日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

最も深い眠りに突入しているお茶の樹

こんばんは。

冬至を過ぎてから2週間が経過しようとしていますが、少しずつ日の入りの時間が伸びているように感じています。

 

ただ、寒さは厳しくなっていますし、日の出の時間はまだ遅い季節なので、あくまでも何となく感じる程度ですが…(^^;)

 

昼の時間が伸びてきたと明確に実感できるようになるのは、もう少し先の事になりそうですね。

 

 

寒さはこれからが本番に…

冬至の後にやってくる二十四節気は『小寒』と『大寒』です。

1年で一番寒さが厳しくなる頃…とされています。つまり、お日さまの動きのピークよりも寒さのピークは遅れてやって来るのです!

 

川根町上河内地区でも、元日以降ずっと霜が降りています。

また、霜柱も出来ていますし、小さな水たまりには氷も張っています。寒さ厳しいこの頃です。

 

水道の水もこの時期になると痛く感じるほどの冷たさになります。

朝の支度で顔を洗ったりすると、一気に目が覚めるため気持ちや体の切り替えには最適ですが…。

 

今月も暖冬傾向の予報となっていますが、時期的に言えば1年で一番寒くなります。

体調管理だけでなく、作物も寒さ対策が必須となる時期です!

 

 

お茶の樹は深い眠りに…

お茶の樹は冬になると休眠に入ります。

そしてその眠りが最も深くなるのは、『冬至』を過ぎた頃です。

 

お日さまの動きの変化を感じ取り、季節がどうなっているのか判断することが出来るのでしょう!

 

そのため、多少冬至の頃に気温が上がったとしても、昼の時間が短いので休眠から覚めることはあまり無いようです。もちろん、沖縄のような暖かさであれば話が変わりますが…。

 

適度な寒さがあり、昼の時間が短くなるとお茶の樹の眠りは自然と深まっていくようです。

そして、2月以降になると気温の変化を敏感にキャッチし、休眠から覚めるようになります(^^)/

冬至の頃に深い眠りにつくことで、その後は気温の変化により休眠から目覚めることになるのです。

 

現在のお茶の樹、そして茶畑は深い眠りについている状態…。

暖かい春を待ち、じっと冬が過ぎるのを待っている季節になるのです。

 

休眠があることのメリット

沖縄でも僅かにお茶の栽培が行われていますが、冬でも暖かいためお茶の樹がしっかりと休眠に入ることがないようです。

 

また、静岡県と鹿児島県を比べても、温暖な鹿児島県の方が休眠状態となっている時間は短くなります。休眠に入ったり、覚醒したりするには気温の影響を大きく受けます。暖かい地域の方が休眠に入る時期が遅く、覚醒する時期は早くなるのでしょう…。

 

そして、お茶の樹が休眠状態になるのにはメリットがあります!

 

1つは「春にそろって芽が伸びる」こと…。

気温が高くなることで休眠から覚めるため、止まっていた芽の生長が一斉に始まります。そのため、芽の大きさがバラバラにならず、品質が一定のお茶を作ることが出来るのです。

 

もう1つは「品質が良くなる」こと…。

お茶の樹は暖かい地域で栽培するほど収穫量が多くなる傾向があるようです。しかし、必ずしも品質も保てるわけではありません。

 

暖かい地域では収穫量が多くても、少し品質が落ちてしまう事があるようです。

 

そのため、冬の寒さやお茶の樹の休眠にも恩恵はあるのです!