日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

お茶の花が咲く理由と開花シーズン終わりについて

おはようございます。

 

昨日は朝の冷え込みは厳しかったものの、日中はポカポカ陽気となりました!

最高気温は15℃ほどでしたが今まで寒かった分、暖かく感じたのかなと思います。

 

そして今朝は雲が空を覆っているため冷え込みも穏やかです。

どんより薄暗い空模様で何となく気持ちも沈み込んでしまいそうな感じですが、今日も頑張っていこうと思います(^^)/

 

 

お茶の花が咲く理由

秋から初冬にかけてはお茶の花が咲きます。

ちょうどサザンカの花が咲くのと同じようなタイミングですね。

 

お茶の木もサザンカツバキ科の植物になるため葉っぱや花の様子が似たような物になり、開花の時期も似て来るのです!

ただし、ツバキに関しては春先に花が咲くようになるため、この点はお茶の木などと大きく異なっていますね。

お茶の木には500円玉程度の花が咲きますね。

小さくて花びらは白く雄しべは黄色く、可愛らしい花が咲いてくれるのです!

 

ただ、お茶の木を栽培している場合はなるべく花が咲かないように手入れをするのが良いとされています!

 

これは、お茶の木に花が咲くのは木が弱っている証拠とされているからなのです。

花を咲かせるのは人を楽しませるためでは無くて、種を実らせて次の世代に命を繋げるためになります。

 

お茶の木が弱ると次の世代のために種をたくさん実らせる必要が出てくるため、花の数が多くなるのです。

 

具体的には

夏の高温

 

生育が盛んな時期の水不足

 

肥料や土の栄養分の不足

 

病気の発生

 

害虫による被害

これらの影響を受けると木が弱ってしまい、花がたくさん咲くようになりますね…。

 

その中で特に注意が必要なのは、水不足と肥料の不足!

7月から9月頃にかけて雨が少なく水不足になったり、肥料が不足すると芽が花芽に変化しやすくなる傾向があるのです。

 

今年の8月は記録的な高温と少雨になりました。

当時の芽の生育にはあまり影響は出ていなかったようですが、この頃になってチラホラと花が咲いているのを確認します。

 

咲いている花の数的には生育に影響が出るような量では無いのですが、平年よりも若干多いような印象を受けるため、夏の少雨の影響を受けてしまったのでしょう…(>_<)

 

またお茶の花は、本来であれば伸びて葉を茂らせる芽が花芽に変化することで咲くようになります。

お茶の花が咲くのは木が弱っている証拠であり、充実した芽の数が減少してしまう事にも繋がるのです。

 

 

ただし、お茶の木は植物なので全く花が咲かない訳ではありません!

どんなに丁寧に手入れをしていたとしても毎年花は咲きます。

 

問題なのは花の量であり、花が僅かな量であれば健全に育ってくれたサインに、たくさん咲くと木が弱っているサインとして認識しています。

 

ちなみに品評会に出品するお茶を作る茶畑では、花や花芽を摘み採る作業も行うようですね!

 

 

霜が降り始めると枯れてしまいます

翌年の春に新芽を伸ばす芽は気温の低下と共に寒さに強くなっていきます。

 

しかし、花や花芽は寒さには強くなりませんね。

 

寒さが厳しくなり、きつい霜が降りるようになると花や花芽は凍って枯れてしまうのです。

 

そのためお茶の花は晩秋から霜が降りる頃までが見頃となります(^^;)

 

今年は初霜が降りたのは昨年よりも早かったです。

気温の低下も早いのですが一面が白くなるような霜はまだ降りていないため、12月になっても花が見られますね…。

 

ただし今後はより寒くなっていくため、お茶の花が見られるのも終わりになりつつあるでしょう。