5月ももう間もなく終わろうとしています。
5月の上旬は新茶の収穫シーズン真っ只中でしたが、現在では二番茶芽の生育が始まりつつあります。
あと20日ほど経過すると二番茶の収穫が始まる頃となりますし、今月はお茶の樹の管理が盛りだくさんの1か月間でした!
代表的な作業『ナラシ』も無事に終了し、あとは防除作業を行いながら二番茶芽の生育をしっかり見守っていきたいと思います(^^♪
お茶の枝葉を刈り落とすと…
裾刈りはお茶の樹の裾部に伸びた枝葉を刈り落とし、畝間をしっかりと空け作業が行いやすくする作業。
ナラシは、一番茶収穫後に伸びた遅れ芽や葉を刈り取り、お茶の樹の表面を整える作業です。
刈り取る場所は違いますが、どちらの作業もお茶の樹の枝葉を刈り落とすという共通点がありますね!
刈り落とした枝葉は、お茶の樹と樹の間『うね間』に落としていきます。
この写真はナラシ終了直後の様子ですが、黄緑色の葉が刈り落とされているのが分かると思います!
刈り落とした枝葉はカラカラに乾燥し、その後は土の微生物たちにより分解され、土へと還っていきますね…。
柔らかくて良い葉なのですが、刈り落として土への有機物の補給としています。
そんな刈り落とした枝葉ですが、作業を行ってから半日ほど経過すると、とても甘い香りがしてきます(^^♪
お茶の葉の中で酸化酵素が働き成分が変化…。
紅茶やウーロン茶のような甘い香りがしてくるのです!
茶畑に行くとフワッと香ってくるため、かなり強い香りを発していると思います。
この葉を使用して紅茶などを作れば、かなり香りの良い物が作れそう…なのですが、なかなか出来ずじまいです(^^;)
お茶の樹の手入れに余裕が出来たら、今年も手作りの紅茶などを作っていきたいですね!
ちなみに、みる芽で作られた緑茶はうま味がしっかりとあり若々しい香りがする良いお茶となりますが、香りを楽しむ紅茶やウーロン茶を作る時は芽を充実させてから収穫した方が香りの良い物が作れるような気がします。
6月に入ると雨の日が多くなりそうな予報だったので、現在は病気の発生・蔓延を防止するための防除作業を行っています(^^)/
こちらの様子などは、また次回以降投稿していきたいと思います。