日照不足&低温で生育が悪い夏野菜たち…。
育てやすい夏野菜であるナスも今年に関してはまだ収穫を行えていません(>_<)
まず花があまり咲きません…。
そして咲いたとしても、実が出来なかったり途中で落ちてしまったり…。病気になってしまいダメになってしまう事もありました。
やはり日照不足の影響が大きいのではないかと思うこの頃です。
しかし、草丈は80㎝ほどまで生長しています!
梅雨明け以降、しっかりと生育できるように手入れを行っていくつもりです。
ナスの葉っぱが穴だらけに…
続く長雨でしばらく夏野菜の様子を観ることが出来ない期間がありました…。
天気が回復して久しぶりに様子を観ると、葉っぱが穴だらけになりボロボロの状態に…。
本来であれば紫がかった大きな葉が開いているはずなのですが、穴だらけでスカスカの状態になっていたのを見た時は、かなり衝撃を受けましたね。
早速葉の裏側などを見たところ、犯人を発見!
犯人は『ニジュウヤホシテントウ』
通称テントウムシダマシと言われる害虫でした。
ナナホシテントウムシと見た目がよく似ているので間違えやすいのですが、ニジュウヤホシテントウは作物の葉っぱなどを食べてしまう害虫です!
アブラムシを食べてくれるナナホシテントウムシやナミホシテントウとは対照的な存在になります。
彼らは成虫であっても幼虫であっても葉を食べてしまいます。
成虫は一般的なテントウムシと同じですが、幼虫はトゲが生えたような姿をしていますね…。
穴を開けたように葉を食べるため、葉に異常があった場合は葉裏などを確認してみると高確率で見かける事があります!
ちなみに手で取って駆除すると臭いので、手袋をした状態で割り箸を使用して植物から取り除き、ビニール袋の中に入れて潰すのが良いと思います。
卵の特徴
テントウムシダマシと言われる事もある『ニジュウヤホシテントウ』ですが、オオニジュウヤホシテントウという害虫もいます。
見た目的にはほとんど一緒ですが、オオニジュウヤホシテントウの方が僅かに大きいです。
また僅かに模様が鮮明な感じに見えますが、黒い斑点などは一緒に見えてしまいます。
そんなニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウですが、産み付けてある卵の状態は特徴がハッキリしていますね(^^;)
個人的には、卵の状態で種類を判断しています!
今回のナスの場合も、葉裏を確認したところ卵がありました。
黄色いラグビーボールのような形をした物が卵です。
ニジュウヤホシテントウは卵同士がくっ付いている特徴があります。
この写真の物は少し隙間もありますが、ある程度の塊になっていますね…。
対してオオニジュウヤホシテントウになると、卵1つ1つの間に隙間があります。
お互いにくっついていることは無いので、ニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウの判別は卵を見る方法が分かりやすいでしょう。
ナス科の野菜に…
実は今回のナスに寄生したニジュウヤホシテントウですが、数か月前はジャガイモにも寄生していました。
ナスとジャガイモは見た目が違いますし、収穫する部分も違います。
しかし、同じナス科の植物である…という共通点があるのです(^^)/
そのため、ジャガイモの栽培中に発生してしまうと、その後ナスにも寄生することがあるので注意が必要です。
さらにナスに発生・蔓延すると、今後行う秋ジャガの栽培でジャガイモに再び寄生する事もあるので注意が必要ですね…。
もちろん害虫をより付けないようにするために、適切な量の肥料を施し風通しを良くするなどの対策を行うのが、まず大切なポイントになります。
しかし、発生してしまった場合は速やかに取り除くのが重要ですね!
葉っぱは光合成を行い栄養分を作り出す重要な場所…。
しっかりと守っていく事が、良い野菜を育てることに繋がっていきます!