おはようございます!
昨日・一昨日は本当に久しぶりの雨となりました。
本音を言えばもっと降って欲しい所ではありますが、何とか最低限の雨が降ってくれたと思っています。
これでしばらくの間は水不足の心配をせずにすみそうです!
そして今回の雨により朝晩の気温が一段と下がるようになりました。
今朝は室内でも22℃まで気温が下がったのでずいぶん過ごしやすくなりましたね(^^;)
茶畑の上をたくさん飛んでいるミヤマアカネは徐々に赤くなり始め、コオロギなどの姿も目にするようになっていました。
秋の気配も少しずつ漂い始めているこの頃です。
5~8cmの葉の層を…
品質の良い一番茶(新茶)を収穫するためには現在生長している三番茶芽が非常に重要になります。
葉っぱは光合成を行い栄養分を作り出す重要な場所になりますし、同時に栄養分を蓄える場所でもあります(^^)/
充実した葉を育てることで、光合成をしっかりと行い栄養分を蓄えらえるようにすることでより良い芽が育つようになるのです。
そのため葉の量が少ないのは品質や収穫量を低下させる大きな原因になりますし、病害虫の被害や肥料不足にしてしまうのもNGとなります。
しかし、葉の量が多ければよいという訳でもありません!!
葉っぱは二酸化炭素と水・光により光合成を行いますが、同時に栄養分を使用して私たちと同じような呼吸もしています。
そのため葉の量が多すぎてしまうと、光合成などにより作り出す栄養分の量よりも消費する栄養分の方が大きくなってしまったりするのです。
また風通しが悪くなるので病気などが発生するリスクも少し高まるかもしれませんね。
葉っぱのある層のことを『葉層:ようそう』と言うのですが最低5㎝あればOK。6~8cm程度がベストとされていますね。
逆に10㎝を超えると厚すぎになってしまいます。
今年は順調に生育してくれているので、どの畑でも最低5㎝の壁は超えてくれそうです(^^♪
約1か月後には秋のナラシ作業を行い2021年の一番茶(新茶)が伸びる土台を完成させます!
それまで育っている芽や葉っぱをしっかりと守っていく事が重要になりますね。