日曜日の夜の時点では、木曜日以降天気が崩れる予報となっていました。
梅雨入り前の貴重な晴れ間を利用しさらに防除適期でもあることから、昨日から病気と害虫対策として防除作業を始めました(^^)/
ただ、昨日のお昼頃に天気予報を見ると、水曜日には天気が崩れ始める予報に…。
もともと3日程度で行うつもりでいたのですが、雨が降ると作業が行えないため、何とか今日中に終わらせられるように作業を進めています!!
黄色の粘着トラップで害虫の発生を確認したところ、チャノミドリヒメヨコバイ(通称ウンカ)の発生が多く、さらにダラダラと発生が続いているように感じます。
ウンカはカメムシの仲間で、今年は暖冬の影響によりカメムシの発生が多い…という事から、ウンカも越冬する頭数が多かったのではないでしょうか…。
この虫が多発するとお茶の芽が元気に伸びなくなり、病気を引き起こすこともあります。
天敵になる虫も少なく、さらに天敵による防除効果も弱いため、人の手によってしっかりと防除することが重要になるのです。
詳しくは後日改めて投稿していきたいと思いますが、今回は…
ウンカなどの虫に効果がある『コルト顆粒水和剤』
お茶の葉を綴じ内部で葉を食べたりするイモムシ類に効果が高い『ディアナ』
病気の治療・予防として『オンリーワンフロアブル』を散布しています。
特に重要となるのがウンカなどに効果がある『コルト顆粒水和剤』と病気対策の『オンリーワンフロアブル』になります(^^)/
『ディアナ』は虫の発生に応じて使用するかどうかを判断するのですが、少しでも発生があると…お茶の芽を収穫する時にイモムシやイモムシが出した糞などが混入するリスクがあります。
これでは、品質の良いお茶は出来ませんし、安全性も保障できません。何よりも、そんなお茶は飲みたくありませんね!
『ディアナ』は非常に分解が早く安全性が高い農薬なので、農薬を使用することのリスクよりも使用しなかった方がリスクが大きいと判断し、今回散布することにしました。
もちろん他の農薬も分解されるのが早く、人に対しての安全性が高く環境への影響も弱いので、安心して使用できますね。
二番茶へ向けた特に重要なお茶の樹の手入れは、今回の防除作業が最後となります。
今回の防除は、お茶の品質や収穫量だけでなく、お茶の安全性にも影響するものとなるため、しっかりと行っていきます!