日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

お茶の花が咲く季節

今日も朝から冷たい雨が降り続いています。

部屋の温度計も19℃を示している状態で、そこそこ寒く感じますね(^^;)

 

冬の間は暖房の設定を18℃…。

部屋の温度は20℃程度となるようにしているのですが、今日の気温は真冬の室温並みに下がっていることになります。

 

台風が過ぎ去ったらこたつ布団の準備を本格的に始めようかな…と思っている所です。

 

 

お茶の花

9月頃から11月まではお茶の花が咲く季節になります。

何となく花火のように見えるのは私だけでしょうか…。

お茶の樹の花は、白い花びらと黄色の雄しべが特徴的になりますね!

 

 

お茶の樹は夏の間に肥料や水が不足したり、病害虫の被害を受けるとお茶の樹の生育が落ちてしまい花がたくさん咲くようになります。

そのため、なるべく花が咲かないように手入れを行って行く必要がありますね。

 

しかし、お茶の樹も生き物なので全く花が咲かなくなるわけではありません。

毎年9月から11月頃にかけて僅かながらにお茶の樹に花が咲くようになるのです。

 

僅かな花であれば問題はないのですが、お茶の樹が花で覆いつくされるほど咲いてしまうと深刻な影響が出てしまいます。

 

本来であれば葉を茂らせる芽として伸びるはずだった芽が花芽へと変化することで花が咲くようになるため、お茶の収穫量や品質を低下させることになってしまいますね…。

 

また枯れた花が病気を発生させることがあります。

スリップスなどの小さな害虫の住処となることもあるため、多少の花は問題ないですが多く咲くのはお茶の樹の生育に与える影響が大きくなってしまうのです。

 

品評会に出品する畑では花や蕾を全て摘み取ってしまう作業も行うようですね!

 

 

しかし、メリットもあります。

今年はアブラムシの発生が若干多いような感じもしますが、それに伴って「ヒラタアブ」という天敵もよく目にします。

 

ヒラタアブは幼虫の間にアブラムシを捕食して育つ虫です。

成虫はアブラムシが発生している場所のすぐ近くに卵を産み付けるような特徴がありますね!

 

そしてヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べて育ちますが、成虫は花の花粉を主なエサにしているとされています。

 

花の花粉がエサとなるため、畑の周りに花が咲いているとヒラタアブがやって来やすいともされていますね!

お茶の樹の花からもたっぷりと花粉を補給できるため、害虫の住処になってしまう一方で天敵を保護する存在にもなってくれるのです。