1月は幼木園に日本シカが侵入し、枝が折られたりするなどの被害が少し発生しました。
お茶の樹が早く大きく充実した樹になるには、植え付けて数年間の生長がとても重要になるため、出来る限り守ってあげる必要があります。
そのため、柵などを設置して動物の侵入を防ぐことが出来ればよいのですが、電気柵を導入するとなるとお金がかかりすぎる…(>_<)
そんな時、以前見聞きした
『ピンク色のビニールテープ』で畑を囲うことで野生動物の侵入を防ぐことが出来る…
という事を思い出し、実際にピンク色のビニールテープを使用しシカよけの作成を行いました。
シカよけの作成をしてから約3週間が経過しましたが、今回はその結果や実際に作成して気が付いた注意点などについて投稿したいと思います。
効果のほどは…?
まずは単刀直入に効果があったのか…?
その結果は…
効果がありました!!
作成から3週間が経過しましたが、その間動物が侵入した形跡は見られなかったため、効果としては確かにあるように感じます。
ちなみに作成したから数日間は、囲いの外側にうろついたような足跡がありましたが、最近は近くまで来たと判断できる足跡も見られません。
なぜ野生動物が侵入しないのか…?
その理由はよく分かりませんが、少なくとも効果は得られるようです。
また100円程度の費用で効果のあるものが作れたので、コストパフォーマンス的にも非常に良い方法だと思います。
問題点
作りやすく材料費も安い!
そして効果もあるピンク色のビニール紐を使用しての動物除けの作成ですが、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。
実際に作成して気付いた最大の注意点は
「劣化が早い」
ことです。
冬なので強い風が吹くことが多く、ビニール紐は風の影響を受けて、バタバタと音を立てて動きます。
そのためか、作成から2週間も経過すると、ビニール紐が所々で裂け始めるようになりました。
作成直後
作成から2週間ほど経過
また3週間も経過するとより細かく避けてしまい、ボロボロの状態になってしまいます。
また色も少しずつ褪せて透明になっていきますね。
ビニールが切れてしまい作物に絡みついたり、土に混じったりしないように、ボロボロになった部分はすぐに取り除く必要があります!
その土地の環境にもよりますが、3週間から1か月ほどしたら、全ての紐を一旦回収し張り直すのもいいかもしれません(^^)/
ちなみに
「ビニールの薄い紐なので耐久性はそれほどないかな…」
と思っていたのですが、ここまで早く劣化してしまうとは思っていませんでした(-_-;)
そのためビニール紐で動物除けを作成した時は、こまめに見回りを行い紐が破れていないかチェックしたり修復する必要があると思います!
また強い風が吹くと支柱が倒れてしまう事も…。
風の強い地域では、支柱の間隔を狭くしたり、支柱を土深くまで挿す必要もありそうです。
まとめ
ピンク色のビニール紐で作成した動物除けは確かに効果があるようです。
必要な材料はとても安くすみますし、作成も簡単に行えます。そのため、電気柵の導入が難しい場合は良い方法だと思います。
ただし、ビニールなので思った以上に劣化が早く進みます。
破けたビニールを決して放置しないように、こまめに見回りを行いビニール紐の状態をチェックする必要はありそうです。
また、今回は作成から約3週間時点での結果となります。
野生動物がもしビニール紐に慣れてしまうと再び侵入する可能性も高まるため、長期間効果が続くかは分かりません。野生動物の種類や頭数によっても効果が変化する可能性もありますね!
しかし、非常に手軽にできる対策なので、これらのポイントを自覚したうえで行うには、良い方法だと思いました!