9月下旬になると2021年へ向けたお茶づくりの集大成を迎えます。
7月末から生育してきた三番茶芽を刈り整えることで、来年の新芽が伸びる土台を完成させることになるのです。
現在行っている『裾刈り』作業はお茶の樹をキレイに刈り整える作業の第一段階と言えるでしょう。
伸びた枝葉で…
お茶の樹と樹の間を畝間と言うのですが、この部分を利用してお茶の樹の手入れをしていきます。
しかし、現在の畝間は伸びた枝葉で埋まっている状態です…。
場所によっては上から見ると地面が見えない状態にまで枝葉が伸びています。
このままの状態では今後行う『ナラシ』作業が上手く行えません。
また風通しが非常に悪いため、病気が発生しやすい環境となっています。
病気の発生源となるリスクもありますし、ハダニなどの害虫が生息しやすい場所だとも言われています。
そこで、畝間部分に伸びた枝葉をカットする『裾刈り』作業を行うことで、次に行うナラシ作業を行いやすくするのです。
また枝葉を刈り落とすため、結果として病害虫の防除にも繋がりますね(^^♪
台風も発生し今後は天気が崩れる日が多くなりそうな予報なので、雨が降らないうちに出来るだけ作業を進めて行きたいと思います!