日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

台風に備えて防除作業を実施

おはようございます。

昨日、台風14号が発生しその進路が非常に気になっています。

 

また明日から週末にかけて天気が崩れる予報になってしまいましたね…。

今日までの貴重な晴れ間をしっかりと活用していきたいと思います!

 

 

強い風と雨により…

お茶の樹を含めた植物が感染する病気のほとんどは『カビ』を原因としています。

カビを原因としているので、湿度と気温が高い梅雨時期から秋にかけてはどうしても病気が発生しやすくなってしまいますね…(-_-;)

 

梅雨の雨の降り方や台風の影響の有無により、病気の発生の傾向が変わることもあるほどなのです!

 

ただし、ほどんどが「カビ」由来という事は例外もあるということ…。

カビ由来の病気が大体7割ほどになると思いますが、残りの3割ほどは『ウイルス性』の病気と『細菌性』の病気になるのです。

 

お茶の樹の場合はほとんどが「カビ」由来となり、唯一の例外そして対策が必要な病気は『細菌性』の『赤焼病』と言う病気になります。

 

この『赤焼病』という病気は主に秋から冬、そして春先に発生する病気です。

新芽を伸ばすために欠かせない葉っぱを枯らしてしまう厄介な病気になります。また多発すると伸びるはずの新芽まで枯れて死んでしまうので、お茶の品質や収穫量にも与える影響が大きいです。

そしてカビ由来の病気が発生しにくい時期(気温が低く湿度も低めの時期)に発生するため、赤焼病対策はそれ専門で行う必要があるのも厄介なポイントとなるでしょう…。

 

赤焼病は強い風を伴った雨により感染が広まるとされています。

風により葉っぱに細かな傷が付き、雨粒を介して傷口から病原菌が侵入…。そして潜伏期間を経て発病するとされていますね。

 

秋から冬にかけては台風がやって来ることがあるので、どうしても感染しやすくなってしまいます。

また春先は風が強いため葉っぱに傷が付きやすくなり発病しやすくなるとされています。

 

秋と春であれば春の方が発生量が多いとされていますが、台風の影響によっては秋にも多発することがあるので注意が必要です。

 

また冬の寒さが厳しかったり、霜が霜が降りる頻度が高いとより発病しやすくなるともされていますね…。

 

台風の進路によっては影響が出る可能性もあるので今回は事前に防除を実施…。

対策を行う事にしました。

 

 

病原菌の侵入を防ぐ

今回は「コサイド3000」という銅剤を使用して防除を行います。

銅剤は病気を治す効果はありません。

あくまでも病原菌が葉っぱの中に侵入するのを防ぐ目的で使用する物になります。

 

銅剤は葉っぱの表面に付着し雨や露で濡れると銅イオンが溶け出します…。その銅イオンが侵入してくる病原菌を退治する効果があるのです。

 

ただし、病原菌が侵入するのを防ぐ効果に特化しているため、感染してしまってからでは効果がありません…。

雨の前など病気が感染しやすいような状況になる前に散布しておく必要がありますね(^^;)

 

台風の進路はまだはっきりしていませんが、雨は確実に降りそうな予報です。

また、もしもの事を考えて事前に銅剤を散布してみる事にしました。

 

ちなみに銅剤は有機農業でも使用できる資材になりますね…。