。少しずつ冬らしくなって欲しいものですが、もう少し秋の様な気温の日々が続きそうです。

 

 

国道級のけもの道

森や林の中に続く山道は、人が歩いたり管理しないとどんどん分かりにくくなります。

何となく道のようになっているような…そんな微かな道の名残を見つけながら、山の中を歩くのは迷いそうで怖いですね…。

 

そんな山道を歩いていると必ず見かけるのが「けもの道

動物が歩くことで出来た道になります。

 

荒々しいイメージがあるイノシシは、歩く時は意外と慎重…。ちょっとした段差や岩・枝を気にすることも多い動物です。また、日本シカやアナグマ、タヌキなどの動物も当てはまります。

ニホンカモシカは、足元の状態を気にしないとされています。

 

そのため、一度通った場所は同じ場所を通り、それが何度も繰り返されることで、まるで人の作った山道のようになるのです。

 

けもの道の写真、1枚目です。

どこが道になっているか分かるでしょうか…?

何となく、落ち葉や枝、植物などが無く、土がむき出しの部分が奥へ続いているのが分かると思います。

 

白くラインを入れると…

この白い線に挟まれた部分がけもの道となります。

 

続いて2枚目。

こちらは少し分かりにくいかもしれません。

少しスギの落ち葉や枝で道が隠れていますが、道になっている部分は少し段が付いています。

 

こちらも白いラインを入れます。

このラインに挟まれている部分がけもの道です。

 

実際の自然の中で見ると、よりハッキリと道のように見えます。ここまで、ハッキリと道に見えるのは、何度も野生動物がこの場所を歩いたからです。

 

日中にその姿を見ることは、ほとんどありません。

しかし、夜の間はこの道を動物が歩いているのでしょう…。

 

 

けもの道の注意点

けもの道の最大の注意点…それは、山道と間違えること!

けもの道を山道だと勘違いし、山の奥深くへ迷い込むこともあるようです。

 

また、子どもの目線だと、より道のように見えるため注意が必要となります。

山へ入る際は、もちろんけもの道に対して注意が必要です。

 

しかし、山間部であれば車道や川と交差するように、けもの道が作られていることも…。

 

お子さんと一緒に山へキャンプやバーベキュー、ハイキングなどなどで出掛ける際は、迷い込んだりしないように注意してください!

 

 

また、マダニなどの存在も怖いです(>_<)

日本紅斑熱などの菌を媒介している事もあるマダニ…。田舎や山間部の草むらではその姿を見かける事が多いです。

 

そして、イノシシなどの野生動物の体に絶対1匹、2匹はいるものです。野生動物の体を見ると、血を吸ってパンパンになったマダニがいるのをよく見ます。

 

そのためけもの道の周辺には、マダニのいる可能性も少し高くなっていると考えられます。

 

短パンなど肌の見える状態で入ることは、絶対にやめた方が良いでしょう!

 

マダニに噛まれたからと言って、必ず日本紅斑熱などの感染症になるわけではありません。病気を媒介しているのは、マダニの一部のみ。さらに、媒介していたとしても、必ず発病するわけでもありません。

 

ただ、噛まれた場合はその後の体調変化に気を付けた方が良いですね。

 

また、マダニに噛まれると、かなり腫れますし痛痒いような状態が長く続きます。

蚊やアブと違い、噛まれる際に痛みや痒みも感じないため、気付いた時には噛まれて数時間から1日、2日と経過している事もあり、非常に厄介です。

 

個人的に今までに5回ほど噛まれたことがありますが、本当に痒くて辛かったですね…。

 

山間部へお出かけになる際は、ご注意くださいm(_ _)m