タマネギの植え付けを行ってから1カ月半ほどの時間が経ちました。
苗は1本も枯れることなく育ってくれています。新しい小さな葉も伸びてきているため、しっかりと根付き、生長しているのでしょう!
冬の間のタマネギは、大きくは生長しません。
植え付け時からあまり大きさが変わらない事もありますが、春になり暖かくなるとグングン大きく育つので大丈夫です!
逆に冬の時点で大きく育て過ぎてしまうと『とう立ち』という蕾が付く現象が起きることがあります。
とう立ちすると、美味しいタマネギには育ってくれないのです。
そのため、冬越しさせる時はあまり大きくなり過ぎないようにするのがポイントです。
また大きくなり過ぎると、寒さに弱くなる可能性も高いため、注意が必要ですね。
葉先が枯れることも…
この時期のタマネギ栽培は、あまり手入れをする必要がないのですが、唯一注意するポイントがあります。
それは葉っぱの先端などが枯れることです!
新しい元気な葉っぱは、全体が緑色で上へ真っ直ぐ伸びています。
その一方で、葉っぱの先端が白や茶色っぽくなり枯れているものもあります。くたっとしていて、地面に付いている事、折れ曲がっていることもあります。
このような状態になることは、タマネギを栽培する際にはよくあることです!
原因として例えば、植え付け時のダメージであったり、水分不足や寒さ・霜の影響などが考えられます。
植え付けしてからしばらくの間は、根っこの量が少ないため、水分が足りなかったりすることがあるのです。また、秋から冬に季節が移り変わる時は、タマネギの体が完全に寒さに慣れていないため、ダメージを受けてしまうこともあります。
そのため、タマネギを栽培する時は、毎回葉っぱの先端が枯れるのを目にすることがあるのです!
黒くなったら注意
水分不足や霜・寒さの影響で、葉の先端が枯れた場合はあまり心配する必要はありません。
株全体に影響が及ぶことはほとんどないですし、周りの株に影響を及ぼすこともありません!
ただし、もし病気が原因だったとした場合は注意が必要です(>_<)
タマネギは育てやすい野菜ではありますが、病気が一度発生すると大変…。処置が遅れると枯れてしまいますし、周囲に病気が広まってしまう事も多いです。
また、土に病原菌が残ってしまうため、翌年以降の栽培にも影響が出ることがあります。
そのため、タマネギを栽培する時は、病気の発生にビクビクしています(^^;)
ただ、葉っぱの先端が枯れた症状だけでは、病気が原因なのか、自然由来の原因なのかは、ちょっと判断がしにくいですね…。
日々葉っぱをよく観察しておくこと、家庭菜園の本やインターネットなどで、病気になった時の症状を確認しておくことが重要です。
特に、枯れた葉っぱの部分に黒っぽいポツポツが出たりしていると、注意が必要です。
植物が感染する病気のほとんどは『カビ』が原因となっています。カビが繁殖すると、変色したり胞子が出来るため、変色は見分けるポイントになると思います。
もちろん、枯れてからカビが生えてきたことも考えられます。が、このような葉っぱが見られた場合は、農薬を散布するなどの対策を行った方が良いかもしれません!
枯れた葉っぱは取り除く
もし病気による枯れ込み、あるいは病気が疑われる場合は、農薬を散布する方が良いでしょう…。
様々な種類の農薬が販売されているため、園芸店で相談するのがおすすめです!
また病気だった場合も、そうでない自然由来の原因の場合も、枯れた部分は取り除くことが重要です。
病気だった場合は、その部分から他の葉っぱや株に広がることがあります。
それを取り除くため、新たな感染を防ぐことに繋がるのです!
専門的には『物理的防除法』なんて言ったりもします(^^)/
葉っぱの一部であれば、清潔なハサミでカットします。
全体がくたっとしている場合であれば、付け根付近からカットするのが良いと思います。
最後に
タマネギ栽培では、病気の進行を防ぐこと、感染を防ぐことが重要です。
昨年から今年にかけての栽培では、収穫を目前に控えた時期に長雨となりました。
そのため病気が発生…。
本来なら冬まで保存できるタマネギが腐ってしまい、ほとんど食べることが出来ませんでした。
タマネギの病気は、暖かくなる時期から発生が多くなりますが、冬の時点で僅かに発生している事もあります!
冬に感染した葉っぱがすでにあると、暖かくなった時に蔓延する可能性が高まるため、この時期でも注意が必要なのです。
今回の栽培では、しっかりと手入れを行い、無事に収穫したいと思います(^^)/