おはようございます。
今朝の川根町上河内地区も濃い霧が発生しています。
ここ2日ほどは夜の間に雨が降り朝には上がる…そんな天気が続いています。
湿度が高くなるため、より濃い霧が発生するのでしょう!
しかし、明日以降は天気が崩れやすくなる予報が続いています。
雨が降らない時間帯をしっかりと利用し、お茶づくりを進めて行く予定です!
肥料不足…?
先日土の状態をチェックするためにpHメーター・ECメーターを購入した…という記事を投稿しました。
(より良い土づくりのためにpHメーター・ECメーターを購入)
6月上旬頃から半月に1回の頻度で土を採取していたので以前の土と現在の土の状態を比較してみたところ、ECの値が0.10ms/cmを下回っていました…(>_<)
適正な値は1.00ms/cm以下とされていますが低ければよいわけでは無く、0.5ms/cmを下回ると肥料不足になっている可能性があるとされています。
ちなみに6月の上旬頃の土では0.50ms/cmを示していました。
完全な肥料不足ですね…。
そこで萌芽中に行う防除作業と一緒に葉面散布を行うことにしました(^^)/
葉面散布とは
葉面散布と言うのは、水で溶かした肥料を葉っぱに直接散布する事です。
植物は葉っぱからも肥料を吸収することができ、さらに肥料を土にまく方法よりも速やかに吸収されるメリットがあります。
また肥料を葉っぱに散布して吸収してもらう方法なので、雨で肥料が流されてしまう事もない効率のよい方法です!
天候不順であまり生育が良くなかったりする場合は、肥料を土にまく方法よりも葉面散布を行う方が良いとされていますね(^^♪
今までお茶の樹に対して肥料の葉面散布を行ったことはありませんでしたが、長雨により土の中の肥料分が減少…。
・今後の生育に影響が出る可能性があること
・日照不足などによる生育不良の回復
この2つを目的として、今回初めて葉面散布を行う事にしたのです。
1回目の防除作業
肥料の葉面散布と合わせて行うのが萌芽する芽の防除作業です!
新しく伸びる芽は病気に感染しやすく、ウンカなどの害虫の被害を受けると芽が伸びなくなってしまうため防除作業を行い病害虫から守ってあげます(^^)/
病気対策としては病原菌の侵入を防ぐ予防剤(保護剤)を使用するため、雨が多く降る前に散布する必要があります。
ただ、芽が萌芽していない畑ではあまり意味がありません!
今年は畑ごとに芽の生育に差があるため、ようやく芽が膨らみ始めた畑がある一方で萌芽し始めた畑もあります。
萌芽し始めた畑から芽の生育に合わせて、防除作業と葉面散布作業を進めていく事になります。
芽が伸び始めるタイミングで行う1回目の防除作業はとても重要!
このタイミングの防除を上手く出来ないと、その後病気になったり害虫の被害を受けやすくなってしまいます…。
必要最低限の農薬の使用にするためには適切な時期にしっかりと防除を行うことが大切なのです(^^♪
今回の防除が上手くいけば結果としてその後の農薬の使用を削減することが出来ますし、逆に病害虫を発生させてしまうと農薬の使用量も増えてしまいます。
今年は雨が降る天気予報が続いているため、最適なタイミングをつかむのが難しいです…。
しかし非常に重要な作業となるため
「作業をいつ行うのか…」
芽の状態を観ながら、天気予報をチェックしながらしっかりと判断をしていきたいと思います。